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レイ
コンビニでわざわざ プリントアウトした写真。
レイが急かすようにリビングへ走る
レイ
レイ
lrn
特にインテリアの小物とかもなく、 無造作に置かれている ゲームコントーラを退かす。
貸して、言わず 写真が手から奪われる。
レイ
棚にあった色の額縁に あの写真。
自分でも驚くほどの出来栄えだ。
レイ
そう、ソファーから その写真をまじまじと見ている。
静かな空気が流れる。
季節は目まぐるしい。
lrn
気紛れにつけたテレビから 「今夜から少し寒くなります」 なんて。
キャスターの声がする。
レイ
レイ
ソファーに腰掛けていたレイは 写真から目をそらし、 こちらを見る。
鞄にあるアレ。
今じゃない気がするが、 レイは一言も喋らずこちらを見ている。
lrn
黒い皮製で親指の付け根らへんに 微かに光る黄色の糸で 星の刺繍がしてある。
レイ
レイ
レイは不思議そうに受け取る。
lrn
黒色に夜空の星のように星が光る。
レイ
ぱぁっとレイが笑う。
なんだか気恥ずかしくなって 目をそらす。
レイ
けどソレは 俺にトラウマを植え付けただけだった。
ーーーーー
√深裏
√深裏
√深裏
√深裏