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4話-秘密の御参り-
藤の花と建物の素材がなかったから 想像力で見てね。
結弦
学校に行くなら
少し早い時間。
最近、僕は
お気に入りの場所を見つけた
結弦
おばあちゃん家の近くにある山
藤風山
ここにある
長い階段を登って
鳥居をくぐると
小さな建物のまわりに
綺麗な藤の花が咲いてる。
ここの花は、
いつ見ても枯れる気配がない。
結弦
最近見つけた
僕のお気に入りの場所
藤の花と木のいい匂いがする
ここにある小さな建物
それを僕は毎日綺麗にする
お供え物もしてあげる
建物の中に小さな狐さんがいるから
お揚げをお供えしてる
結弦
掃除をしてお供え物を置いたら
建物の前で手を合わせる
結弦
結弦
結弦
そんなお願いをする。
そしたら毎日
少しだけいい事がある。
結弦
僕が階段の方に体を向けた時
君はいい子だね。
そう聞こえた。
結弦
声の聞こえた方を見ると
大きな楠の上に誰かがいた。
結弦
その人が楠からおりる。
地面につく瞬間に
チリン、
と音がした
結弦
僕を、助けてくれた人……
結弦
顔を隠してて、角がはえてる
片方折れちゃってるけど、
た、…食べられちゃ…
結弦
結弦
結弦
結弦
身長の高いその人は
しゃがんで
僕に目線を合わせて話す
結弦
結弦
結弦
結弦
結弦
結弦
結弦
この人は、人じゃないのかもしれない。
でも、とってもいい人。
この日から、毎日出てきてくれる
動物さん達といっぱい遊んだりした
毎日、毎日行って、お話してる。