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作者
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潔
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潔
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潔
手をようやく離してくれ、鼻からすぅと空気が吸えるようになる。 わりと力の調整がなってなくてまだ摘まれているような感覚が残っているが気にしないようにする。 すみませんと謝るのもおかしい気がして思わず中学入ってたサッカー部のノリであざっすの更に縮小版を言ってしまったことも気にしない。 綺麗な女性を前にすると緊張してしまうのはきっと誰しもがそうで仕方のないことだろう。だから決して自分が童貞のせいではない、多分。 何を言われるのだろうと手を離すついでに立ち上がった女性を見上げて… 首が痛くなるくらい見上げて…
潔
身長2mはあるのではないかという巨躯。鼻を摘まれているときも女性にしては手が大きい気がしていたがそれも納得のサイズ感。 とはならない流石に… もしかして、女装男子というものではないか。 不躾ではあるが思わず全体像を観察する。上半身はガタイが完全に男性の逆三角形のそれ、且つもはや隠す気のない胸筋がある。そして下半身にはスカートを履き、その下にタイツを履いて誤魔化しているが隠しきれない大腿四頭筋があった。 長髪にしてもなお身体的な性別は一目で分かってしまうもので、これは女装で間違いないとおも、、
潔
サァ〜と血の気が引いていく。 いやそんなまさかと思うがまさか…と脳が推測を叩きつけてくる。 恐らく変声機か何かを使って声を変えていようが分かってしまった。 隠していないその体格と身長、それは遠目から1度生で見たことがあった。 観察眼とブルーロックに関する記憶力には自信があった潔は、あり得ない現実と叩きつけられた事実に益々混乱しながらも情報をまとめる。 長髪を取っ払うとどうなるだろうか。それは勿論、この人が女装した男性で元が短髪ならばその頭があらわになるだろう。そして、先程スマホにて目にした情報は…?ブルーロックスの女装… ここから導き出される答えは、
潔
???
顔が直視できない。 もうそれを見てしまった瞬間、自分が平静を保てる自信がない。どうしようと思ったところで鶴の一声が。
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作者
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