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SPを打ち倒してから、三日が経った

人々からは神様みたいに崇められたが、正直そんなのどうでもいいと感じてしまう

───どうして、どうしてと問いが何回も巡る

三人は、奇跡的に傷付いていなかったすまないスクールの…己が担任、通い続けていた3年B組に引き摺られるようにして入っていた

七つの机と、一つの教卓。

ただ大きく残っているのは……何かで大きく切り開かれた窓だった

____あの戦いは、たった一日の夜に起きた出来事だった、

はずなのに…

スカスカの教室の空気は重苦しくて、立っていられない

一人は、椅子の上でうずくまるようにして。

一人は、机に顔面を押し付けて、膝の上で拳を握って。

…そして一人は、教卓を爪を立てるように掴み、下を向いて。

──────泣いていた

抱え切れない程大きな「哀しみ」が

姿を見せるように……

なぁ、‪”‬SP‪”‬って生き物知ってる奴はいるか?

あまりにも唐突すぎる話だった

 

…どうしたんだ、いきなり……

 

SP……?SPなんて今まで聞いた事がないぞ?

 

俺もだぜ、そもそも生き物なのか?そいつ

 

生き物だろ弟、‪”‬____‪”‬が「生き物」ってんだしたよ

 

いや…名前からして生き物とは思えねぇんだって…

その青年は隣の青年に否定されたが、「SP」なんて英単語の略語しか聞いた事が無い

いきなり生き物と言われて、混乱するのも無理ないだろう

しゃがみ込む彼も言った

 

俺も初耳だ、そんなの聞いた事すらない

だろうな、俺だってほんの数日前に知ったばかりだし

すう、と前に立つ青年は息を吸った

そして、普段とは想像もつかない程真剣な声で喋り始める

……悪ふざけとかせずに聞いてくれ

これは…本気の話だから

四人は即座に静まり返った

…SPは「侵喰種」って言って、星を襲い、全ての生き物を殺した後…

星の「コア」って場所を破壊して…星を消滅させる生物なんだ

どこで、どんな風に生まれたか…

それは一切分かっていない、謎に包まれた生物

息を呑む音がした

気付けば全員の顔色が失われていた

───話を続ける、彼でさえも。

 

…その話をするという事は…奴、SPが

察するのが早すぎて困るぜ…まぁ、その通りなんだけどな

 

マジかよ…嘘って言ってくれよ、‪”‬____‪”‬……

…来ちまうんだよ、この星に…

ここに来る際のSPは、SPの部分一体、周りの肉体六体になっていると思う

どうやら…前に襲われた星の人々がそうしてくれたらしいぜ

……その星は、壊されちまったんだけどな

 

…聞く話によると、SPという生物は相当な実力を持っているのだろうな

‪”‬____‪”‬が唇を噛み締めながら言う

星を壊す、2度聞きしてしまいそうなパワーワードだ。

現実には決してなってほしくない、最低の結末。

そうなんだよな、‪”‬____‪”‬

だから…先に話しておこうと思ったんだ、ここに集めたんだ

俺を含め、『五人』を

 

……………なぁ‪”‬____‪”‬

ん?どうしたんだ‪”‬____‪”‬

‪”‬____‪”‬は‪”‬____‪”‬と目を合わせる

心の奥底を見るが如く、深く強く。

そのまま、ハキハキと綴る

 

何でそんな事を知ってるんだ?

 

SPなんて、クラスにいる天才でも知ってるのかあやふやだぞ?

 

それと…先生はともかく、何であの二人を…

 

でも、お前なら先生を呼んでもおかしくねぇか……

 

とにかく、何で俺達‪”‬五人‪”‬を集めた?

 

何で全員を呼ばなかったんだ?

………………。

もうその話題に入っちまうのか…

俺がもうちょっと隠すのが上手ければな……

彼はハァ、と肩を落とした

他人に対しての哀れみという感じではなく、自分に対してのため息、の様な

少し安心したような、そんな面持ちだった

‪…‪俺の本当の「目的」について話すぜ

引き続き……本気で聞いてくれ、頼むぜ

ゴクリ。僅かに喉が動き、唾を飲み込む音が聞こえる

その後、四人ははっきりと頷いた

まず、何で俺がSPっつう化け物を知ってるかは…

実は…先生の机に、SPについての資料が置いてあったんだ

…先生が調べてたっぽかったし、資料も隠されてた感じだったからな……

 

‪”‬____‪”‬、それが…どうやって次に繋がるんだ?

 

その情報を共有するなら、あの‪”二人‪”‬も呼ぶのが正解ではないか?

 

……そちらを選ばなかったという事は、何か裏がありそうだな

…‪”‬____‪”‬の言う通り、先生が俺達に教える前に情報を共有するんだったら…

先生を抜いて七人でよかったんだよな

でも…それを見て、思ったんだ

彼は声に恐怖を滲ませ、言った

多分、SPの強さは今まで倒して来たモンスターとは比べ物にならねぇと思う

さっきSPについては話したけど、想像してる何百倍も強いって予想した方が正しいと思うぜ

一瞬で辺りが真っ青になるのを感じた

的を当てられた、みたいな表情をしているけれど、口を押さえている

言葉が出ないのだろう、当たり前だ。

教師のように話す彼も、最初はそうだった

SPについて、数少ない情報を知っただけだった、それでも

自分の覚悟が甘い事を悟ったのだった。

…だから、こんな事を頼むのは最低だと思うし、

こんな事を聞き入れてくれるなんて微塵も思ってない

俺の事を幻滅してくれたって構わねぇ

とりあえず…………一度聞いてくれ

SPがいつ来て、戦いが始まるのはいつか…分からねぇ

でも、もし……SP戦が始まってしまった時には…

「死ぬ覚悟」をしてくれ

全員が、ポカンとなっていた

 

…死ぬ覚悟…?俺達に死ねって言うのか?

 

おい兄貴っ!!そんな言い方はないだろ!

 

最低なのか!?

 

落ち着け‪”‬____‪”‬!!‪”‬____‪”‬もその言い方はないだろう!?

 

もう少し言葉は選──

 

死んでまでSPを倒したいって言うのか?‪”‬____‪”‬

 

先生は…死ぬって事に賛成しない、だから…

 

……先に俺たちに話したって言うのか!?!?

……………。

 

あ、兄貴…もしかして‪”‬____‪”‬は…

 

……お前がそういう奴なのは…痛い程わかってる…

 

いざとなれば先生が命を顧みないのだって…昨日の事みたいに頭に浮かんで来るぜ

彼は拳を握る

もう…‪”‬彼‪”‬が何を言いたいのかは、何となくわかっているのだろう

彼だけではない、他の皆も…そうなのだろうか。

「失いたくない」 「失わせたくない」 想いは同じだ

彼はゆっくりと怒ったような表情を崩し、優しげな微笑みを浮かべる

見ていた子達も、次々と立ち、似たり寄ったりの笑いを浮かべながら、彼の近くにやって来た

その中の一人が、口を開く

 

…もう、話を聞く準備は出来てる

 

深くまで、な。

 

頼んだぞ、‪”‬ミスター銀さん‪”‬

‪”‬ミスター銀さん‪”‬は苦しげな表情を溶かし、口を開いてくれた彼に向けてにこりと笑む

…ありがとう、‪”‬ミスターバナナ‪”‬

‪”‬レッド‪”‬も…いや皆…すまねぇ、俺が急な事言い出したからで…

でも、聞いてくれるなんて…ありがとうな…

じゃあ、早速話して行くぜ、さっきの意味と、俺たち五人ってのは……

つまり……な………

運命【サダメ】の裏表

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コメント

2

ユーザー

え?待って!?どういう事!? あの5人が死んだのは偶然…って言ったら悪いけど偶然じゃなくて必然だったの!?しかも言う相手が銀さん…どう言うこと!?なんでブラック、すまない先生、赤ちゃん呼ばんかったの!?続き!楽しみすぎる!

ユーザー

え?どう言うこと?覚悟してたの?なぜ初期メンが残されたんだろう?

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