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次の日
ミキ
(どうしよう…全然寝れなかった…)
ミキ
(地獄の始まり…)
ミキ
(もう訳わかんない…)
みさき
ミキ
ミキ
あ、みさき
ミキ
おはよう
みさき
おはよう
みさき
ちゃんと学校来たんだね
ミキ
うん…
みさき
教室まで一緒に行こ？
ミキ
隣のクラスだけどね
みさき
ふふっw
ガチャ
靴箱を開けたそのとき
バラバラバラバラ
ミキ
きゃっ！
みさき
げっ
そこには大量の
画鋲が入っていた
ミキ
なんで私の靴箱に…
みさき
地獄の始まりってさ
みさき
こう言う事じゃない…？
ミキ
え、なんでその事…
みさき
心配だから見に行ってたの
ミキ
……
みさき
もしかして
みさき
イジメ…とか…？
ミキ
そ…そんな……
みさき
とりあえず、教室行ってみよう
ミキ
でも…
みさき
大丈夫
みさき
私がついてるから
ミキ
…
ミキ
うん
ガラッ
みさきが教室のドアを開けた
みさき
おはようみんな。
みさき
あと、失礼します
生徒1
おい…なに勝手に入って
ミキ
…！
みさき
あーあ
私の机には
大量の傷跡やラクガキがあった
みさき
「くず」「ゴミ」
みさき
「失恋ぐらいで休むな」
みさき
「陰キャ」「キモい」…
ミキ
……
みさき
これやったの…だれ？
生徒1
知るかよそんなの…！
生徒1
来たら、こんななってたんだよ…！
みさき
先生に言うよ？
みさき
正直に言って。
みさき
周りのあんたらも
みさき
なにか知ってるでしょ？
生徒2
知らないわよ…
教室が騒がしくなった
ミキ
みさき、いいよ…
ミキ
全部私が悪いんだし…
みさき
何言ってんの
みさき
悪いのはあんただけじゃないから
ミキ
みさき…
ゆき
み〜さ〜きぃ〜〜
みさき
…なに…？
ゆき
なにしてんの〜
ゆき
早く教室入りなよぉ〜
みさき
これやったの、ゆきでしょ？
ゆき
やってないってぇ〜！
ゆき
なんでみんな疑うの〜？
みさき
はぁ…
みさき
とりあえず、先生には伝えておくね
ミキ
ありがとう…
みさき
…
みさき
それじゃ
みさき
失礼しました
ミキ
……
放課後
あの後、特に何もなかった
みさきには感謝している
でも、一体なぜ？
なぜ助けてくれた？
ミキ
(恩返し…とは言ってたけど…)
ミキ
(なんで…？)
ミキ
(なんでこんな私を…？)
ミキ
………
ミキ
考えたくないや
次の日
ミキ
お、おはよう…！
ミキ
(このまま何も起こらないで…!)
ミキ
………え………？？
私の机の上は
昨日の何倍も傷ついていた
ミキ
(そう簡単に
ミキ
(終わる分けないか…)
この時私は、知らなかった
この時間で、この時間のおかげで
あんな事になるなんて
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