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Memorize of the Milky Way

Memorize of the Milky Way

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4

四話 林檎飴

♥

100

2023年07月07日

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h.

あーー

h.

暇……

ソファに寝転んで僕は言う

h. 母

やる事無いなら綾瀬神社の七夕祭りでも行って来たら~?

h.

あれ、今日七夕だっけ?

h. 母

そうだけど

h.

ちょっ、行って来る!!

h. 母

あぁ、行っちゃった…

h. 母

ふふっ

h. 母

…行ってらっしゃい

h.

はぁっ、はぁっ、

僕は神社裏のトンネルへと足を進める。

多くの人で賑わっている綾瀬神社。

人混みを搔き分け、やっとの思いでトンネルに入る。

h.

はッ、はッ、はッ、、

トンネルの中で息を整える。

今年こそ と思い乍らトンネルを抜ける。

ふと、

視界の隅に何かが映る。

h.

…なんだろ

僕はそれに近づく。

h.

h.

これ…

h.

初兎ちゃんが居る って

h.

期待していいのかなぁ…

星空を見つめて呟く。

短冊に書いた願い事、 今年こそ叶うかな…

なんて考え乍ら、僕は秘密基地へと向かった。

カサッ、

僕は秘密基地に足を踏み入れる。

ゆらり、と人影が揺れる

此方に傾けられた顔が、 月明かりに照らされて少し見える

h.

初兎、ちゃん…?

今にも溢れそうな涙を抑えて僕は言う。

S.

いむくん、?

懐かしい声音。

淡い紫色を纏う、ふんわりとした髪。

君だけが呼んでくれた呼び名。

h.

しょうちゃんっ!

S.

わっ、

僕は初兎ちゃんに抱き付き、 肩に頭をぐりぐりと押し付ける。

S.

っはは、いむくんや!

擽ったそうに笑う初兎ちゃん。

h.

よかった、

h.

よかった、また逢えてッ…

S.

僕も逢えてよかった!

h.

会いたかったよ~

S.

僕もっ、

少し震えている初兎ちゃんの声。

h.

…初兎ちゃん、泣いてるの?

S.

いむくんこそ

h.

あれ

僕は頬に触れる。

h.

っは、ほんとだ

S.

…ねぇいむくん

h.

ん?

S.

久し振り

少し首を傾け、微笑みを浮かべて初兎ちゃんは言う

h.

…ばか。

h.

もう会えないと思ったじゃん

S.

ごめん。

S.

それと、

S.

ありがとう。

h.

…当たり前じゃん。

h.

僕達、

h.

親友。でしょ!

胸が痛んだのは、きっと気のせい

一章完結

*⋆⁺⊹ 二章に続く ⊹⁺⋆*

Memorize of the Milky Way

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