月見 晴翔
黒井 千歳
黒井 千歳
そう言って黒井は淡々と話し出した。
黒井 千歳
黒井 千歳
月見 晴翔
黒井 千歳
黒井 千歳
出雲 治
黒井 千歳
黒井 千歳
黒井 千歳
月見 晴翔
黒井 千歳
黒井 千歳
月見 晴翔
黒井 千歳
黒井 千歳
黒井 千歳
黒井 千歳
黒井 千歳
黒井 千歳
出雲 治
黒井 千歳
黒井 千歳
月見 晴翔
月見 晴翔
朝霧 司
朝霧 司
月見 晴翔
全員が首を捻り、悩んでいる。
俺も考えるが、全くピンとこない。
ただ、ずっと引っかかっていることがある。
__何故、俺に似た特徴をあげるのか。
もちろん、俺にはそんな少女を誘拐しただなんて記憶は無い。
だのに、黒井はイメージ像が俺に似るように話した。
いや、実際に俺と似たような人の犯行、もしくは俺を貶めようとした犯行なのかもしれないが。
しかしやはり、あの時の店員は彼なのか。
確証などない、それでも。
色々考えることがありすぎて、考えがまとまらない。
しかし、自分が知っている情報は全て開示すべきだと口を開きかけた時、黒井は言った。
黒井 千歳
どくん、と心臓が跳ねた。
自分が犯人であるはずがない、と分かっているものの、犯人候補に挙げられるのは気分のいいものでは無い。
朝霧 司
出雲 治
月見 晴翔
出雲 治
"憶測"が必要だなんて、彼からそんな言葉が出てきたことに驚きを隠せない。
出雲 治
出雲 治
朝霧 司
朝霧 司
出雲 治
月見 晴翔
月見 晴翔
出雲 治
出雲 治
朝霧 司
出雲 治
月見 晴翔
__車?
おかしい。車ならドライブレコーダーやらなんやらで確認できる。
更に車庫だって監視カメラは付いているし、俺を裏付ける証拠はある。
流石に歩きや自転車では1時間半ではここまで来ることは出来ない。
何故。何故、晴翔さんがそのようなことですら見逃しているのか。
いや、これも全て彼の思惑の内かもしれない__そう思って、あえて何も言わなかった。
黒井 千歳
月見 晴翔
出雲 治
黒井 千歳
朝霧 司
朝霧 司
月見 晴翔
月見 晴翔
黒井 千歳
皆が進展しない話し合いに悩んでいると、不意に黒井が肩を跳ねさせた。
黒井 千歳
一瞬見えた焦りの表情。
先程からズボンの右ポケットを気にしている様子。
それは、晴翔さんも見逃していないはずだ。
だが、そこは敢えて何も言わない。
出雲 治
黒井 千歳
出雲 治
黒井 千歳
朝霧 司
朝霧 司
朝霧 司
朝霧 司
出雲 治
黒井 千歳
朝霧 司
月見 晴翔
月見 晴翔
黒井 千歳
月見 晴翔
黒井 千歳
黒井 千歳
黒井 千歳
黒井 千歳
月見 晴翔
出雲 治
黒井 千歳
出雲 治
出雲 治
黒井 千歳
月見 晴翔
月見 晴翔
黒井 千歳
朝霧 司
黒井 千歳
出雲 治
出雲 治
朝霧 司
黒井 千歳
黒井 千歳
黒井 千歳
出雲 治
月見 晴翔
暫しの沈黙があった後、晴翔さんがくすりと笑った。
その様子の意図は誰も読めず、困惑が広がる。
朝霧 司
月見 晴翔
朝霧 司
そう晴翔さんが言った後に駆け出した黒井をすかさず拘束する。
これはもう確定でいいのではないか、と内心思う。
月見 晴翔
黒井 千歳
朝霧 司
月見 晴翔
司刑事の命令と重ねて命令する晴翔さん。
どちらの命令を聞くかなどは、司刑事も黒井も、もうとっくに気付いている。
右ポケットという単語に酷く反応して、拘束を解こうと反抗する黒井を押さえつけながら、右ポケットに入っていたスマートフォンを取り出す。
出雲 治
出雲 治
朝霧 司
朝霧 司
月見 晴翔
月見 晴翔
もう一度言われたその言葉に、次はなんの躊躇いもなく行動を起こす。
器用に黒井が逃げないように、俺と拘束役を交代した。
出雲 治
月見 晴翔
にこにこと笑う晴翔さん。
先程の鋭い視線とはまた違った魅力がある。
朝霧 司
朝霧 司
騒ぎを聞き付けて離れた場所にいた警官たちもこちらへ駆け寄ってくる。
3人ほどの警官に取り押さえられている黒井は、悔しそうに顔を歪めている。
黒井 千歳
苦し紛れの時間稼ぎなのか、顔が引き攣っている。
そんな黒井に呆れを感じてか、ため息をつく朝霧司刑事。
朝霧 司
朝霧 司
頼むから、とそう付け足して、拘束役と一条家の主に話を聞きに行く。
もちろん俺も、晴翔さんも黒井も同行する。
玄関までの長い道程を、ほぼ無言で歩いた。
その間も、晴翔さんは何かをずっと考えているようで暗い表情をしていた。
__[解決編 ㊦]に続く
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