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もうこんなことはやめよう
そう君は言った
復讐なんてなんにもならない
ただ君が傷つくだけ
そう泣きながら言う君
僕は黙って見ていた
何度も何度も
僕の事を思って泣いてくれてたのに
そんな君を僕は
殺したんだ
僕には昔から
虐待をする親がいた
産んでも育てられないのに
ただの行為でできた
僕を産んで
ただの憂さ晴らしをする両親
ただそいつらが嫌いだった
でもそれも幼稚園までで
小学校からは虐めるヤツらが
心の底から嫌いだった
小学校にもなると親は
放っておいても大丈夫だと思い
家に帰らなくなった
たまに帰ってきては
幾らかを置いて出ていく
一応お腹は空かなかった
ただそれでも
栄養が取れなかったから
僕はガリガリだった
中学生になると
ただの空気になった
それでも気になるヤツは居て
みたいな会話があった
ホントの事だから
僕は何も言わなかった
そこに君が現れたんだ