主
主
主
attention 水くんがオークションにかけられます 白水です 地雷の方は控えてね!
主
バキッバンッ
水色の子
痛くて暗い
家主
家主
ボゴッ
水色の子
水色の子
僕にはただ震えながら謝ることしか出来なくて
だって、何も知らない
名前も、生まれも
家主に発していい言葉は「申し訳ありません」と「はい」だけ
水色の子
泣きながら地面に額を擦り付ける
家主
家主
執事
執事
執事
オークション会場って事にしてください
どこ、ここ…
執事
執事
執事さんは僕の頭に手を置いた
水色の子
何をされるのか分からず目を瞑る
水色の子
しばらくしても痛みは来ず、恐る恐る目を開ける
もう、執事さんはいなかった
水色の子
オークション主
オークション主
ニヤニヤしながら僕に鎖を付けていく男
あぁ、また売られたのか
別に初めてじゃない
何回も何回も売られた
その度に殴られた
今回もきっとそうだ
水色の子
誰にも見えない涙が落ちた
暇つぶしに来ただけだった
オークションなんて反吐が出る
オークション主
でも、一目惚れしたんだ
白髪の青年
オークション主
もぶ
モブ2
モブ3
オークション主
オークション主
オークション主
白髪の青年
会場がザワつく
白髪の青年
オークション主
オークション主
未だザワつく会場を背に、俺は水色の彼に会いに行った
水色の子
水色の子
今まで、色んな人がいた
召使いみたいに扱う人、ストレス発散の道具のように扱う人、
性奴隷として扱う人
どれもあまり変わらない
水色の子
コンコン
白髪の青年
綺麗な白髪の青年が入ってくる
オークション主と何やら交渉している
白髪の青年
少し訛りのある喋り方
白髪の青年
白髪の青年
僕は命令されないと何も出来ない
オークション主
オークション主が僕の首についている鎖を引く
水色の子
白髪の青年
青年からは想像できない低音
水色の子
水色の子
必死で地面に額を擦り付ける
ギュウ
水色の子
白髪の青年
白髪の青年
水色の子
初めて、人の温もりに触れた
白髪の青年
青年がオークション主の方を向く
オークション主
白髪の青年
白髪の青年
僕を守るように引き寄せる青年
白髪の青年
白髪の青年
水色の子
立とうとしても、数日間何も食べていない体はもう僕の言う事を聞かない
白髪の青年
水色の子
水色の子
ふわっ
僕が謝る前に青年が僕を抱き上げる
白髪の青年
水色の子
白髪の青年
謝っちゃダメ?
何を言えばいいの?
何も言えず、青年に身を任せた
連れてこられたのは、綺麗な大きい家
きっと、彼の家なのだろう
執事
白髪の青年
白髪の青年
執事
白髪の青年
何も分からないまま、話が進む
白髪の青年
ジャラジャラジャラガシャンッ
僕の鎖を外す青年
水色の子
水色の子
白髪の青年
鎖は…?
この人は、何がしたいの…?
コメント
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続き楽しみです
小説?作るの上手ですね!これからも応援してます!