テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
結翔の手が南海に伸びる。
結翔
南海
結翔は南海を抱きしめた。
結翔
南海
無言で見つめ合う二人は吸い寄せられるように唇を重ねた。
結翔の手が南海の服に入り南海の背中を結翔の手のひらが滑っていく。
南海
結翔
南海
南海も結翔の服に手を入れて中指で背骨のラインをなぞった。
結翔
ゆっくりとブラウスが脱がされて床に落ちる。
結翔
南海
結翔は忙しなくTシャツを脱ぐと南海を抱きしめた。
結翔
南海
結翔
南海
南海が頷くと結翔は南海を軽々と抱き上げてベッドまで運んだ。
結翔
南海
南海は覆い被さっている結翔の頬を安心させるように手のひらで包んで微笑んだ。
結翔
南海
南海と結翔の出会いはマッチングアプリだった。
南海
結翔
結翔
南海
南海はメニューに手を伸ばして結翔に言った。
南海
結翔
南海
結翔
南海
生と料理が運ばれてきて乾杯をした。
南海
結翔
乾杯してお酒が入ると会話が止まらなかった。ロックが好きというだけで話すのが止まらなかった。
結翔
南海
結翔
南海
結翔に会う前に南海も4人くらい会っていた。
結翔
南海
二人は居酒屋を出てそのまま夜の街を散歩した。どこへ行く当てがあるわけでもなかったがなんとなく帰ろうという雰囲気にはならなかった。お互いの手が触れて不意に南海の手が取られた。南海も握り返す。
南海
結翔
南海
結翔
南海
結翔
南海
理解に数秒かかった。南海は小声で囁くように言った。
南海
結翔
南海
結翔
南海
正直なところ南海は感動していた。南海の元彼は生理でも寝たがる男で、そのことによってしんどくなるのが南海だということを全く考えてくれなかった。 その点で、結翔は寝る寝ない以前に生理のしんどさに気を遣ってくれる。
南海
結翔
南海
そうこうしているうちに終電が終わった。
南海
結翔
外で時間をずっと潰せるわけではない。そして眠い。そうなってしまった二人は手軽なホテルに泊まることにした。
南海
結翔
南海
結翔
南海
南海が頷くと結翔は柔らかく南海を抱きしめて唇を重ねてきた。
南海
結翔
そのまま二人はベッドになだれ込んだ。南海は上のカットソーが脱がされて結翔がTシャツを脱ぐところを確認して結翔を抱きしめた。
南海
結翔
結翔の手がぎこちなく南海に触れた。
南海
結翔
南海
結翔が南海の隣に寝転び南海を真っ直ぐに見つめてくる。南海はそのまま視線に射すくめられて目が逸らせなくなった。
結翔
南海
南海の体の至る所に結翔の手が触れる。全身を撫で回され、南海の甘い声が漏れる。南海は結翔の指を絡ませて結翔は南海の頭を引き寄せて深いキスをした。長い長いキスが終わってお互いに見つめ合うと結翔が言った。
結翔
南海
結翔
南海
南海は思考をフル回転させた。その言葉に対するボキャブラリーを南海はそんなに持ち合わせていない。なんせ、ちゃんと告白してくれたのは23年生きてきて結翔で3人目だ。フル回転して出てきた言葉はその返答として相応しいとは言い難いかもしれない。
南海
結翔
南海
南海はぐるっと寝返りを打ち結翔に背を向けてからもう一度振り向いた。
南海
結翔
南海
一夜明けてホテルを出た二人は公園に来ていた。特に行く場所も決めていなかったけどなんとなくまだ帰れない気がした。
南海
心の中ではそう思いつつも、南海と結翔は二人分にしては余裕がある長椅子でピッタリと寄り添い1mmの隙間もなかった。端から見れば「朝っぱらから公園でいちゃついているカップル」だと思う。
南海
南海
南海
結翔
南海
結翔
かくしてふたりはお付き合いを始めることになった。
コメント
2件
最高でs((殴フォロー失礼します🙇