高順
失礼します
○○
おぉ〜高順
壬氏
どうした?
高順
ーーーーー
高順
(かくかくしかじか説明中)
高順
以上です
壬氏
なるほどね
壬氏
いつ聞いてもお前のもの言いはうまいな
高順
そうでしょうか
○○
うんうん
壬氏
どう考えても内部犯だよな
○○
そうだね
高順
状況からはそうなります
壬氏
ハァ...簡単に言ってくれる
壬氏
この騒ぎで昨日から寝る暇もない
壬氏
着替えもできてない
壬氏
思考を放棄したい
高順
素が出てきていますよ
壬氏
誰もいないからよくないか?
高順
私がいます
○○
妹もいるよ。妹も
壬氏
そこはおまけで
高順
ダメです
○○
ダメだよ
壬氏
何を言ってもダメか
高順
長いつきあいですので
壬氏
生まれた時から面倒を見られるのも厄介なものだな
壬氏
○○の面倒を見るのも
○○
仕方ないよ、
うまれた環境がこんなだもん
うまれた環境がこんなだもん
高順
壬氏様、かんざし挿したままですよ
壬氏
ああ...いけねえ、すっかり忘れてた
高順
髪に隠れていたので本当のご身分に気づく者はいないかと
壬氏
頼むわ、保管
高順
またそんな雑に扱って
高順
○○様のかんざしもこの間お部屋の床に落ちていました。
○○
ギクッ
高順
特別な方しか身につけられないものですから大切にしてください
壬氏
分かってるよ
○○
分かってる
高順
分かってません
○○
高順のいじわる〜
高順
ハァ...
高順
それでは失礼します
○○
はーい
壬氏
ハァ...
壬氏
やるか
○○
私ももう行くね
壬氏
嗚呼
○○
失礼します
玉葉妃
あら、○○
玉葉妃
そういえば、園遊会来なかったわね
○○
あぁ、ちょっと体調が良くなかったので欠席しました
○○
ごめんなさい
玉葉妃
そうだったの。それは残念ね
玉葉妃
それでご用は何かしら
○○
あの...
○○
ーーーーー。
玉葉妃
あ〜それね
玉葉妃
分かったわ
○○
ありがとうございます
○○
でh...
翡翠宮の侍女たち
おめでとう猫猫!
翡翠宮の侍女たち
まさか私たちより先に猫猫が
翡翠宮の侍女たち
本当によかった
翡翠宮の侍女たち
いい人に出会えたのね〜
猫猫
ん?ありがとうございます
翡翠宮の侍女たち
どうしてそんなに軽いの?
猫猫
大丈夫ですよ、お土産は買ってきます
翡翠宮の侍女たち
彼とはどういう経緯で?
猫猫
なりゆきで...
紅娘
あの様子じゃかんざしの意味絶対分かってませんよ
玉葉妃
そうね、絶対
○○
分かってないですね。あれは
玉葉妃
全く、可哀想なのはあの子だわ
○○
((多分兄さんのことだよな。それ
玉葉妃
本当に面白い
玉葉妃
ウフフッ
玉葉妃
あの子どんな顔するかしら
○○
ですね...笑
紅娘
これは...また一悶着ありそうですね
○○
では、これで失礼します
猫猫が里帰りへ行った翌日
玉葉妃
猫猫ならあるお方と
一緒に行ってしまったわ
一緒に行ってしまったわ
○○
私も止めたんですけどね
壬氏
あ...ああ...
玉葉妃
フッアハハハハッ
○○
アハハハッ
玉葉妃
3日間の里帰りへ^^
3日後
壬氏
む〜っ...
猫猫
何故だろう))
猫猫
やたらこっちを睨んでいる))
猫猫
早めに退散しよう))
猫猫
では着替えて参りますので
翡翠宮の侍女たち
後でいろいろ聞かせてね
壬氏
(猫猫の肩をつかむ)
壬氏
応接室で待っているぞ
(猫猫の耳元で)
(猫猫の耳元で)
猫猫
ううううっ...
○○
((あーあ、猫猫可哀想に
壬氏
フンッ
高順
フゥ...
○○
高順ごめんね。兄さんあんなんで(小声)
高順
貴方様も壬氏様と似たような
ものですよ(小声)
ものですよ(小声)
○○
そんなことないっ(小声)
高順
はぁ...
○○
もうごめんって(小声)
玉葉妃
フフッアハハハハハッ
○○
アハハハハッ
猫猫
ん?
紅娘
(猫猫を叩く)
猫猫
うぎっ
玉葉妃
アハハハハハハッ!
○○
ウハハハハハハッ!
玉葉妃
フフフフッフフッ...
○○
ウフフッフフフフフッ...
高順
いつまでいじけているのですか?
壬氏
いじけてない
○○
もういいでしょ?
誤解とけたんだし
誤解とけたんだし
高順
仕事中だということを忘れないでください
壬氏
分かっているよ
高順
ハァ...
高順
分かってない
高順
新しい仕事です
壬氏
うっ...
壬氏
んん...
高順
あの日、笑い転げる玉葉妃と○○から事の詳細を聞くのに苦労した))
下官
壬氏様!
高順
もう時間外だ後にしてくれないか
下官
いえ、仕事のことではなく...
下官
それが...
壬氏
ん?
下官
(かくかくしかじか説明中)
壬氏
浩然殿が?
高順
壬氏様
壬氏
行くぞ、○○はいくか?
○○
もちろん
玉葉妃
それは大変なことね
○○
((浩然殿、結局○んでしまった
壬氏
薬屋 本当に死因は酒だと思うか?
別室に移動
猫猫
酒好きの人間なら飲みすぎは毒であると分かっているはずです
猫猫
慢性的に飲み続ければ臓腑を病ませ、1度に大量摂取すれば○に至る場合もあります
壬氏
仲間内の宴席で大量の酒をあおったと聞いている
猫猫
それなら○にますね
壬氏
だが、浩然殿は酒に強い
壬氏
飲みすぎ○んだとは思えん
壬氏
高順
高順
はい
壬氏
宴席で飲まれていた酒の残りだ
猫猫
おおっ酒!
壬氏
浩然殿が飲んでいたものはかめがひっくり返って全部流れてしまった
猫猫
では、そのかめに毒が入っていたら分かりませんね
壬氏
その通りだ
○○
((しおらしい
猫猫
(猫猫がそのお酒をのむ)
壬氏
どうした?
猫猫
変わったお味ですね
壬氏
ああ、甘いだろう
壬氏
浩然殿の好みなんだ
壬氏
だいの甘党でいくら上等の燻製肉や岩塩を用意しても手をつけない人だった
猫猫
へえ…
壬氏
昔は辛い物好きだったが、ある日突然甘党になったと言っていた
壬氏
食事もほとんど甘味にするくらいに
猫猫
糖尿になりますね
壬氏
思い出話を現実に戻すな
壬氏
まだ飲むのか
猫猫
宴の肴に塩は出ましたか?
壬氏
ああ、岩塩と月餅と干し肉が出たそうだ
壬氏
同じものを用意するか?
猫猫
いえ、その前に飲み終わりますので
壬氏
いや、そういう意味じゃ…
猫猫
浩然様の飲んでいた
かめは手に入りますか?
かめは手に入りますか?
壬氏
割れて破片になっているが…
猫猫
構わないです
猫猫
(/◎\)ゴクゴクッ・・・
高順
あ…
○○
え…
壬氏
うわ…
猫猫
ぷはっ!
猫猫
それとひとつ調べてもらいたいことがあります。
高順
報告書です
猫猫
ありがとうございます
猫猫
(報告書を読む)
猫猫
やっぱり...
壬氏
酒瓶だ
猫猫
(酒瓶に着いているものをとり、それを舐める)
壬氏
な...舐めて平気なのか?
猫猫
これに毒はありません
壬氏
あ...
猫猫
(火の中に酒瓶に
ついていたものを入れる)
ついていたものを入れる)
壬氏
ハッ...塩か?
○○
塩?
猫猫
そうです
猫猫
壬氏様言いましたよね
猫猫
浩然様はある日突然甘党になり、以来甘味しか口にしなかったと
壬氏
ああ
猫猫
しかし酒瓶には乾いて粒が残るほどのたくさんの塩が含まれていた
猫猫
塩は人体に不可欠なものですが、取りすぎると毒になります
壬氏
つまり、死因は...
猫猫
飲んだ酒の量と溶け込んだ
塩の量を考えれば
塩の量を考えれば
猫猫
これが原因であっても
おかしくないでしょう
おかしくないでしょう
壬氏
いや だが...
壬氏
それだけ塩辛いものを
飲んだら普通は味で...
飲んだら普通は味で...
○○
気づかなかった(小声)
猫猫
気づかなかったんです
猫猫
これを見てください
猫猫
浩然様の生活習慣について書かれています
猫猫
それを読む限りおそらく浩然様は、塩味だけが分からなくなっていたかと
壬氏
まさか...
壬氏
では一体誰が酒瓶に塩を入れたのだ?
猫猫
それを調べるのは
私の仕事ではありません
私の仕事ではありません
猫猫
ただ、昨日いただいた酒にも塩は含まれていました
猫猫
甘口の酒が口に合わない人間が肴に出た塩を入れたか
猫猫
あるいは真面目な人間を毛嫌いする者は多いです。
猫猫
酒の席のちょっとした嫌がらせのつもりで気に入らない人間の酒瓶にいたずらを仕掛けたのかも
猫猫
なのに相手が平気な顔で飲み続けるので気づくまで加えてやろうと思うかもしれない
壬氏
高順
高順
はい(壬氏に耳を貸す)
高順
御意
高順
(出ていく)
壬氏
すまなかったな、助かった
猫猫
いえ
猫猫
そんなに立派な方だったのですか?
壬氏
ああ、小さい頃世話になった
猫猫
あ...
壬氏
そうだ
猫猫
え?
壬氏
礼だ
猫猫
ひょうたん?
壬氏
ああ、昨日のものとは違うが
猫猫
あっ酒!✨️
○○
フフッ嬉しそうね
壬氏
バレないように飲めよ
猫猫
はい!✨️
猫猫
ありがとうございます!(*ᵕ ᵕ)"
壬氏
(猫猫の顔を覗き込む)
猫猫
ひっ...
壬氏
フフッ
猫猫
うう...
壬氏
感謝している顔に見えないが
猫猫
そうでしょうか?
猫猫
それよりも真面目に
お仕事なさってください
お仕事なさってください
壬氏
なっ...
○○
プッ((痛いとこつかれてる
壬氏
○○、なぜ笑っている
猫猫
ため込まないうちに終わらせては?
壬氏
真面目に仕事はしている
○○
ンフフッ
壬氏
おいっまた笑ったな
猫猫
どのような?
壬氏
ああ、そういえばこんな法案があったな
壬氏
年若い者が酒に溺れるのを防ぐために年齢制限をつけるべきだと
猫猫
え?
○○
え?
この人も酒大好き↑
壬氏
フフッ
壬氏
酒は二十歳になるまで禁止せよと
猫猫
うえ〜!
○○
いやァ!
猫猫
あっ...
猫猫
(壬氏の袖を掴む)
○○
(壬氏の反対側の袖を掴む)
○○、猫猫
壬氏様
壬氏
ん?
○○、猫猫
それ絶対通さないでください
壬氏
フフッ
○○、猫猫
うううう...
壬氏
さあ?
壬氏
私の一存では何も出来ない
○○
何でですか!
猫猫
じ...壬氏様