テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

一覧ページ

壬氏の妹は天才少女

第7話 - 7

2024年02月25日

#薬屋のひとりごと

#夢小説

りうʕ•̫͡•ʔ

○○

兄さん！大変

壬氏

どうした？

○○

下女が○んだ。私が見た
ところ、おそらく溺○

壬氏

分かった。案内しろ

○○

うん

猫猫

○体には触るなと言われているので

壬氏

それは意外なことだな

やぶ医者

壬氏様！

猫猫

ごきげんよう壬氏様

壬氏

○体は見慣れているようだが？

猫猫

慣れた光景です

猫猫

花街は一歩裏に入れば
無法地帯ですから

壬氏

○体に触れられないのはなぜだ？

猫猫

薬の師匠に言われているからです

壬氏

忌を嫌うからか？

猫猫

いえ、人間も薬の材料になるからです

○○

そうだね...

壬氏

なるほど

高順

フゥ...

猫猫

失礼な反応だ))

壬氏

先生ちゃんと見て貰えないだろうか

やぶ医者

分かりました

○○

((水、ましてや冬の水はどれほど冷たかったのだろうか。

○○

((誰が一体何のためにこんな事を？

壬氏

娘は尚食の下女で昨日
まで普通に働いていた

壬氏

衛兵の見解では昨夜塀に
登り堀に身を投げた

壬氏

いわゆる投身自○だろうと

○○

((投身自○

猫猫

投身自○...

壬氏

どう思う？

猫猫

自○かどうかは分かりませんが

猫猫

少なくとも1人では無理だと思います

壬氏

どういうことだ？

猫猫

壁にはしごはなく、傍らに登るための道具もなかったからです

猫猫

後宮の城壁は私の
身長の4倍ほどあります

壬氏

道具がないと無理というわけか

猫猫

大抵の場合は

壬氏

ん？

猫猫

厳密に言うと、道具を使わずとも登ることはできます

猫猫

以前あった幽霊騒ぎは覚えていますか？

壬氏

芙蓉妃の件か？

猫猫

はい

猫猫

どうやって芙蓉妃が外壁に登ったのか疑問で、城壁を丹念に調べて回りました

猫猫

そこで職人が利用したと思われる突起を見つけたのです

猫猫

ですが、大抵の女性には難しいでしょう

猫猫

ましてや、あの下女のような纏足の者は

○○

((纏足とは、足が小さいほど美しいとされる風習

壬氏

自○でないなら...

壬氏

他○だというのか？

猫猫

それは分かりません

猫猫

ただ生きたまま堀の中に落ちたのは確かだと思います

猫猫

這い上がるために何度も堀をかいたのでしょう

猫猫

○体の指先が赤く血に染っていました

壬氏

うむ...

猫猫

自○か、他○か、

壬氏

何を考えている？

猫猫

○ぬならどんな毒にしようかと

○○

猫猫？

壬氏

なっ...○ぬ気か？

猫猫

めっそうもありません

猫猫

ですが人はいつ○ぬか分かりません

○○

ッ...

猫猫

たとえ望まなくとも

猫猫

他人の悪意が加わることで、不本意な○を遂げることがあります

猫猫

浩然様のように

壬氏

ん...

猫猫

壬氏様

壬氏

ん？何だ？

猫猫

もし私を処刑する場合、毒○にしていただけませんか？

壬氏

な…なんでそうなる

猫猫

もし私がなにか粗相をした場合、処分を下すのは壬氏様でしょうから

壬氏

…………

猫猫

すみません、調子に乗りました

猫猫

縛り首でも斬首でも文句は言いません

壬氏

いや、だからなんでそうなる

猫猫

私が平民だからです

猫猫

些細な失敗で簡単に吹き飛ぶ命です

壬氏

そんなことはしない

猫猫

する,しないではなく
できる,できないですから

壬氏

…………

猫猫

ご用が済んだのなら失礼します

○○

猫猫...

高順

先日の報告がようやく届きました

壬氏

腕に火傷を負った者を探せと言ってから

壬氏

ふた月も経っている

壬氏

時間のかけすぎだ

高順

申し訳ありません

壬氏

...で、一体誰だ？

高順

はい、意外と大物でした

高順

柘榴宮風明

○○

えっ...？

高順

淑妃阿多妃の侍女頭です

壬氏

そうか

○○

...........ｯ

壬氏

下がってよい

壬氏

阿多妃...

お茶会終わり直後

壬氏

玉葉妃と里樹妃の
茶会はどうだった？

○○

((このお茶会は兄さんの差し金だろ

猫猫

楽しく過ごされていましたよ

壬氏

（猫猫の方を掴む）

壬氏

話は終わってないんだが？✨️✨️

猫猫

離していただけませんか

猫猫

（壬氏の手を払う）

壬氏

園遊会の毒○騒ぎ

壬氏

犯人は自○した柘榴宮の下女だという話は知っているか？

猫猫

ウワサ程度には

○○

((自○した線で考えた方が考えやすい

○○

((だが...

壬氏

下女は本当に自○したと思うか？

猫猫

それを決めるのは私ではありません

壬氏

一介の下女が徳妃である里樹妃の皿の上に毒を盛る理由は？

猫猫

分かりません

壬氏

ふん...

壬氏

（自分の髪をはらう）

壬氏

では、明日から柘榴宮に手伝いに行ってもらえないか？✨️

猫猫

“もらえないか？”...と質問されたところで選択肢などないというのに))

猫猫

御意

猫猫

以上が柘榴宮での出来事です

壬氏

そうか、それで？

猫猫

それ以上でも以下でもありませんが

○○

((何を求めてんだ？

壬氏

では質問を変えよう

壬氏

もし特別な方法で外部と連絡を取れるとすれば誰だと思う？

猫猫

可能性があるとすれば侍女頭の風明様ではないかと

壬氏

根拠は？

猫猫

左の手首に包帯が巻かれていました

猫猫

あの色つきの木簡は袖口が焦げた女物の衣に包まれていたそうです

壬氏

まあ及第点だな

壬氏

（猫猫に近づく）

猫猫

ん？

壬氏

いい子にはご褒美をあげないとね✨️

猫猫

うよよよっ...

猫猫

遠慮します

壬氏

遠慮することはない✨️✨️

壬氏

（蜂蜜を指ですくう）

猫猫

うわあ〜

猫猫

結構です、他の方に差し上げてください

猫猫

ひっ...

猫猫

高順様！

高順

（違う方向を向いている）

猫猫

後で下剤盛ってやる))

猫猫

○○！

○○

ヒッ！

○○

ﾌﾙ((( ･᷄ὢ･᷅ ｏ≡ｏ･᷄ὢ･᷅ )))ﾌﾙ

壬氏

甘い物は嫌いなのか？

猫猫

辛い物好きなので

壬氏

だが食べられるんだろう？

猫猫

うっ...くっ...

猫猫

あ...

猫猫

蜂蜜...

壬氏

ん？

壬氏

薬屋？

玉葉妃

うちの侍女に何をしているの？

○○

玉葉様！

壬氏

うっ...玉葉妃これは...

玉葉妃

誰の許可を得てこんなことを？

壬氏

うっ...

壬氏

アハハッ...(走っていく)

○○

猫猫〜

○○

本当にごめん！

○○

猫猫庇ったら私も被害者なってたかな〜って思って、つい...ﾃﾍｯ

猫猫

はぁ...

○○

本っ当にごめん！

高順

小猫、ついいたずらが
過ぎただけなので

高順

壬氏様を許してくださいませんか

猫猫

では、次は高順様が
ねぶれば問題ないかと

○○

おぉっ確かに！

高順

ねっ...ねぶる...

高順

それはちょっと...
うっ...ｶﾀ:(ˊ◦ω◦ˋ):ｶﾀ

猫猫

フゥ...

猫猫

分かればいいです

猫猫

それでいくつか確かめたいことがあるのですが

里樹妃の部屋

猫猫

失礼いたします

○○

失礼します

里樹妃

いらっしゃいま...あら？

里樹妃

壬氏様はいないの？

○○

ごあいにく、壬氏様は別の
用事がありまして^^

里樹妃

あ...○○ちゃん、久しぶりね

○○

そうだね

○○

今日はこちらの方が貴方に用があるの

○○は妃たち皆と仲が良い。特に里樹妃とはとても仲良し。 ○○からしたら3つ下の妹のような存在

猫猫

突然申し訳ありません

里樹妃

翡翠宮の侍女がなんの用かしら

猫猫

お伺いしたいことがあります

猫猫

（口元を隠す）

里樹妃

あ...

里樹妃

あなた園遊会の...

里樹妃

聞きたいことって？

猫猫

蜂蜜はお嫌いですか？

里樹妃

えっ...なんで分かるの？

猫猫

顔に出ていますから

里樹妃

えっ...

猫猫

昔、蜂蜜でおなかを壊したことが？

猫猫

食中毒になって受け付けなくことは珍しくありません

里樹妃

それは違うわ

里樹妃

覚えていないの

里樹妃

赤子の頃のことだから

里樹妃

一時は命も危うかったと聞いたわ

里樹妃

以来乳母たちにも
食べるなと言われていて

里樹妃の侍女たち

あなた失礼じゃなくて？

里樹妃の侍女たち

里樹様にずけずけと

里樹妃の侍女たち

むっ...

里樹妃の侍女たち

何よ、その目

里樹妃の侍女たち

あんな侍女の話なんて
聞くことありません

里樹妃の侍女たち

ええ、徳妃である里樹妃に
対して無礼ですわ

里樹妃の侍女たち

早く追い返すべきです

○○

貴方たちこそ、里樹様にずけずけ言っているじゃない、里樹様の顔見てご覧なさい

○○

困った顔しているじゃないか、

里樹妃の侍女たち

……………

高順

はぁ…

○○

それと、この子は壬氏様に頼まれてここへ来ています。

○○

なにか言いたいことが
あれば当人に直接どうぞ

里樹妃の侍女たち

じ...壬氏様に？//

里樹妃の侍女たち

直接？///

里樹妃の侍女たち

（騒ぐ）

○○

大丈夫？

里樹妃

うん。ありがとう、○○ちゃん

○○

いいよ、このくらい

猫猫

それともうひとつだけ

猫猫

柘榴宮の侍女頭...

猫猫

風明様と面識はありますか？

里樹妃

（嫌なことを思い出したような表情）

壬氏の妹は天才少女

作品ページ

次の話を読む

この作品はいかがでしたか？

0件

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう！

りうʕ•̫͡•ʔ

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

壬氏の妹は天才少女

第7話 - 7

作者の他の作品すべて見る

#薬屋のひとりごとの新着小説
一覧

関連するタグ

壬氏の妹は天才少女

第7話 - 7

作者の他の作品すべて見る

#薬屋のひとりごとの新着小説一覧

関連するタグ

#薬屋のひとりごとの新着小説
一覧