裕介
夜に浮かんでいた
裕介
クラゲのような月が爆ぜた
裕介
バス停の背を除けば
裕介
あの夏の君が頭にいる
裕介
だけ
裕介
鳥居乾いた雲
裕介
夏の匂いが頬を撫でる
裕介
大人になるまで
裕介
ほら
裕介
背伸びしたままで
裕介
遊び疲れたら
裕介
バス停の裏で空でも見よ
裕介
じきに夏が暮れても
裕介
きっときっと覚えてるから
裕介
追いつけないまま大人になって
裕介
君のポケットによるが咲く
裕介
口に出せないなら僕は一人だ
裕介
それでいいからもう諦めてる
裕介
だけ
裕介
夏日乾いた雲
裕介
山桜桃梅
裕介
錆びた標識
裕介
記憶の中はいつも
裕介
夏の匂いがする
裕介
写真なんて紙きれだ
裕介
思い出なんてただのゴミだ
裕介
それが分からないから
裕介
口をつぶんだまま
裕介
絶えず君のいこふ
裕介
記憶に夏
裕介
野の石に一つ
裕介
俯いたまま大人になって
裕介
追いつけないただ君に晴れ
裕介
口に出せないまま坂を上った
裕介
僕らの影に夜が咲いてく
裕介
俯いたまま大人になった
裕介
君が思うまま手を叩け
裕介
陽の落ちる坂道を上って
裕介
僕らの影は
裕介
追いつけないまま大人になって
裕介
君のポケットに夜が咲く
裕介
口に出せなくても僕ら一つだ
裕介
それでいいだろ、もう
裕介
君の思い出を噛み締めてる
紗良
え、突然どうしたの?笑
裕介
たいせつなんだ
だれよりも
君のことが
にゅうがくの時から
晴れの日も雨の日も君と居たい
れいのない2人だけの物語を…
だれよりも
君のことが
にゅうがくの時から
晴れの日も雨の日も君と居たい
れいのない2人だけの物語を…
紗良
え?
紗良
何言ってるの?
紗良
論外
裕介
(あ、、、)
裕介
(諦めるしかないのか…)
紗良
そんなふざけた、ポエミーな告白誰も求めてないんだよ❗
裕介
‼️
裕介
そうだよな、俺らしくもない
裕介
…好きだ。
紗良
うう…
紗良
どれだけ待たせるのよ…😭
裕介
ありがとう
裕介
これからもよろしく
ただ君に晴れ、 聴いたことありますか?
ここまで読んでくれたあなたにも 晴れがありますように。