テラーノベル
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<23時>
大急ぎで屋根裏部屋に向かう。
きっと彼はもう来ているのだろう。
階段を駆け上がる。
だが、他人にはバレてはいけない。
なるべく足音を出さないようにしないと。
ガチャリ、と音がして扉が開く
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そう言って彼は俺の椅子を引く
こんなことしなくてもいいのに。
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そう言って彼は軽く笑った
そんな顔、見たのはいつぶりだろうか
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両手を合わせ、紅茶を口に運ぶ
何度でも言う。彼の紅茶は完璧だ。
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彼は不安そうに聞く。
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そう言うと彼は安心したかのような優しい顔になる
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それから、俺たちは話した
昔のこと、仕事のこと、兄弟のこと
仕事仲間のこと、行商人のこと
舞踏会のこと、 弟に読んであげたおとぎばなしのこと。
散々話して、とっくに夜中。
もうすぐ明るくなりそうだ。
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sv
ああ、始まった。彼の、人の目を気にする癖。
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そんなことで怖がる彼は、まるで騎士とは言えないような怯えようだ。
“可愛らしい”だなんて、頭のどこかで考えてしまう
...そんなことを言っている場合ではないけれど
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俯く彼。
俺は度々思ってしまう。
そんな、他人なんかよりも
俺のことを見てくれないか。
彼の目の前にいるはずなのに、 どこか遠い気がしてならない
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そう言って彼は下を向いた。
嫌だったのかと思い、もう一声かけてみる
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そう言っている間も、彼は俺と目を合わせようとしない
そんな細かなことに苛立った俺は、彼の顔に手をあて、首から自分の方を向かせる
彼は心底驚いたような顔をした。
でも、もっと驚いたのは俺の方だ。
何がって、彼の顔が真っ赤だったんだから
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彼は図星だというように、また顔を赤く染めた
なんだか愛らしい
小動物でも飼っているようだ
俺はふっと微笑んだあと、
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と言って彼の腕を引いた
彼は恥ずかしそうにしていたが、仕方ない
怖がるか、照れるかのどちらかなんて、彼も忙しいな
コメント
6件
何をしだすのかと思えば一緒に寝る...ねぇ はぁ、😮💨 お城の近くに墓作って欲しい です!
一緒に寝るの尊い……✨ 🐸さんも照れたり気が弱そうで、ifの世界線を見てる感じでとても好きです👍🏻︎💕
一緒に寝る……っ!? 🐸彡気弱そうで可愛い……しかも照れとかえぐぅっ、、 🎸彡勇気あるし、Sっぽいし、彼氏やn((((ん"んんお似合いだっ!(?) ((変わってないよ?)) 続き楽しみです!!