虹薔薇学園（にじさんじbl学パロ）

akn side

教室に入り、隣の席に居た

友人に声をかける。

目を擦りながら、眠そうな声を出す。

これはもしや…？

可愛い反応をしたものの

どうやら違うようだ。

直ぐに返事が返ってくる。

そして、何処か寂しそうな顔で

と、付け加えられた。

絶対、葛葉君とイブちゃんが

仲良くし過ぎたとかでは？

と、思ったが、

あえて何も言わないであげた。

キンコンカンコン

ガラガラガラ

ガタｯ ガタｯ

皆んな一斉に自席に戻る。

HRをして……

1時間目

学級委員の進行を聞きながら

隣に座っているイブちゃんに話しかける。

ちょっと間を空けて、答える。

2人以上の協力する種目は意外と多く

リレーや二人三脚、

騎馬戦など

借り物競走も出来るけど、

あんまり協力要素ないな〜

悩んでいると、イブちゃんに

結論を迫られる。

逆に質問してみると、

と曖昧な回答が返ってくる。

やったら、エクスに睨まれそう…

めっちゃ近距離だし。

触れない程度のリレーとかは…

と、丁度良いタイミングで

メンバーが決まってしまう。

残りは……

え、二人三脚しか残ってないじゃん！？

その後もメンバーが続々と決まり

時間通りに全ての競技のメンバーを

決めることができた。

帰り

これてぇてぇが期待できるのでは？

目が笑ってないよー！

怖すぎるｯ！

そう言って、静かに笑う。

そこにイブちゃんが質問すると

と明るい顔で答える

俺まじで嫌われてるじゃん

ふわっちが付け加えると

イブちゃんは顔を真っ赤にした。

ちょっと可愛い感じの声で

葛葉君がイブちゃんを弄る。

ポコｯ

エクスはリレーを選ばなかった事を

後悔する。

イチャイチャタイムがまた始まる。

俺もそのノリで

顔色ひとつ変えず、

さらっと嬉しいことを言ってくれる。

言い慣れてるな〜

してるもんって、可愛いｯ

自分で言ってちょっと照れてるし。

そうして男子高校生達は

茶番をしながら返ったのだった。