紗月母
紗月、今日の夜ご飯は何がいい?
紗月父
なんでもいいぞー?
紗月(幼少期)
ほんとに?
紗月母
うん、だって今日は”紗月の誕生日”でしょ?
紗月(幼少期)
うん!ありがとう!
紗月(幼少期)
じゃあ〜、ピザがいい!
紗月父
よぉし、分かった!
紗月父
じゃあドミノピザにするか!
紗月(幼少期)
やったぁ!
紗月母
あなた!!
紗月父
えっ、
紗月(幼少期)
きゃー!!!
大丈夫ですか!?
紗月(幼少期)
っ…
紗月父
さ、つき……
紗月母
ごめん……ね…
紗月(幼少期)
おかあさーーーーーん!!。゚(。>⌓<。)゚。
救急車を!!
紗月(幼少期)
おかあさん!!
かわいそう、”あの子だけ残されて”
そんな事から18年経った今
私は高校2年へと成長した
紗月
今日も学校かー、だるい
紗月
ま、行くしかないけど
紗月
おはよ〜
友
おはよっす!!
紗月
学校だるいわ〜
友
そりゃな
紗月
てか、今日井ノ上の授業あるじゃん……
友
え!?まじやん!
友
キモすぎて無理
紗月
分かる
そんな会話から私たちの1日は始まる。
そして、放課後
紗月
つっかれた〜
友
ね〜
紗月
部活頑張ってね!
友
ありがと
友
地区大会あるから猛練習だよw
紗月
ファイト〜!!
友
ふふっwありがと!
友
気をつけてね!
友
ばいばーい
紗月
うん!ありがと!!ばいばい
紗月
夜ご飯何にしよっかな〜
紗月
カレーでもいいけどー、
あの、すみません
紗月
はい…?
そう言って振り向く
これ、落ちましたよ?
と、学生証明書を渡してくれた
紗月
あ、すみません、ありがとうございます!
いえいえ!
その学校知ってます!
岬ヶ丘高校ですよね?
紗月
はい!
紗月
知ってるんですね
もちろんです!
その姉妹校に通ってるので!
紗月
姉妹校?
紗月
て事は
紗月
野崎ヶ丘高校?
うん!
ちなみに3年!!
紗月
あっ、先輩だ
何年?
紗月
2年です!
一個下か〜
たんとかわいがってやろうよ!w
紗月
なっ、何言ってるんですか!?(照)
うそうそw そんなんで照れるなんてかわいいね
紗月
やめてくださいよ…
紗月
ていうか、見ないでください…(照)
バカにしてるかのように満面の笑みでじっとこっちを見てくる。
あ、名前
紗月
塔城紗月(トウジョウ サツキ)です
俺は、紫風琉冬(シキブ リュウト)って言うの
紗月
すごい、王子s……
紗月
やめときます
なんでだよ!!w
紗月
まぁ、いろいろと、ね
紗月
じゃ、これで失礼します
紗月
拾ってくれてありがとうございました
紗月
もう家すぐそこなので
そうなんだ!俺あっち側だから、じゃ!
紗月
はい、ありがとうございました。おやすみなさい
ばいばーい!
紗月
フレンドリーな方で…(ボソッ
誰も想像してなかっただろう。 ここから始まる急展開を。