金宮亜由美
金宮亜由美は、古くなった倉庫を指差した。
柴井琴里
美原菜奈香
柴井琴里がいいかけたその時、知らない女子高生が話しかけてきた。
その後ろには、2人の女子がいる。
金宮亜由香
赤根果穂
1人の女子が、亜由美の名前を呼んで駆け寄ってくると、 もう1人の女子もついてくる。
金宮亜由美
金宮亜由香
どうやら、亜由美と話す人は、亜由美の姉のようだ。
金宮亜由香
金宮亜由美
亜由美は琴里をちらっと見ると、唇をなめた。
金宮亜由美
金宮亜由香
じゃあ、と、亜由美は倉庫に向かう。
亜由美の後に続きながら、 大黒陽子、雨内友香、町屋美樹、中野愛菜が、おしゃべりをしている。
大黒陽子
町屋美樹
中野愛菜
雨内友香
話す4人に、初原真理愛が、早く早くとせかした。
倉庫に入ると、カビ臭い匂いがした。 ところどころの壁が剥がれ、倉庫内が暗い。
金宮亜由美
大黒陽子
雨内友香
そう言うと、亜由美が、電気をつけた。
明るさは微妙だが、先程よりは明るくなった。
町屋美樹
初原真理愛
柴井琴里
それまで黙っていた琴里が、恐る恐る聞くと、 真理愛が、笑顔で答えた。
初原真理愛
そこで、亜由美が、ふちまで水が入ったバケツを持った。
初原真理愛
そう言った真理愛はそのバケツを琴里の頭からかぶせた。
柴井琴里
大黒陽子
琴里の髪や服から、水がしたたり落ちる。
雨内友香
金宮亜由美
友香は、まだ琴里で遊ぶつもりだ。
金宮亜由美
亜由美が、友香に縄跳びを渡す。
琴里は逃げようとするが、倉庫の扉が開かない。
きっと、亜由香達が面白がって、外から何かで押さえたのだろう。
雨内友香
友香がわざとらしく笑うと、縄跳びを琴里にぶつけた。
持ち手を片手でつかみ、思いきりなげつけた。
柴井琴里
初原真理愛
真理愛達がげらげら笑う。
琴里が苦しみ、それを見て、皆が面白がるということを 繰り返していた。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!