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コメント
1件
おお、第14話読んだよ!夜の通話、めっちゃ良かったわ…。ひかりがレイの言いかけに食いつく感じとか、レイが「今度な」ってあえて濁すところとか、二人の距離感がちょっとずつ変わってきてるのがすごく伝わってきた。最後の「今日、楽しかった」がまっすぐすぎて胸に刺さった…!次が気になるわ🔥
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ねこねこにゃんこ
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#〔インターネット少年/少女〕
狸野 ゆゆせ
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月城 レイ
通話がつながって、最初に口を開いたのは月城レイだった。 朝比奈ひかりは、ベッドの上で抱えていたクッションを少しだけ持ち上げる。
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
ひかりは、思わず小さく息を吐いた。 昨日のことは、まだ少しだけ引きずっている。 事務所の先輩に恋人の話をされて、ふたりとも妙に動揺してしまった。 あのときの空気は、たしかにおかしかった。
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
レイの声は、いつも通り軽い。 でも、どこか優しかった。 ひかりは、クッションに顔を埋めながらぼそっと言う。
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
レイが笑う。 それだけで、ひかりの肩から少し力が抜けた。 昨日のぎこちない空気は、まだ完全には消えていない。 でも、こうして話していると、少しずついつもの感じに戻っていく。
朝比奈 ひかり
ひかりが少しだけ声を落とす。
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
レイは、すぐには返さなかった。 ひかりは、スマートフォンの向こうで相手が少しだけ黙る気配を感じる。
朝比奈 ひかり
月城 レイ
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
ひかりは、思わず姿勢を正した。 今の間。 今の“別に”。 なにかある。 そう思った。
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
レイの声は、少しだけ笑っている。 けれど、その笑い方が、いつもよりほんの少しだけ固かった。 ひかりは、その違和感に気づいてしまう。
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
しばらく沈黙。 ひかりはクッションを抱きしめたまま、スマホの画面を見つめる。 レイは何も言わない。 でも、その沈黙は嫌じゃなかった。 むしろ、何かを待っているようで、少しだけ緊張する。 やがて、レイが小さく息を吐いた。
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
ひかりは言い返しながら、少しだけ言葉に詰まる。 なんで、だろう。 気になるから。 変だったから。 レイが何か言いかけた気がしたから。 でも、それだけではない気もする。 レイの声がいつもより少しだけやわらかいと、ひかりの胸の奥まで落ちてきてしまうのだ。
朝比奈 ひかり
ひかりは、少しだけ声を落とす。
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
ひかりは、言葉を切った。 分からない。 何を隠しているのか、までは分からない。 でも、言いかけた何かがある気がした。 それを確かめたくて、胸が少しだけざわついている。
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
ひかりは少し黙る。 どうして気になるのか。 うまく言えない。 ただ、レイの言いかけた言葉が、今も胸のどこかに引っかかっている。 たぶん、ただの同期に向ける言葉ではない気がしたから。
朝比奈 ひかり
やっと出た答えに、レイが少しだけ笑った。
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
そのやり取りだけで、少し空気がゆるむ。 ひかりは、クッションに顔を押し当てたまま、ぽつりと呟いた。
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
その一言で、通話が止まった。 ひかりは、しまったと思った。 勢いで言ってしまった。 しかも、今のはあまりにも真っすぐだった。
朝比奈 ひかり
慌てて言い直そうとしたけれど、うまく言葉が出てこない。
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
レイの声が、少しだけ低くなった。
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
ひかりは、そこで完全に動きを止めた。 違う。 ……いや、違わない。 気になる。 すごく気になる。 けれど、それを真正面から言われると、胸がぎゅっと締めつけられる。
朝比奈 ひかり
声が小さくなる。
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
不意打ちだった。 ひかりは、思わずスマホを持つ手に力を込める。
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
ひかりの頭の中に、昨日の沈黙がよぎる。 “ひかりは、俺にとって……” あの言葉の続き。 言いかけて止まった、本当は聞きたかった続き。
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
言えない。 本当は、少しだけ想像してしまった。 “ひかりは、俺にとって大事” “ひかりは、俺にとって特別” そんな言葉だったら、どうしようって。 考えてしまった自分が、少しだけ恥ずかしい。 レイは、ひかりが黙ったままなのを聞いて、ふっと息をついた。
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
小さく返すと、レイは少しだけ黙った。 そして、ほんの少しだけやわらかい声で言う。
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
レイは、そこで自分で言ってから、少しだけ間を置いた。
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
ひかりはスマホを見つめたまま、顔を少しだけ赤くする。 何が嬉しいのか、分からない。 分からないけれど、レイがそう言っただけで、胸の奥が少しだけあたたかくなってしまった。 ……この人は、本当にずるい。 ひかりが何か返そうとした、そのとき。
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
ひかりの心臓が、跳ねた。 今度こそ、今度こそ何かが来る。 そう思って、息を止める。 けれど、続く言葉は、そこで途切れた。
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
ひかりは、顔を真っ赤にして叫んだ。 今、確実に言いかけた。 “俺、ひかりのこと――” そこから先を、聞いてはいけないような気がして、怖くて、でも、どうしても聞きたかった。
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
レイが、ほんの少し笑う。 その笑いが、いつもよりずっと静かで、優しかった。 ひかりは、それ以上追及できなくなった。 だって、もし今ここで本当に続きが聞けたら。 きっと、自分の気持ちも、今までみたいにはいられなくなる。
朝比奈 ひかり
小さく呟くと、レイは少しだけ間を置いてから返した。
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
その一言で、ひかりは完全に言葉を失った。 見てる。 たしかに見てる。 レイのことを、すごく。 最近は、ちょっとした声の揺れまで気になる。 配信で誰かに笑っているところを見ると、少しだけ胸がざわつく。 気づけば、レイが何を考えているかばかり考えてしまう。 それはもう、ただの同期に向けるものじゃないのかもしれない。 でも、まだ認めたくない。
朝比奈 ひかり
やっと出た声は、それだけだった。
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
その一言に、ひかりは固まった。
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
レイは少しだけ黙ったあと、くすっと笑った。
月城 レイ
朝比奈 ひかり
ひかりは、もう何も言えなかった。 悔しい。 悔しいけど、少しだけ嬉しい。 こんなふうに言い合って、少しだけ本音が漏れて、また冗談で流す。 それなのに、胸の奥には何かが残ってしまう。 レイも、たぶん同じだ。 だからこそ、今の会話はいつも以上に危なかった。
月城 レイ
レイが、少しだけ声を落とす。
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
その言葉だけで、ひかりの呼吸が少しだけ乱れた。
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
また少し、沈黙。 でも、さっきよりは重くない。 むしろ、少しだけあたたかい沈黙だった。 レイは、ひかりが何も言わないのを確認すると、いつもの調子に戻すように軽く言った。
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
ひかりは少しだけむくれたけれど、その口元は自然と緩んでしまう。 いつものレイに戻った。 いや、戻ったというより、戻してくれたのかもしれない。 さっきの“言いかけた言葉”は、まだ心のどこかに残っている。 でも、それを無理に引きずることはできなかった。 むしろ、今はその余韻が少しだけ愛しい。
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
少し長めの沈黙。 ひかりは、思わず姿勢を正した。
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
レイは笑っていた。 ひかりも、いつの間にか笑っていた。 結局、最後はいつもの掛け合いに戻る。 でも、さっきまでとは少し違う。 “今度”という言葉が、静かに残った。 たったそれだけなのに、胸が妙に熱い。 レイは、もう一度少しだけ間を置いてから言った。
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
その言葉は、変に飾っていなくて、まっすぐだった。 ひかりは、少しだけ黙る。
朝比奈 ひかり
それから、やわらかく笑って答えた。
朝比奈 ひかり
月城 レイ
月城 レイ
朝比奈 ひかり
月城 レイ
通話が切れる。 部屋に静けさが戻ったあとも、ひかりはしばらくスマホを握ったまま動けなかった。 今の“今度な”。 あれは、何だったんだろう。 本当にただの先延ばしなのか。 それとも、言わなかった言葉が、ちゃんとあるということなのか。 ひかりは、スマホを胸元に抱きしめた。
朝比奈 ひかり
でも、少しだけ笑ってしまう。 言いかけた言葉。 途切れた本音。 そのまま飲み込まれた何か。 けれど、完全には消えなかった。 むしろ、前よりもはっきり残っている。 ひかりは、ベッドに横になりながら目を閉じた。
レイは、何を言いかけたのだろう。 そして、自分はそれを本当に聞きたかったのだろうか。 答えはまだ出ない。 でも、ひとつだけ分かる。 次にまた同じようなことがあったら、今度こそ―― きちんと聞いてしまいそうだということだけは。