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梵天のアジト
ソファに腰掛けた羅美は脚を組み、静かにスマホを眺めていた。
肩に流れる長い黒髪が、彼女の整った横顔をより際立たせている。
蘭
そう言ったのは灰谷蘭
蘭
羅美は視線もあげない
羅美
羅美
蘭がクスッと笑う
蘭
その時
後ろから声がする
春千夜
振り向くと 三途春千夜が立っていた
春千夜
羅美は立ち上がる
その瞬間
春千夜がボソッという
春千夜
羅美が一瞬止まる
羅美
春千夜が手を伸ばして髪を直す
春千夜
距離がかなり近い
蘭と竜胆がその様子を見ている
羅美は小さく息を吐く
羅美
春千夜がニヤッと笑う
春千夜
その一言
羅美
小さく笑い声が漏れる
蘭と竜胆が固まる
竜胆
蘭
羅美はすぐいつもの無表情に戻る
羅美
春千夜は肩をすくめる
春千夜
蘭がゆっくり言う
蘭
そしてニヤニヤしながら春千夜を見る
蘭
竜胆
蘭
一瞬静かになる
春千夜は舌打ちする
春千夜
蘭は楽しそうに笑った
蘭
春千夜は羅美の隣に立つ
そしてボソッと言う
春千夜
春千夜
春千夜
羅美は少しだけ目を細めた
羅美
でも
口元はほんの少しだけ
笑っていた