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午後9時

図書室

餘ツ

(今のところ異常なしっと……)

その日の夜、私は優雅さんの件もあり 図書館を見回っていた

餘ツ

(ここが優雅さんが倒れてたところだよね……)

餘ツ

…あれ?

餘ツ

血……?

歩奈

え?血があった?

餘ツ

…うん

餘ツ

優雅さんが倒れてたとこの本棚に少し血がついてたの

餘ツ

倒れた時に怪我したのかなって思ったけど……

餘ツ

夜が言うには出血はしてないらしいし……

歩奈

なるほど

餘ツ

血液関係の能力って柑夏ちゃんだよね?
もしかしたら……

歩奈

可能性はあるね……

餘ツ

よし

餘ツ

聞きに行こう!

歩奈

え?襲われたらどうすんの?!

餘ツ

大丈夫、死にはしない

歩奈

そうだけどさぁ……

柑夏の家

ピンポーン

柑夏

んん〜?
餘ツちゃんと歩奈ちゃんだねぇ〜
こんな時間にどうしたの〜?

餘ツ

優雅さんのことについて聞きたいことがあるの

柑夏

優雅くんねぇ
心配だね〜

餘ツ

優雅さんが倒れたとこに血がついてたの
だから、もしかしたら犯人は柑夏ちゃんじゃないかなって思って……

柑夏

ん〜…
とりあえず中に入ってねぇ〜

柑夏

そこ座っててね〜

柑夏

まず単刀直入に言うと
柑夏は犯人じゃないよ〜

歩奈

ほんとに……?
じゃあなんで血が……

柑夏

もしかしたら傷が開いちゃったのかもねぇ〜
嫌だねぇ〜

餘ツ

傷が開いた?

柑夏

あのねぇ〜
この間こんなことがあったんだよぉ〜

柑夏

珍しいねぇ
優雅くんが柑夏の家に来るなんてねぇ〜

優雅

あぁ、ちょっとな…

柑夏

…何かあった?

優雅

…嫌な予感がするんだ

柑夏

優雅

あぁ、なんか…近いうちに
自分が危険な目に合いそうだなって…

柑夏

なんでそんなこと思うの?

優雅

…勘だよ
でも、俺昔からこうゆう勘は当たりやすいから…

柑夏

それで、柑夏に何して欲しいの?

優雅

…俺の血を飲んでくれ

柑夏

……へ?

優雅

もし俺が居なくなっても
柑夏が俺の血を含んでれば
俺の能力を使えるだろ?

柑夏

そうだけどー…
ほんとにいいの?

柑夏

もしかしたら柑夏が優雅くんに危害を加える可能性があるんだよ?

優雅

いや、お前は変なやつだけど、なんやかんやで信頼してるから

柑夏

変なやつー…

優雅

柑夏は仲間意識が強いから
裏切ったりはないんだと思うんだ

柑夏

まぁ、そこまで言うならわかったよぉ

柑夏

柑夏も優雅くんのこと信頼してるからね〜

優雅

そりゃどーも…

柑夏

じゃあ、腕出してね〜

柑夏

痛いと思うけど
このナイフで腕斬って、血とるからね〜

優雅

どのくらい?

柑夏

ん〜……コップ1杯分くらいかなぁ

優雅

げっ…

柑夏

まぁまぁ、血をとったあとはちゃんと看病するよ〜

柑夏

じゃあ、切るね〜

優雅

ちょ、ちょっとまて
まだ心の準備g…

ザクッ

優雅

っ〜…!!!

柑夏

痛い〜?

優雅

大人になって…初めて痛みで……泣きそう…………

柑夏

結構深いからね〜

柑夏

うんうん、沢山血が出てるねぇ〜

柑夏

効率悪いしもう1箇所切るね〜

優雅

え、ちょ

柑夏

は〜い、泣かないでね〜

「うわぁぁぁぁぁ!!!!」

優雅

…←結局めっちゃ切られた

柑夏

お疲れ様だねぇ〜

柑夏

生きてる〜?
死んでたらごめんね〜

ごめんじゃ済まないよ

優雅

生きてる……

柑夏

よかっねぇ〜
体調とかは大丈夫〜?

優雅

…大丈夫なわけないだろ……

柑夏

血液不足だね〜

柑夏

しばらくは歩くのきついと思うから
そこのソファーで横になってていいよ〜

柑夏

というか横になれ

口調どうした

優雅

…おう

柑夏

切ったところは塞がるの時間かかりそうだね〜
塞がってもすぐ開いちゃうかもしれないから気をつけてね〜

優雅

わかった…

柑夏

てことがあったの〜

餘ツ

へぇ……

歩奈

怖……

歩奈

てか優雅さん病院に行くって考えに至らなかったのかな

餘ツ

あの人ちょっと抜けてる所あるから

歩奈

そっかぁ

餘ツ

それじゃあ私たちそろそろ帰るね
ごめんね時間取らせちゃって

柑夏

大丈夫だよぉ〜

目埜

優雅さんの情報
あんまり集まらないねー

目採

だな……

目埜

こんなに調べても何も分からないなんて
犯人は頭いいのかなー?

目採

どうだろう…
もしかしたら能力が強かったり…

目埜

その可能性もあるよねー

目採

お、もうこんな時間
俺看板とか片してくるね

目埜

いってらっしゃーい!

目採

(うー……さむ…
早く片して中戻ろ……)

そんなことを思いながら 俺は作業の手を進めた

その時…

「わぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

目採

目埜?!

中から目埜の叫び声が聞こえた

目採

目埜?!どうした?!

急いで中へと戻るとそこには……

目採

っ…

刺されて血を流して倒れている目埜の姿が

目採

目埜?!目埜!!!
何が……

目埜

う…目……採

目採

目埜!今助け呼ぶからな……!

目埜

うし……ろ…………

目採

え……?

ガンッ!

後ろを振り向こうとした時頭を何かで思いっきり殴られたような衝撃を覚えた

目採

うっ……

俺はその場で倒れた

床が真っ赤に染っていく 多分頭から血が出ているのだろう

目採

め…の……

目埜

目採……

その時、自分の目の前に誰かが現れた

目採

だ…れだ……?

顔は見えないが身長は高いということが分かる

そいつは目埜をひょいと抱き上げた

目採

……!
てめぇ……目埜に…何……を

そいつは俺の事を1度見てから 目埜を連れてどこかへ行ってしまった

目採

……!

目採

目埜……!め……の…!

「め…────」

奴らが帰ってきた

背の高いやつは誰かを抱えているようだ

そいつは俺の方に来ると抱いていた人物を俺の横に下ろした

「目埜……?!」

「ひとりじゃ心細いだろ? なーんて笑」

「っ……」

「ん…?優雅さん……?」

「目埜!無事か……?!」

「ここは……そうだ、目採!目採は?!」

「安心シテ 君のお兄さんはちゃんと生きてるヨ」

「入院はすると思うケド」

「それで、次はどうするんでしたっけ?」

「お前ほんと何も覚えてないな……」

【合作作品】ー能力者達の戯言ー【作者 : 餘ツ】

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コメント

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覚えてない奴のセリフでガチ笑ったwww←今悠斗 なるほどなるほど…これで柑夏さんが嘘をついていない限りは柑夏さんは白っと…←おい作者

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