花の咲く楽園で

周りには様々な種類の花があり

どれも見事に綺麗に咲き誇っている

周りには小鳥の鳴き声が

聞こえ、心を癒してくれる様だった

此処は唯一、一人で居れる

　気を抜ける所だ

　日頃の疲れを掻き消してくれた

辺りを眺め

　草むらに腰を掛けてリラックスしていた時だった

ﾀｯ ﾀｯ ﾀｯ

誰かが歩いて来ている音がした

何かと思い

振り向いてみると

橙色の髪の女性が

辺りを見渡しながらゆっくりと

歩いて来ていた

その姿はとても美しく

向日葵の様に誰もを惹きつける様な

姿だった

唖然と見惚れていると

向こうもこちらに気付いたようだ

驚いた様に目を見開き

呆然と立っていた

声を掛けてみると困惑した様に

声を乱していた

やっと落ち着いたと思うと

　今度は怯える目で俺を見つめていた

その目は何処か悲しそうだった

心配になり声を掛けてた

そう言い一歩進んで見ると

そう言い女性は下がっていく

全身が震えている

一刻も早く助けてあげたい

そう思った俺は理由を聞いた

そう言った途端更に顔を顰め

震えた声で言った

知ってるでしょう...!