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主
主
主
nmnm ご本人様とは一切関係ございません 先天的女体化🐤(⚀)💎(⚁) スクショ、パクリ、当作品以外の他SNSでの拡散を「固く」禁じます
主
主
主
女の子
Nai
Nai
女の子
女の子
涙を流さないように必死に涙袋を膨らませ、唇を震わす
女の子
女の子
目尻を赤く染めた可愛らしい女の子はその場から逃げるように走った。
カタンとドアが揺れる
Nai
Hoto
I
Hoto
Nai
Nai
Hoto
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Hoto
Nai
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Hoto
まろはノールックでいむのおでこにデコピンを打つ
Hoto
Hoto
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Hoto
Nai
Hoto
Nai
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Hoto
Nai
Hoto
Nai
俺はその時からいむの手の平に乗せられているのをまだ知らなかった。
Nai
Hoto
Hoto
Nai
Hoto
Nai
Nai
Hoto
Nai
Hoto
Hoto
Nai
Hoto
Nai
Hoto
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Nai
Hoto
Hoto
Nai
Nai
勝者いむ 俺(+まろ)はいむに押し負けた
Hoto
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Nai
Nai
Nai
Hoto
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Nai
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Hoto
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Hoto
Nai
Hoto
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Hoto
Nai
Hoto
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Nai
Hoto
Nai
Nai
Nai
Hoto
Hoto
Hoto
I
Hoto
バン!
机の叩く音が教室内に響く
Hoto
I
あ、まろか
まろは自分の腕に引っ付くいむをからかおうと、机を強く叩いたのだ
まろは笑いを堪える為に唇に力を集中させ、口角が震えている
Hoto
I
Hoto
Nai
Hoto
Nai
Nai
Hoto
I
誰にも手入れされずに放置された机や椅子は錆びて、木の部分は酷く傷んでいた
流石にここまで壊れかけているんだ、1つくらい落書きしたって誰も気にとめないだろう
俺はネームペンを手に取り、スマホで魔法陣の写真を調べる
Nai
I
Hoto
Nai
Hoto
Hoto
Nai
いむはさっきまでの恐怖心が大分緩和されたのかウキウキで机の真ん中に星を描く
Hoto
Nai
Hoto
I
Hoto
いむはチラリと俺を見る 目線があったがすぐ逸らされた
なんだこいつ
Hoto
I
まろはグチグチ言いながらも自分の着ているセーターを脱ぎいむに投げ渡す
残りの魔法陣はいむが「ないちゃん描いて」と言いやがったから星以外の部分を描いた
Hoto
I
Hoto
Nai
Nai
Hoto
Hoto
そう言っていむはまろの次は俺の腕を引っ張り鏡の近くに寄る
教室の後ろ壁に設置された鏡は月光で電気をつけなくてもよく見える
ポーチからリップを取り出し唇に塗るいむ。 退屈そうにブルーライトを顔面から浴びるまろ。 電気のついてない教室なのに月光がよく届くため全体を見渡せる教室
どこか全てが幻想的に見えたのは夜というバフ付きだからだろう。
Hoto
Nai
Nai
Hoto
いむはピーピー喚いているが特に気にかけずに、俺はカバンを肩にかける
バン!
Hoto
Hoto
I
Hoto
Nai
Hoto
Hoto
I
いむは顔を真っ青にして下駄箱へ逃げ出した
ちなみにちゃんといむはまろを引き連れて走り出したから、もう1回あの叫び声を聞くことは無いだろう(...多分)
俺もすぐ2人を追い掛ける 廊下に出てから振り向いて1度教室を見たが、なんの変哲もないただの教室だった
Hoto
I
Nai
Hoto
I
よし帰ろうと門をくぐる時、ふと俺はいむを見た
……あれ
Nai
Hoto
Hoto
Hoto
I
Hoto
I
Hoto
Nai
Nai
Hoto
Nai
Hoto
Nai
Hoto
あ、そうだ
Nai
口角が上がる事を必死に我慢しながらいむに尋ねる
Hoto
Nai
Nai
Nai
一人でもう一度例の教室に戻る
俺はお化けを信じていない訳では無いが特にそこら辺に対して恐怖心が無い
と、言っても……
Nai
俺はいむのカバンを肩にかけて、ふと気になって魔法陣を描いた机を見る
Nai
机にはビッシリの黒文字で
呪う
と書かれていた。当然俺らは書いていない。
書き足されたのだナニモノカに
Nai
流石に恐怖心で腰が床に落ちる
これはダメだ。本当に不味いやつだ
一気に空気が悪くなった気がした。鳥肌が立つ。息が荒くなる。
怖い怖い
怖い
Nai
肩になにか感触がある。声はノイズがかかったような声でこの世の者とは到底思えないナニカ
俺は何も見ないように瞼に力を込めた。気を探るように後ろにだけ意識を向けて
Nai
俺はいむの言葉を思い出した
『旧校舎のどこかに地縛霊が居て、その地縛霊を見るとなにか大切なモノを奪われるんだって!』
陽気ないむの独特な声が脳裏を反芻する。目を開けてはいけない。
後ろにあった気配が今は目の前にある
見なくても分かる。なんとなくだけど。
さっきまでのどこか親しげな声とは真逆の野太い声。さっきまでの声が女の子だとしたら今は成人男性の様な声に聞こえた
Nai
急に首を絞められるような刺激に俺はただ苦しむことしか出来ない
あぁ、なんで押し負けちゃったんだろ。こんな事なら無理やり3人で帰ればよかった。
てか地縛霊じゃないじゃん...神様とか言ってたよ…あぁ、俺死ぬのかな どちらにせよ俺は息苦しさで限界を迎えそうだ。
俺は意を決して目を薄く開く
Nai
Nai
目の前には赤黒い子供の落書きのようなグルグルとした怪物
ではなく...
Nai
Liu
Liu
Nai
Liu
Nai
Liu
Liu
Nai
Liu
Nai
Liu
Liu
Nai
Liu
Liu
Liu
Nai
女の子か…………
胸ないな
Liu
Nai
Liu
Liu
Nai
俺はしないけど
Liu
Liu
Liu
りうらと名乗った付喪神(?)は机を指さす
Liu
Nai
Liu
Liu
Nai
Liu
Liu
Liu
Nai
Liu
Nai
俺の命とか言われたらたまったもんじゃない。俺死ぬ気ないもん!!
Liu
Nai
Liu
Liu
Nai
いや、嬉しいよ?嬉しいけど...てっきり...
Liu
Nai
Liu
りうらは俺の首を真っ白な手で掴む。さっきよりは苦しくない。けど急所を触られていい気はしない。
Liu
Liu
Liu
俺は首がもぎ取れるんじゃないかって位の勢いで首を振る
ぜっっっったいやだ
Liu
Liu
Liu
Nai
Liu
Liu
Liu
Nai
Liu
Nai
Liu
Nai
Liu
Liu
Liu
Nai
Liu
りうらは俺の手からいむのカバンを取り上げる
中を探り取り出したのは水色の化粧ポーチ。更にゴソゴソと中を荒らし取り出したのは
Nai
Liu
Liu
Liu
Nai
いむは怒りそうだけど……命差し出すより全然安いか。うん。後で買い直してやろ
Nai
Liu
りうらはピョンピョンと跳ねて喜んだ
こうみるとどこか普通の女の子のようにも見える。というか見た目は完全に普通の女の子だ
長いカールのかかった髪、不自然なほど白くて細長い手足、服は制服。うちのだけど制服改良が行われる前のヤツだ。
Liu
Liu
Liu
りうらさ鼻で少し笑いながらリップのキャップを開ける
開けたはいいものの……
Liu
リップの持ち手を回すというのを知らないのか
「あれ?」とか「ん〜?」とか唸りながらリップ口に指を突っ込んだり、キャップを開け閉めしたりかなり苦戦している
さっきまでのシリアスな雰囲気とは一変して、どちらかと言えば少し天然的で、浮世離れしたりうらがなんだか少し面白かった
Nai
Liu
Nai
りうらからリップを受け取り再びキャップを開けてりうらに見せるように解説する
Nai
Liu
Nai
りうらにリップを返すと、やはり初めては難しいのか唇っちゃ唇だけどかなりオーバー気味に塗り出した
なんだかまだ小学生にも満たない子供が母親を真似てお化粧しているみたいだ。
Liu
Nai
Nai
Liu
身を任せたりうら。きっとそれは限りなく肯定の意味に近いのだろう。
ポケットからティッシュを取り出してはみ出たらリップを優しく拭き取り、桜色の唇にリップを押し付ける
Nai
いむのポーチから鏡を取り出してりうらに向ける。 てか、りうらって鏡に映るの?
Liu
Nai
鏡にりうらは映らなかった。 見えるし触れれるのになんだか不思議だ。
Nai
Liu
Liu
Nai
Liu
Liu
Liu
Nai
さっきまでの子供らしい顔とは豹変したまるで妖怪の様な顔はやはり恐ろしかった
俺はいむのカバンを再度肩にかける
このりうらとはあまり一緒に居たくない
Liu
Liu
Nai
Liu
振り向いたらりうらは巧笑して手を振っていた
普通の女の子だ
Hoto
Nai
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Nai
Nai
Hoto
Hoto
Nai
Hoto
Nai
Hoto
Nai
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I
Hoto
I
Hoto
Nai
Hoto
I
Nai
夜の街頭は何も知らない俺達3人の影を伸ばす
今夜起こった事は俺の人生を振り返っても二度と忘れられない出来事の1つで
りうらと名乗った蠱惑的な妖怪との短い立秋の物語は今開幕したのだ
それは残酷で、とても青々としていて、心に刻まれた出来事だった。
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