奇跡の天才

それは一通の手紙から始まった

「れるはいつでも元気やで〜！」

「何もあらへんわww」

「大丈夫やって」

「普通やから」

ねぇ、君はどんな嘘をついてたの？

いつも笑っている君は

よく大丈夫という君は

本物？

本当のあなたは

お願い、見せてよ、

「今まで、ありがとう」

「さようなら」

まってっ、、、！

「第一話　手紙」

カタン（ポストにものが入った音）

れるの母からの手紙だった

自分でも震えているのがわかる

怖いんだ

「R3へ」

R3、れるの、、、、昔の、名前、

お久しぶり

外の世界はどう？

今はすたぽらとして活動してるのね

怖い、怖い、怖い、、、

R3、戻っておいで、我が家に

嫌だ、あそこにはれるの居場所なんてない

R3の居場所はすたぽらじゃなくて我が家なのよ

R3はすたぽらにいらない存在なの

やめて、やめて、やめてっ、、、

賢いあなたならわかるでしょ？

R3はいらない子なの

パニックになりそうな自分を必死に抑えて

早く、私のもとへおいで？

れるはいらない子？だめな子？

過呼吸で苦しんで、、、夢を見た

こんなこと、みんなが言うはずがない

わかってる。わかってるけど、、、

もう忘れたはずなのに

いや、、、忘れたフリしてただけだ

今の幸せをずっと感じてたくて

、、、。そうだ

今日こえくんの家で会議やわ

遅れたら嫌だし、1時間以上早いけど行くか、

れるは嫌なことがあるとすぐに頭が痛くなる

耐えないと、、、

迷惑かけてまう

いらない子にはなりたくない

ピーンポーン

いつもと同じ、れるで居られるように

心配かけちゃあかん、

めっちゃ痛いねんけど、？！

やばい、

深呼吸、深呼吸、、、