莉犬side 俺には好きな人がいる。 それは同じ大学に通う○○ちゃんだ。 ○○ちゃんは学校で絶大な人気を誇る。 つまり"マドンナ"である。
朝、門の前で○○ちゃんを見かけた。
莉犬
そんなことをまるでテレパシーを送るかのように 脳内で語りかける。
でももしも目が合ってしまったら そんなこと言えないから テレパシーぐらいがちょうどいいかも。
そんなある日。
莉犬
気づいてる。だけどノーリアクション。
○○
莉犬
同じ授業取ってるってことが 僕らの唯一の共通項なんだよね、(笑)
授業が始まり、しばらくして トントントンと音がする。 少し前に座っている○○ちゃんを見ると シャーペンを机にトントンしている。
莉犬
そろそろ○○ちゃんの行動パターンとか趣味嗜好とか 覚えちゃいそうだな、(笑)
莉犬
女子生徒
○○
話しかけようと思ったが、 ○○ちゃんは出ていってしまった。
俺から見た○○ちゃんはカラフルで、綺麗で。 でも○○ちゃんから見た俺にはきっと 透明で色がないんだろうな。
莉犬
テレパシーがあったらなんでも伝えられるのに。 でもその瞬間はきっと
莉犬
でもテレパシーで伝えられるなら、 ○○ちゃんの好きな人、分かっちゃうってこと、、? いや、まだ、まだ、、 ○○ちゃんのこと好きでいたいから、それだけは、
また門の前で○○ちゃんを見つけた。 可愛い黄色いカーディガンを着ている。
莉犬
言葉に出して言ったらなんか軽いヤツ って思われそうだから また俺は脳内で語りかけた。
火曜日、駅前のカフェでレポートしてたら突然 ○○ちゃんが隣の席に座った
莉犬
隣の席に降臨するなんて、 今期最大のハイライトすぎる、
○○
そういう彼女の手には俺と同じ カフェラテが握られていて。
○○
莉犬
○○
、、違う、違うんだ。 君の好きを真似しただけなんだ、
○○ちゃんの眼中には俺はいないって思ってた。 でも今、しっかり、○○ちゃんの瞳に俺が、 俺が写ってるんだよね、、
○○
莉犬
○○
こんな近くに居たら テレパシーがなくたって聞こえちゃうよ。 鼓動、顔、声も全部。 君に対する好きって気持ちがちゃんと 隠せてないから…。
テレパシーで伝える。 そんなことに慣れていたせいで
○○
莉犬
○○
莉犬
、、君が近くで頷くだけで 俺の気持ちは許容オーバーです、。
男子生徒
○○
○○ちゃんが告白されているところに 遭遇してしまった。
斜め後ろから見てるだけで十分だったのに、、 こんなところに遭遇してしまって、 もし2人が付き合うことになったら俺は、 俺はどしたらいいんだろう、、、
淡い恋と呼ぶには今でも まだ胸に締め付けている。 あの思いが。
莉犬
○○
莉犬
他の人に取られたくない、。 でも、俺が取って、あの二人の関係が崩れたら、 、、、それだったら俺がこのまま諦めたほうが いいのかもしれない、
莉犬
○○
彼女のことが好きだから。 大好きだから、なにも言えなかったんだ、。
テレパシーがあるなら、、 この気持ち、届けて欲しい。
莉犬
あの頃しまってしまった思いを伝えさせて
もはやテレパシーかも分からないまま 俺は○○を探すために走り出す。
俺が○○ちゃんに一目惚れした時と同じ駅前。 見間違えるわけがない、綺麗な横顔。 ○○ちゃんがベンチに座っていた。
莉犬
また俺は脳内で呟く。 すると振り向く彼女。
ついに届いちゃったのかな、
俺のテレパシー。
5人組ダンスボーカルグループのM!LKの テレパシーという曲を題材にしてみました!
もし、お時間があったらサブスクとかで “M!LK テレパシー”って検索して 曲も聞いてみてください!!
こんなお話書いて欲しいっていう リクエスト あったらコメントにお願いしますね!!
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