羽瑠
今日は集会...だったのだが、
マイキー
羽瑠
羽瑠
そう、遅刻した
三ツ谷
羽瑠
確かにそうみたい
周りを見るとどうやらもう終わってる?
ドラケン
ドラケン
羽瑠
昨日夜更かしをし過ぎたせいで夕方まで寝てしまった
千冬
羽瑠
ふと千冬と目が合い千冬が目を逸らした
...そりゃあ、気まずいよね
千冬には申し訳ない
場地
するといきなり圭介がそう言った
千冬
ほんとに、変なところで勘が鋭いんだから
羽瑠
バレると面倒な事になりそうなので誤魔化し千冬に微笑む
千冬
場地
この先もバレないようにしなきゃ
夕空
その時夕空ちゃんが花垣?と言う名前の子を呼んだ
武道
奥からオドオドしながら来たリーゼント?の男の子
マイキー
マイキーはリーゼントの子の肩を引き寄せそう言った
武道
と、挨拶をしてきた花垣くん
少し噛んでる...?
羽瑠
私も簡単な自己紹介をした
武道
花垣くんの笑顔はとても、眩しかった
羽瑠
あの後、色々みんなと話しているともうすっかり日が暮れていた
マイキー
そう言って今日は解散をした
夕空
私も帰ろうと歩き出した時、夕空ちゃんが追いかけてきた
羽瑠
夕空
そう上目遣いで聞いてくる夕空ちゃん
なんとも可愛らしい
女でも惚れそうなくらいだ
羽瑠
特に断る理由も無いので一緒に帰るとする
まぁ、マイキーの視線が痛いけど
マイキー
どうやら断られたのかムスッとしている
羽瑠
何となくそれがムカついたので心の中でマイキーに文句を言う
面と向かっては言えないからね
夕空ちゃんと二人でいるというのはあまり無いので気まずいかな、と思っていたが
そうでもなかった
私と夕空ちゃんの家は途中で反対方向になるので夕空ちゃんに
羽瑠
そう言って角を曲がろうとした
夕空
その時夕空ちゃんが口を開いた
羽瑠
私は夕空ちゃんの方へと振り向く
夕空
羽瑠
いきなりの告白
きっとこれは冗談ではない
いつもより真剣な眼差しで言うのだから
夕空
そう言って謝ってくる夕空ちゃん
なんで謝るの?
どうして、
そんなにいい子なの、
羽瑠
私は静かに頷く
夕空
そう言い角を曲がって言った夕空ちゃん
羽瑠
あはは、
羽瑠
別に、薄々気づいてたし、
夕空ちゃんも、ばかだよ
あの後私はなんだか家に帰る気にもならなくてそこら辺をほっつき歩いていた
羽瑠
羽瑠
こんな事言ったって何も変わらないのにね
そんな風にブツブツ呟いていた
その時
ドゴッ!!
羽瑠
背後から思い切り後頭部を殴られた
羽瑠
何とか意識は飛ばなかったが、これは結構キツイな
羽瑠
後ろを振り向くと数人の男達がニヤニヤしている
羽瑠
どうせ東卍に恨むでもある奴らだろう
だからといってこんな卑怯なマネをして、、
羽瑠
そう言った瞬間殴りかかってくる男達
はっ、卑怯な奴らなんかに負けてたまるか
羽瑠
羽瑠
ポタポタと頭から生暖かいものが零れる
羽瑠
流石に頭を殴られ数人の男達を相手にするのは無理があった
最初は抵抗はできたがそろそろ限界が来た
すると男達が段々と近づいてきた
羽瑠
手にはさっき私を殴った棒を持っている
どうやらトドメを刺すのだろうか
流石にもう動けない
羽瑠
そう諦めかけた時
ドゴンッ!!!
鈍い音がして前から男が消えた
マイキー
羽瑠
何故かここに居るはずも無い貴方が居た
千冬
あと千冬も()
羽瑠
羽瑠
私は嬉しさと混乱が混じっていて上手く話せない
マイキー
羽瑠
そういう事か
本当にこいつらは卑怯だな
羽瑠
安心したためかズキズキと頭が痛み始めた
マイキー
羽瑠
それよりも
なんだか嫌な予感がする
マイキー
羽瑠
険しい顔でガラケーを見つめるマイキー
マイキー
羽瑠
...ちょっと待って
マイキー
マイキー
マイキー
まってよ
なんで
羽瑠
マイキー
羽瑠
夕空ちゃんの所になんか行かないで
羽瑠
羽瑠
マイキー
マイキー
羽瑠
分かっていた
マイキーも夕空ちゃんも両思いな事は
でも、実際に貴方の口から聞いてしまうと
胸が張り裂けそうなくらい、苦しい
羽瑠
だけど、私だって、!引けない
マイキー
羽瑠
羽瑠
羽瑠
羽瑠
ねぇ、それは嘘だったの?
マイキー
嫌だ
マイキー
待って
マイキー
段々と姿が見えなくなっていく
羽瑠
私の声はもう届かない
でも、
あの子のところへ行ってしまったら
私が入る隙間が無くなってしまうんだ
あぁ、痛いなぁ、
頭も体も、心も
千冬
羽瑠
神様は意地悪なんだね
コメント
2件
羽瑠ちゃんがー😭 1話1話が切ないですね…😢