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琥珀
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┈┈カランカラン┈┈
と無機質なドアベルの音が店内に響く―――。
その音を聞いただけで俺―――ゆあんは『あ、また来た』と直感した。
💙 🌷彡
―――花屋の店内に響く、少し高くておっとりした声―――。
そこにたっていたのは、常連客のなおきりさんだ。
いつも寝癖が着いたようなふわふわした髪に何を考えているのか読めない不思議な笑顔。
はぁ~……また来たよ……このマイペース男。
俺はテキパキ動かない人や理屈が通じない人が少し苦手……
そしてなおきりさんはその1人。
❤️🍗彡
俺はあえて事務的な声を出した
💙 🌷彡
ほーらこれだ。花屋に来るなら普通は『赤い花が欲しい』とか『プレゼント用だ』とか、
目的があるだろ。
それをこの人はいつも俺に丸投げしてくる。
❤️🍗彡
💙 🌷
――なおきりさんは、困ったように眉を下げて笑う。――
その笑顔がなんだかずるい……。
まるで、俺の事を全面的に信頼しているみたいで……
❤️🍗彡
俺は不満を抱きながらも棚から花を選び始める。
❤️🍗彡
少し青みがかった透明感のあるデルフィニウム。
それに、どこか掴み所のない雰囲気のカスミソウ。
花束をまとめている間、なおきりさんはじっと俺の手元を見ていた。
沈黙が気まづくて、俺はさらに作業を早めた。
💙 🌷
❤️🍗彡
いきなりなおきりさんの顔が目の前に迫った。
ふわりと柔軟剤とお花の混ざったような甘い香りが鼻をくすぐる。
💙 🌷
細くて綺麗な指が俺の頬に触れた。
触れられた場所が、火がついたみたいに熱くなる。
なおきりさんはそのまま親指で優しく拭き取ると満足そうに
💙 🌷
と笑った。
💙 🌷彡
至近距離で見つめられる、穏やかな瞳。
俺の心臓が、自分でも驚くぐらいの大きな音を立て始めた。
❤️🍗彡
俺は弾かれたように後ろに飛び退いた。
なおきりさんは
💙 🌷彡
と不思議そうに首を傾げている。
❤️🍗彡
無理やり花束を押し付け、半ば追い出すようになおきりさんを店から出した。
ドアが閉まる音がして、ようやく店内は静かになる。
❤️🍗彡
俺はカウンターの下にしゃがみ込んだ。
顔が、耳先まで熱いのがわかる。
さっきまで『苦手だ』『嫌いだ』って思っていたはずなのに。
アイツの笑顔や、指先の感触が頭から離れない。
❤️🍗彡
認めたくない。
あんなふわふわしてて調子狂わせるようなアイツに、
俺が―――この俺が、一瞬で見惚れたなんて―――。
❤️🍗彡
店の鏡にうつった自分の顔は、棚にあるどのバラよりも真っ赤に染まっていた。
続く.ᐟ.ᐟ