TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

死ネタ注意

400タップ以上あります 。

通報 厳禁

それは何気ない日常の中の

ある日のこと

いつものように

授業をサボろうと思い

屋上へ行くと

そこには先客がいた 。

 

綺麗な赤色の髪で

小柄な女みたいな男 。

ずっと空を見つめている

今にも此処から身を投げ出してしまいそうだ 。

、何してんの...?

、っ ((ビクッ

声をかけてみると

そいつは振り返って

驚いているような表情を見せた

でもその後すぐに表情を変え、 俺に話しかけてきた 。

、何しに来たの ?

、何って...さぼりだけどっ

俺がそう答えると

ふ~ん、、じゃあ俺今からここで死ぬから

ほっといてね ?

意味のわからないことを言ってきた 。

、ッは ?

あ~っ、ちょっとグロいから出てった方が身のためかも ?

俺が戸惑っていると

そいつは揶揄うように意味不な話を続けてくる 。

いや、そういう問題じゃなくてッ

死ぬって、自殺ってこと ?

俺がそいつに聞くと

そいつはやけに上手い笑顔を作って言った

、そうだよ ((ニコッ

俺 今から死ぬの ((ニコッ

、ッ

俺は結構不器用なタイプの人間で

人の心情を読み取るのは割と苦手な方だけれど

そんな俺でもわかった

、こいつは本気なんだって

、ッ自殺なんて

そんなことしても周りが悲しむだけだッ、... っ

俺は目の前の人が 今から自殺するという状況に 焦ってしまって

無責任なことを言ってしまった

するとそいつは少し俺を睨んでから

俺に質問を投げかけた 。

、周りが悲しむって言うけどさ

周りがみ~んな敵で、誰一人として助けてくれなくて

そんな世界でどう生きろって言うの ?

、ッそれは ...

自殺が駄目ならいっその事、俺を殺してよ

、俺が死んだってなんにも変わらないんだからっ ((ニコッ

、ッ

そいつは笑顔でそう言い放った

ばかみたいに下手くそな

作り笑いで ____ 。

、自殺止めろとは言わないけどさ... っ

俺は例え初対面でも、目の前の奴が死んだら悲しい

、よかったら死ぬのもう少し後にしてみないか ?

俺がそう言うと

そいつは少し 躊躇いながら言った

、っ

嫌だって言いたいけど、

俺が死んで君が変な罪悪感を抱いたら可哀想だから

いいよ、っ

、っ ...

、ッありがとう ... っ

、..... っ

その時

わずかだったけれど

君の目が光ったような気がした

それから俺達は

この屋上で よく話すようになった 。

聞くと名前は赤と言うらしく

俺より一個上の先輩だった

、受験のストレスって言うのかな ..... っ

丁度受験の時期に、大事な部活の大会があって ... っ

俺は行きたかったんだけど、親に強引に止められてさ

、うん ... っ

そしたら、なんで来なかったんだってみんなから怒られて

ずる休みだって勝手に理由こじつけられて

それからずっとクラスで浮いてんの ... っ 笑

、赤 別に悪くねぇじゃん... っ

それがね、..... っ

、大会の結果ね 負けたの

人って何でもかんでも人のせいにするのが得意だから

大会の敗因、勝手に俺のせいにされて解決しちゃったみたい

、っ ...

別に俺、運動神経良くないし

いたとしても勝てなかったのにね ..... 笑

、ッなんだそれ

、受験勉強も上手くいかなくて

親にず~っとプレッシャーかけられてさ

まじでむかつくよなっ 笑

、ッ

こんなに強く振舞っているけど

本当は辛いはずだ

こんなやつが救われないなんて

この世界は可笑しい

、赤

ん、?

俺とさ、遊びに行かね ?

、は ?

辛い理由がストレスなら

解消すればいい

どうせ死ぬんだ 。

こんな日くらい

ぱ~っと遊んじゃおうぜ っ

赤とゲーセンに来た 。

、.....

どっかにいい景品ないかな~っ、?

赤はどれ欲しいっ?

、そんなことよりっ

いいのッ ?

、ん ?

学校、抜け出して ..... っ

学校を抜け出して ゲーセンに来たことで

赤は不安そうだ

、真面目かよ 笑

あんなのちょっとくらいさぼってもバチは当たんね~よ 笑

俺がそう言っても

不満そうな赤

、でも ..... っ

、それより っ !!

これとかどうっ、?

、え ?

わんちゃんのぬいぐるみ、... ?

赤とそっくりだし、っ!

、誰がそっくりだよっ

でも確かに可愛いね、..... っ

俺がとってやるけど、..... ?

はぁ、? こんなの取れるわけないじゃん、..... !?

、まぁ見とけって

取れるわけないといいはる 赤を他所に

俺は軽々と

ボタンを操作し、

犬のぬいぐるみを取った 。

ほらよ、っ 

俺が取ったぬいぐるみを 赤にあげると

、っわ .....ッ凄いっっ ((キラッ

あ、ありがとうっっ..... ! ((キラッ

目を輝かせて

まるで小さい子供のように 喜ぶ赤 。

、っ ..... /

、ッわぁ.....可愛いっ ((にこっ

その姿はとても 愛おしかった

、んじゃ次はカラオケ行くか

、え ?

何歌う ?

、えっと ..... っ

俺、こういうのわかんなくて ...

赤はカラオケに来たことがないらしい

だからか最初は戸惑っていたが

じゃ~、俺が先歌っていい ?

、うんっ!

どんどん時間が経つにつれ

赤も歌っていき

とても楽しそうだった 。

桃くん っ!

、ん ?

カラオケって楽しいね ... っ !! ((にこっ

俺、すっごい今幸せっ ((にこっ

、そっか ((にこっ

あのね、..... っ 桃くん

どうした ?

俺、もっと色んなとこ行きたい.....っ !!

だめ、..... かな ?

、ダメな訳ね~だろっ

せっかく抜け出したんだから今日は遊びまくるぞ~っ、!

、!

うん、っ ! ((にこっ

それから俺達は色んな所に行った

なにこれ、っ

うっっまッ、、!!

、そうか ?

俺は甘ったるくて無理だわ、ッ

桃ちゃんも食べてみなよ

めちゃめちゃ美味いよ

、桃ちゃん ?

、っ ... /

何照れてんの ?

お熱ですか~っ、... ?

うっせばか、..... っ /

俺は赤の笑顔に

だんだんと

惹かれていた 。

(( 映画中 ))

気まずいシーンが流れてきた

く ッちょっ、んッ // く 誰もいないしいいだろ ? く やぁッ、/

、.....

、..... っ /

気まず過ぎて思わず赤の方を見ると、

、ふ~ん .... っ

、え

まじまじと観ていた

もしかして赤はそういうの大丈夫なのかな~っ

と安心していると

映画終わり

赤が話しかけてきた 。

、んね 桃ちゃん

、どした ?

あんなシーンあったんだね

、え ... っ

えっちじゃん

、.......そうですね

てっきり平気だと思ってたら

めちゃめちゃ気にしてたわ 。

そんな感じで

遊び歩いていたら

いつの間にか太陽が沈みかけていた 。

、そろそろ帰るか

、....... っ

あのさッ ...... 桃ちゃんっ

、ん ?

帰ろうとした時、

赤が俺を呼び止めた 。

、ッあのね

今日、本当に楽しかった

、うん

カラオケとか映画とかクレープも、っ

全部初めてでさ、っ

世界ってこんなに広いんだって知れたよ

、そっか

ありがとう、..... っ

そう言って

俺に感謝を伝える赤 。

でもどこかその声は震えていて

悲しそうだった 。

、もっと早く .... っ

桃ちゃんと出逢えてたら、よかったのにって ..... っ

、っ

俺ね、本当はいじめなんかあってないの ..... っ ((ニコッ

、えッ ?

、みんな俺に優しくしてくれる良い人なんだよ

、、俺 ..... っ 本当は

病気なの ..... っっ

そう俺に

泣きそうになりながら伝える赤

とても嘘には見えなかった 。

、ッは ..... っ

病気、ッて ..... っ どういうッ

俺は混乱しながら

赤に聞く

、俺っ もうすぐ死んじゃうんだ ..... ((ニコッ

小さい頃からずっと病気と闘ってきて .... っ

それでも治らなくて ((ニコッ

、そッ ... んな っ

だから病気に殺されるくらいなら、自分で死んでやろうって

あの時 屋上から飛び降りようとしたの ..... っ

、..... っ

俺、今日死ぬの ..... っ ((ニコッ

桃ちゃんと出逢って、遊んで幸せなまま死にたいから ((ニコッ

、ッ

そう 笑顔で語る赤に

屋上の時みたいな言葉はかけられなかった 。

、桃ちゃん 好きだよ ..... っ

、赤 ... っ

俺っ、桃ちゃんが好き ... っ

俺の事を好きという赤は

今にも泣きそうで

放っておけなかった 。

、ねぇ 最後のお願い

、なに ... っ?

一回でいいから、っ

、きすして ... っ ?

、っ

俺でいいのか、っ?

俺がそう聞くと

赤はこくりと頷き

目を瞑った 。

、して ... っ

、わかった

俺はそう言うと

赤の腰を優しく触り、

柔らかい唇に触れた 。

そしてゆっくりと 舌を入れようとした時 ... っ

、だめ ... っ

、っえ

舌はだめ、っ

、桃ちゃんと恋人になってからしたいから ...... っ

、ッ !

そう躊躇いながら言う赤は

我慢をしているように見えた

、俺も赤のことが好きだよ

、っ

初めて屋上で会った時からずっと気になってた ..... っ

好きだった ...... っ!

、ッだめだよ桃くん

そんなこと言ったら俺、我慢できなくなっちゃう ..... っ ((ポロッ

今までずっと

堪えてきた涙が溢れ出てきた赤

何故だかいつもに増して 人間らしく

俺まで泣きそうになってしまった

、なぁ 赤

俺 赤がいない世界なんか嫌だよ

、ッ ....

、死ぬなら一緒に死のう

それなら赤も寂しくないだろ ?

、.... っ

俺がそう提案すると

赤は少し躊躇ったが

最終的にはこくりと頷いた

そして俺達はまた

一番最初に出会った

屋上まで来てしまった 。

、、っ

足取りはいつもよりも軽くて

今から死ぬって言うのに

焦りも何も感じなかった

飛び降りるか、......

俺がそう言うと

赤は閉ざしていた口を開いた

、桃ちゃん

短い時間だったけど、俺桃ちゃんと出逢えて幸せだった

、俺もだよ

俺にそう伝える赤は

心の底から幸せそうで

嬉しかった 。

もっと早く桃ちゃんと出逢えてたらよかったのに ..... っ ((ニコッ

、そうだな

そう言い 二人手を繋いで

屋上のフェンスを越える

愛してるよ、桃ちゃん

俺も愛してるよ ..... っ

死んでもずっと愛してるっ

俺も永遠に愛してるよ

最後に愛を誓い

二人手を繋いで

飛び降りようとした時 、

、ごめん 桃ちゃん

俺の分まで生きてね ...... っ

ッえ、?

赤は俺を置いて

一人で堕ちて行った 。

りッ、......ッッぃぬ ?

俺はただそれを

静かに見つめることしかできなくて

赤の言葉が引っかかって

堕ちることができなかった 。

、おいっ 君何してるんだッ !?

こんな夜中に、、っ!

、ッえ ..... っ 

赤ッ、...... っ なんでッ ((ポロッ

あれから俺は

警備員に捕まり、 赤のことについて事情聴取を受け

一人だけ赤を置いて

生き残ってしまった 。

いや、正確に言えば

俺は赤に生かされた

何のために俺を残したのか

一人で逝ったのかなんてわからない

でも赤が最後に行った言葉

" 俺の分まで生きて "

俺はこれを守るため 生きようと思う 。

きっと赤は それを望んでいるから__ 。

あれから数年後

俺はもう大人になった 。

未だに君のことが大好きで

忘れた日なんて一度もない

あの日 君は自殺理由は病気だと言っていた

だけど俺は違うと思う

病気だけじゃない

少なくとも君の話を聞いた時 俺は感じた 。

君は無いと言っていたけど あの後調べたら

君がクラスメイトに 酷いことをされていた証拠が沢山あった 。

、だから君みたいに

思い詰めて悲しい思いをする

人を減らすため

俺は教師という道を選んだ 。

、先生

僕 死にたいんです ((ニコッ

、...... っ

たまに君と似たような子が

俺のところに来ることがある

あの時 俺は君を支えてあげることができなかった 。

だけど今は違う

、先生を信じて伝えてくれてありがとう

、っ ((ポロッ

今は人を抱きしめてあげられる

わかってあげられる 。

君が俺を残した理由

きっとそれは

君が救われなかった分

他の人を救って欲しかった

きっとそうだって

俺は信じている 。

えんど

死にたいって言われた時の 相談相手側の話でした 。

受験生のリア友への作品です

不器用な桃くんは

赤くんを心の底から救うことができなかった 。

少し自分とリア友を重ねて書いてみました 。

作品みたいに綺麗でもないし なんなら自分の方が悪役なんじゃないかと思うけど

少しでも想いが届くといいなって思ってます 。

この作品はいかがでしたか?

317

コメント

7

ユーザー

泣くってえええぇぇ

ユーザー

最高やん、才能感じた もう設定が良すぎる

ユーザー

泣きそう 、🥲 好きですっっっっ!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚