影
影
影
死にたくはない
まだ生きていたい理由もある
それなのに
頭の片隅には
希死念慮の種が植えられてて
いつ芽が出るか分からない
どこまで成長して
脳内を蔦や葉っぱで埋め尽くして
いつ紅い花が咲いてしまうのだろうか
分からない
分からないから怖い
今はまだ
自分に傷をつけることで
発芽のための栄養を外に出してる
それでもいつか
それだけじゃ足りなくなってしまう
そんな気がする
発芽を抑える
最も有効的なのは
種を取り除くこと
つまり
元凶をなくすということ
ここまでは分かってるのに
この先に進めない
進ませてくれない
それはなぜか
身近な大人が誰一人気づいていないから
それも仕方がない
隠してるんだから
バレないように
気づいて欲しいけど
それすらも闇に包んで隠す
そして毎晩切って
耐えしのいでる
どうしてこんなことしか
出来ないんだろう
そう思う自分すらも
嫌いでしょうがない
自分の罪は
自分でジャッジメントする
いつでも有罪だけど
無罪にするわけにもいかないから
俺に効くのは
今これだけだから
希死念慮を抑え込むためには
これしかないから
"親から貰った身体を大事にしろ"
なんて言わないで
分かりもしないくせに
こういうことには
すぐ口出しするんだ
俺らは
親の傀儡じゃないんだよ
俺らの身体は
俺らでちゃんと管理する
自傷だって
俺が死なないための
手錠みたいなものなんだよ
逮捕しないと暴れるかもしれない
だから
自傷というなの手錠で
死なないようにしてるんだよ
影
影
影
またね
コメント
2件
俺は影の味方でいたいな…