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あの夜のこと
おばあちゃんは85歳で天国に行き
翌日にお葬式をやるのだ
夜中に物音が聞こえる
みなみ
ん？音がするな
みなみ
夜遅くに何してんだろう？
リビングで電気が付いていた
みなみは電気が付いてる方へ
向かった
そこにおばあちゃんがキッチンで
私の大好物を作っていた
おばあちゃんは死んだはずなのに
いる
みなみ
おばあちゃん？
みなみ
こんな所で何してるの？
おばあちゃん
あら、みなみちゃん
おばあちゃん
どうしたの？
みなみ
おばあちゃんは死んだはず？
おばあちゃん
え？わしは死んだの？
みなみ
うん、昨日の夜、老人ホームで亡くなったよ
おばあちゃん
そんな、、、
みなみ
あ、もしかしてあの世に迷ったのかな
おばあちゃん
わしはもう死んでんのか
みなみ
うん、明日はお葬式やるよ
おばあちゃん
そか、みなみちゃんの大好物を作ったから食べといて
みなみ
うわあ、久しぶりにおばあちゃんの手作りめっちゃ美味しい！！
おばあちゃん
ごめんね、わしがみなみちゃんのそばに居られなくてショックだっただろう？
みなみ
うん、すごく寂しかった
みなみ
でも最後におばあちゃんと逢えてよかった
おばあちゃんの
体はどんどん消えていく
みなみ
元気でね
おばあちゃん
うん、みなみちゃんも元気でね
おばあちゃんの
体は消えていった
みなみ
寂しい、、、
翌日のお葬式
お母さん
お母さん、よく頑張ったね
お母さん
今までありがとう
おじいちゃん
わしも死んだらお前を付いて行くからな
みなみ
おばあちゃん、大好物を作ってくれてありがとう
みなみ
天国でも元気でね
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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