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貴文
彼女と暮らし始めて数ヶ月。
彼女にリングをはめた時に誓った通り、俺は一生懸命働いた。
貴文
夏帆
貴文
俺たちの間には沢山の障害がある。
でも、俺は彼女の笑顔を見られるだけで幸せだ。
失った物の多さに最初は塞ぎ込んでいた彼女も最近はよく笑ってくれる。
彼女には辛い思いをさせてしまったから、その笑顔を見ると安心する。
夏帆
貴文
貴文
事あるごとに、彼女は料理や食事をしたがる。
でも、俺は優しく断る。
彼女に無理はさせられないから。
夏帆
彼女はリングを見つめて、少し寂しそうな顔をした。
哀しそうな顔をしなくなるまで、俺は頑張らないといけないと思った。
貴文
夏帆
リングはリングといっても指輪だけとは限りません。
貴文が夏帆にはめたリングは指輪ではなく、〝腕や足にはめた枷〟なのです。
貴文は夏帆を誘拐、監禁しています。
料理や掃除は動き回る家事なので、枷を外したくなかったのでしょう。
貴文に手錠というリングがはめられることを願わずにはいられません。