TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

白月麗

あの時桃に話した事 同時に自分にも言い聞かせていた 私たちはとんだ果報者で 一人何かではなかった 何も恐れることはなかったど ねぇ 桃もうこれで終わりにしましょう 私たちが独り善がりな理由で泣くのは 今日で最後

黄瀬涼太

ねぇねぇ君達ちょっと聞きたい事があるんすけど

黄瀬涼太

良いっすか?

黄瀬涼太

この校舎の空き教室心当たりない?

黄瀬涼太

人がいなさそうな所でもいいんだけど

青峰大輝

( ´-` lIl)

黄瀬涼太

マジっすか!どこどこ!?

黄瀬涼太

へぇ...わかったスありがとー!

黄瀬涼太

ポチポチ

青峰大輝

おい黄瀬

黄瀬涼太

うん多分そこッスね

黄瀬涼太

防音なんてどんなに騒いでも気づかれない場所

黄瀬涼太

超最適な場所じゃないっすか

女の子達に言われたのは 3階のもうほぼ誰も入らない 多目的室

赤司征十郎

赤司征十郎

流石だな

桃井さつき

赤司君!まさか!

赤司征十郎

行こうかさつき

赤司征十郎

麗を連れ戻しに

桃井さつき

うんっ

黄瀬涼太

さっき言ってた正義のヒーローってやつ

黄瀬涼太

麗っちが俺に言ってくれたんすよ

黄瀬涼太

倉庫で麗っちが襲われそうになった時

黄瀬涼太

あんな怖い目にあったのに麗っち泣きもしなかった

青峰大輝

その代わりさつきがわんわん泣いてたからな

黄瀬涼太

それもあるんだろうけど

黄瀬涼太

言ってたんすよ

黄瀬涼太

皆がそばに居てくれるから自分もここに居れるって

青峰大輝

んだそりゃ

青峰大輝

んなのこっちの台詞だっつーの

青峰大輝

麗も

青峰大輝

さつきも

青峰大輝

強いな

黄瀬涼太

うん

赤司征十郎

涼太大輝

黄瀬涼太

赤司っち桃っち!

黄瀬涼太

流石早いっすね

赤司征十郎

それはこっちのセリフだ

桃井さつき

きーちゃん!麗ちゃんは

黄瀬涼太

大丈夫ッス

黄瀬涼太

麗っちならきっとあの奥の教室っすよ

青峰大輝

よし

青峰大輝

行くか

赤司征十郎

待て

赤司征十郎

先に行くのはさつきだ

青峰大輝

黄瀬涼太

青峰大輝

はぁ?

黄瀬涼太

赤司っち?!

赤司征十郎

行けるねさつき

桃井さつき

赤司君...

赤司征十郎

麗を助けに行くのはさつきだ

青峰大輝

おい赤司!

赤司征十郎

お前達も何故麗とさつきが今まで僕たちを頼ろうとしなかったのかは

赤司征十郎

痛いほど分かっているだろう

赤司征十郎

それを理解しているのなら今僕達が取るべき行動も

赤司征十郎

何がいちばん楽しいかも分かるだろう

赤司征十郎

さつき

赤司征十郎

今日で全て終わらせるんだ僕達はここに居るから

赤司征十郎

行っておいで

麗ちゃん 麗ちゃんすごいね 私たちの思いちゃんと皆に伝わっていたね

桃井さつき

うんっ

緑間真太郎

...

紫原敦

...

青峰大輝

しょーがねーなぁ

青峰大輝

麗を頼むぞさつき

青峰大輝

行ってこい!

桃井さつき

っ行ってきます!

黄瀬涼太

でもやっぱ悔しいっすわ

黄瀬涼太

こうして見守ることしか出来ないなんて

赤司征十郎

そうでも無いよ

赤司征十郎

直積的なことが全てじゃない

ギャル

白月さんってさホンットに影薄いよね〜

取り巻き

くすくす

ギャル

探し出すのすっごい苦労したんだよー?

白月麗

用件は何でしょうか

ギャル

あたし白月さんがここまで馬鹿な人だと思わなかった

ギャル

何回も言ったよね?マネージャー辞めろって

白月麗

何故君達に言われて辞めなければ行けないんですか?

ギャル

邪魔だから

ギャル

目障りなのよ彼らの近くにいるあんた達が視界に入るだけで

ギャル

あんたみたいのが彼らに釣り合ってると思うわけ?

白月麗

つり合うつり合わないで考えるのはもうやめました

白月麗

たった1人の親友が居るから

白月麗

でも次第に彼らのプレーに惹かれたつり合っていないのなんて100も承知です

白月麗

皆の支えになりたい光の影として共に戦いたいただ

白月麗

それだけです

ギャル

っ綺麗事ばっか言ってんじゃないわよ!

ギャル

本当は下心があるんでしょ?!正直に言いなさいよ!

そうか この人...

白月麗

君は彼らのうちの誰かに恋をしているんですね

ギャル

白月麗

けれどその様子だと

白月麗

望みはかなり薄いようで

ギャル

白月麗

寧ろもうお断り済みだったかしら

ギャル

あんた!馬鹿にしてんの?!

白月麗

馬鹿になんてしていません

白月麗

人が人を想う気持ちを否定したり馬鹿にしていいハズが無い

白月麗

それはあなた達も私もおなじです

白月麗

私達だって皆が大好きだからこの気持ちは誰にも負けたくないです!

ギャル

ギリ

バチン

白月麗

白月麗

桃?!

白月麗

ど どうしてここにっ

桃井さつき

麗ちゃん

桃井さつき

私麗ちゃんのこと助けに来たよ

桃井さつき

麗ちゃんの言う通りよ

桃井さつき

私達は決して軽薄な気持ちでいるつもりはない

桃井さつき

例えあなた達に何度脅されようと

桃井さつき

何をされようと怯む事はない

桃井さつき

絶対に負けない

桃井さつき

皆がそばに居てくれるから!

皆が 傍に

ギャル

何をされたって

ギャル

ねぇ

ギャル

じゃあさその気持ちに嘘偽りがないんだったら

ギャル

証明して見せて運動部のマネージャーならその長い髪いらないでしょ?

ハサミを差し出す

ギャル

ねえ

ギャル

ほら

ギャル

切れよ

白月麗

白月麗

桃っ!

赤司征十郎

5分

紫原敦

え?

赤司征十郎

さつきが教室に入って言ってから

赤司征十郎

麗はさつきに任せたがせいぜい10分程度

赤司征十郎

それ以上は待たないお前達も入る準備をしておけ

黄瀬涼太

うんそれにしても静かッスね

紫原敦

2人共大丈夫かな

紫原敦

泣いてないかなあ

紫原敦

二人が戻ってきたらよく頑張ったねって

紫原敦

偉かったねってギューってして褒めてあげたいな

緑間真太郎

そうだな

緑間真太郎

セクハラにならない程度にするのだよ

紫原敦

黄瀬ちんと一緒にしないでよ

黄瀬涼太

はっえっ?!

青峰大輝

黄瀬!お前まさか!

黄瀬涼太

ちっちがえ?!何で?!

赤司征十郎

そうだね全て済んだら皆で2人をうんと褒めてあげよう

黄瀬涼太

はいっス

ガッシャーン

?!

ギャル

は?!あんた何してんの?!

取り巻き

えっ

桃井さつき

麗ちゃん!

取り巻き

だっだって

取り巻き

こいつが赤司様と付き合ってるから

取り巻きの1人が桃井を パイプで殴ろうとし 麗がそれを庇った 麗に当たった後窓ガラスに当たって割れた

ギャル

誰もこんな事しろなんて言ってないでしょ?!

白月麗

はぁ

白月麗

で?何でしたっけタラ(血が流れる

白月麗

あぁそうだ

白月麗

言ったでしょう?何でもすると

白月麗

私たちを見くびらないで

白月麗

私達は最後まで逃げません

白月麗

これが

桃井さつき

麗ちゃん!やめてっ...!

白月麗

私の覚悟です

ジャキ 襟足を肩まで切った

ギャル

赤司征十郎

さつき 麗!

赤司征十郎

さっきの音は!...

黄瀬涼太

麗っち髪が...

青峰大輝

どうしたんだよ!さつきも!

青峰大輝

まさかテメーら!

白月麗

白月麗

大丈夫ですから

黄瀬涼太

麗っ...ち

取り巻き

言っとくけど私達じゃないわよ!

取り巻き

白月さんが勝手に!

取り巻き

とにかく何にもしてないから!

赤司征十郎

もう

赤司征十郎

十分だろう

赤司征十郎

まだ分からないのか

ギャル

っバッカじゃない!アンタ頭おかしいんじゃないの?!

白月麗

...それでも構いません

白月麗

これはあなた達に認めてもらうための宣戦布告

白月麗

ですがお願いがあるんです

白月麗

私たちのことは今は恨んだままでも

白月麗

彼らの事は嫌いにならないで

青峰大輝

っ!

黄瀬涼太

っ...

白月麗

これからも応援してあげて下さい

ギャル

なっ何よそれアンタ達おかしいわよ...っ

白月麗

それと

ギャル

ギャル

手を優しく握った

白月麗

どうかこんな事はもうしないで

白月麗

君達はこんな事をするべき人達では無い

白月麗

この手は汚れさせるものでは無いです

ギャル

もうっ仕方っ無いじゃない

白月麗

いいえ戻れます

白月麗

これからも勉強や友人と遊んだりするんです

白月麗

綺麗な手に戻れますよ

白月麗

私とは...違う

ギャル

はっ

ギャル

何言って...

白月麗

私のようなけがれた手では無いのですから

白月麗

だからもうこんな事しないで

白月麗

ニコ

ギャル

...

赤司征十郎

麗...

それから 騒ぎを聞きつけた先生が来て その場はただの喧嘩としておさまった それから暫くたつけれど あれ以降彼女達からの接触は途絶えた

白月麗

きっともう大丈夫でしょう

桃井さつき

そうかなあ

白月麗

彼女達もそこまで愚かな人では無いでしょうし

桃井さつき

...うんそうだねっ

赤司征十郎

2人共

赤司征十郎

見つけた

桃井さつき

赤司君

赤司征十郎

探したよ2人とも

白月麗

どうしたんですか?

赤司征十郎

もう傷は大丈夫かい?

桃井さつき

うん!バッチリだよ

白月麗

ええ私も回復力は並じゃないので

赤司征十郎

そうか...

白月麗

白月麗

征はいつも私たちのことを見守ってくれていたんですね

白月麗

有難うございます

赤司征十郎

!礼を言われるほどのことなんて

赤司征十郎

何一つやっていないさ

桃井さつき

でもいつからわかってたの?

赤司征十郎

ああそれは1年生のマネージャーが教えてくれたんだ

白月麗

1年生が?

赤司征十郎

ああ随分と2人を慕っていた様だね

白月先輩と桃井先輩だけはどうか

守ってあげて下さい

あのお二人は

誰よりバスケ部の事を 愛しているから

赤司征十郎

2人のことをとても心配していたよ

桃井さつき

そうなんだ...

桃井さつき

────ねぇ

桃井さつき

また やめちゃった子全員に声掛けてみない?

桃井さつき

またみんなで一緒に頑張ろうって

桃井さつき

前みたいに

白月麗

そうですね

白月麗

いいと思います

白月麗

早速声を掛けてみましょう

桃井さつき

うん!

赤司/麗 ところで そろそろ出てきたら どうだ/どうですか?

桃井さつき

え?

お前達/皆さん

青峰大輝

おら黄瀬行けよ!💦

黄瀬涼太

ええ俺から?!

緑間真太郎

早くするのだよ

桃井さつき

!きーちゃん?

黄瀬涼太

はっ

黄瀬涼太

あっれ麗っち短いのも似合ってるっすね!💦

白月麗

ありがとうございます

黄瀬涼太

けどやっぱ勿体ないっすね

白月麗

別にいいんですよ

白月麗

髪なんて伸ばせば良いだけです

黄瀬涼太

麗っち

桃井さつき

...麗ちゃん

桃井さつき

ウル

白月麗

?桃?

青峰大輝

おいさつき また泣くのかよ?

桃井さつき

ん"ー

桃井さつき

だって こんなっ

桃井さつき

最初は絶対に自分一人で何とかしてやるって思ってた筈なのに

桃井さつき

いつの間にかみんなにこんな守られてたなんて

桃井さつき

みんな

桃井さつき

ありがとう...っ

桃井さつき

私 これからも頑張るから

桃井さつき

もう泣くの最後にするから

白月麗

...みんなで一緒に頑張るんですよ

白月麗

桃井さつき

うん...っそうだね!

赤司征十郎

麗 さつき

赤司征十郎

2人ともおいで

桃井さつき

え...何?

青峰大輝

おら!何でもいいから!

緑間真太郎

はっ早くするのだよ

プッあはははっ

赤司征十郎

2人ともよく頑張ったね良くここまで耐えた

赤司征十郎

お前たちは僕たちの誇りだこれからも部を僕たちを支えてほしい

白月麗

!...ええっ勿論ですっ

私が知らない こんなにも 優しくて温かい音と光は 魔法でも幻想でも無くて それは希望へと繋がって 強く固く私たちを結んだ 私達はこれを後に こう呼んだ

奇跡と

白月麗

次回からはウィンターカップ

白月麗

前の話になります

赤司征十郎の彼女は不思議

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

110

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚