これは
私たち兄妹が
兄妹ではなくなった日の話
ナツミ
ハルト
ナツミ
ハルト
ナツミ
「いってらっしゃい」
両親はこれから2週間出張だ
ナツミ
ハルト
ハルト
ハルト
ナツミ
ナツミ
ハルト
ハルト
ナツミ
ハルト
ナツミ
親が出張で家を空けることが多く
私たち兄妹はとても仲が良かった
ただこの日の夜は
…どうしてだろうか
いつもと少し違う話題になった
ハルト
ナツミ
ハルト
ハルト
ナツミ
ナツミ
ハルト
ナツミ
ナツミ
ハルト
ナツミ
ハルト
ナツミ
ハルト
ナツミ
ナツミ
ハルト
ハルト
ナツミ
ナツミ
ハルト
ナツミ
ハルト
ハルト
ナツミ
ハルト
ハルト
ナツミ
ハルト
ナツミ
ナツミ
ハルト
今まで恋愛の話はしなかった
恋人がいるかどうか程度
それくらいしか知らなかったのに
この日はどうしてか
互いに深く探っていった
ナツミ
ハルト
ナツミ
ナツミ
ハルト
ナツミ
ナツミ
ハルト
ハルト
ハルト
ナツミ
ハルト
ナツミ
ナツミ
ナツミ
ハルト
「「誰か他に好きな子がいるんじゃないの?」」
ハルト
ナツミ
ハルト
ナツミ
ナツミ
そう言われる理由も
ずっと恋愛話を避けてきた理由も
本当はお互いわかっていた
ハルト
ナツミ
ナツミ
ハルト
ハルト
ナツミ
ナツミ
ナツミ
ハルト
そのまま唇を交わし
壊れたように求め合った
私たちは本当の兄妹だ
漫画のような
義理の兄妹の禁断愛
なんてものじゃない
…だからけして、許されない
ハルト
ハルト
一晩中愛し合ったあと
目を覚ますと
兄はいなくなっていた
ナツミ
ナツミ
机の上には
「もう兄妹には戻れない
俺は家を出る
ごめんな、ナツミ」
とだけ、書き置きが残っていた
ナツミ
どうして私の愛した人は
血の繋がった兄なんだろう
“好きな人が自分のことを好き”
これは本当に奇跡だ
なのにどうして
私たちは相思相愛だったのに…
ナツミ
ナツミ
取り残された家で1人
涙を流し続けた
後編に続く
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