全員が部屋のどこかに座ると、きんときが重い口を開いた。
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まとめると、
・Nakamu →鼻に異変 ・Broooock →口(喉?)に異変 ・シャークん→手足に異変 ・きんとき→異変なし ・スマイル→耳に異変 ・きりやん→目に異変 ※現時点
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その場に重い雰囲気が漂う。
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沈黙の中、スマイルが言った。
そうか、彼は耳が聞こえていないんだった。
きんときはっとしたようにスマホに文字を打ち、 今話したことをスマイルに伝えた。
その画面を見て、再び部屋に沈黙が続く。
そんな沈黙をまたも打ち破ったのは、スマホのLINE通知だった。
喋れなくなった彼は、笑って自分の送ったメッセージをみんなに見せた。
そんな彼を見て、俺ははっとした。
俺は、この中では一番軽度な症状だ。
コミュニケーションもとれるし、行動に不自由がない。
そうだ、俺はショックを受けている場合ではない。
これからどうするかを、考えるんだ。
ぶるーくの言った通り、俺達は一旦朝食をとることにした。
以前のように、和やかな雰囲気ではないけれど。
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彼は手足の感覚はないものの、動かすことはできるらしい。
それでも感覚がないのは危険なので、 俺が介護をしてリビングの椅子に座らせた。
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スマイルはすでに椅子に座っていて、きんときに介護されて歩くきりやんを 心配そうに眺めていた。
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恐る恐る椅子に座るきりやん。
昨日までは、こんなじゃなかったのに……
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俺はキッチンへ、ぶるーくの作った朝食を運ぶのを手伝いに行った。
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そこには目を赤くして泣くぶるーくがいた。
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彼は唇をぎゅっと結んで首を縦に振ると、 スマホを取り出して俺の個人LINEにメッセージを送った。
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ぶるーくは今、話せない。
声を上げて泣くことはできないし、 スムーズなコミュニケーションをとることもできない。
大好きな彼と、声の会話をすることもできない。
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俺は声も上げられずに泣く彼の背中を、 さすってあげることしかできなかった。
朝食を食べた後は何もすることがなかったので、 各々の好きなように過ごすことにした。
俺は何かしないと落ち着かなかったので、着替えて来ることにした。
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じゃあ今日は一日中しゃけは寝間着見れるってことか……
っていやいや、そんなこと考えてる場合じゃない
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そういえばしゃけ、二人で話がしたいって言ってたよな。
どうしたんだろう…
しゃけは無言のまま、ベッドの端に腰を下ろした。
そんな角っこに座って、今にも落ちそうだ……それは心配し過ぎか。
でも角に座っている彼の片腕は、 まるで魂の抜けたようにぶらんと垂れ下がっていて、
俺は本当に彼の手足の感覚が無くなってしまったんだ、と 実感さぜるを得なかった。
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彼は今、俺に背中を向けて座っている。
俺はふと、宙ぶらりんになっている腕に手を伸ばして
後ろから手を握ってみた。
昨日みたいに……
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彼の手を握った。
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彼は何も反応をしなかった。
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俺は思わずその握った手を離した。
それでも彼は、俺が手を握ったことに気付かなかった。
さっき散々泣いたはずだったが、また涙が込み上げてきてしまう。
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彼が突然振り向く。
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俺はしゃけの横に座って、そう聞いた。
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彼は少し視線を泳がすと、もごもごと口を開いた。
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突然のデレに驚く俺だったが、今思えば無理もない。
みんな、いつも通りに生活出来なくて不安なんだ。
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俺が頭を撫でても、彼は抵抗しなかった。
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手足の感覚をなくしたあなた。
それでも俺達の関係が変わることはない。
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二人抱き合って、しばらくそのままでいた。
コメント
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動画の五感消失のやつですか? 私あの動画好きなんですよね〜! 続き楽しみにしときます!