君は何者？

- ̗̀⚠︎ ̖́- 誤字脱字 キャラ崩壊

先日お父さんが亡くなった

そして今日が葬儀の日

私も誰に宛てられたのか分からない無名の招待

なんとなくの予想はあるけど憶測でしかない

挨拶が終わり順番に焼香を行っている時だった

誰かが扉を開け入ってくる音がした

他は全員揃っているからおそらく無名で表記されていた人

この会場に相応しくないローブのフードを深深と被った人だった

私はつい怖いもの見たさで気づかれないように顔を覗き込んだ

薄々そうだと思ってた

急にいなくなるわけないって信じてた

その人の顔は私の覚えてるお母さんそのままだった

愛おしそうにお父さんの遺体を眺めて自席へ戻って行った

葬儀が終わり、それぞれが話したりしている中

他の人の呼びかけに応じず

一直線にフードの人の元へ向かう

覗き込んだだけだから確証は無い

今だって深々と被ったフードで顔がよく見えない

なんて声をかければいいのか分からない

ぽつりとそう言うと会場の外へ歩き出してしまった

この場所に相応しくないって分かってる

でも

顔を見られたくない

そんな一心でフードを深々と被って

名前も伏せて遅れて式場へ入った

悪目立ちするくらいがちょうどいい

本当は桃くんにもう少し別れを告げたいけど

フードが、

おつ大福！