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真子side
真子
おはよー。
夜久
お、真子！おはよー！
真子
ん。
黒尾
おー真子！
昨日は、せっかく烏野との練習試合だったのに
来なかったんだ？
昨日は、せっかく烏野との練習試合だったのに
来なかったんだ？
真子
。。。家の用事
黒尾
ふーん。
隠し通せるのも今のうち。。。か。
黒尾
集合！
真子
何？黒尾。
黒尾
急遽！明後日から、合宿が入った。
合宿！ 盗めるチャンス！ あ、でも。。。 宮城に帰らないと。。。 母さんがみんなに何かする？
真子
。。。
黒尾
？真子？
真子
！
真子
何？
黒尾
いや、ぼーっとしてたから。
真子
なんでもない。
黒尾
？。。。練習！始めるぞ！
よかった。。。
すっかり、夜だなぁ。
黒尾
な！真子！
真子
黒尾煩い。
黒尾
ご、ごめん。
黒尾
一緒に帰ろーぜ！
真子
。。。いいよ。
黒尾
よっしゃ！
真子
だから、煩いって！
黒尾
ｳｲｯｽ
黒尾
なあ、真子。
真子
ん？
黒尾
お前、なんか悩んでんだろ
！
真子
！べ、別に。悩んでなんかない。
黒尾
嘘つけ。正直に言ってみろ
真子
。。。
黒尾。。。 こういうとこだよいつも。 私をドキッとさせるのは。。。 なんでも、見抜く。なんでも、気づく。 下手したら研磨の観察眼より 怖いかもって位。
真子
あ、あのさ。
黒尾。。。黒尾なら 話せるかな？
真子
。。。長くなるよ。
黒尾
おう。ﾆﾔ
真子
私ね_________
全部。溜め込んできたもの。。 私の思い。。。 今、伝える。
真子
高級ホテル冴木グループの社長の娘なの。
黒尾
は！？
そりゃ、びっくりするわな。
真子
んで、私バレーやってたのっていったでしょ？
真子
私は、千鳥山中でバレーやってた。
真子
必死に練習して、エース、主将っていう称号も手にいれて。
真子
全国も行って。
真子
そんで、王者の新山女子も破って。
真子
優勝した。
黒尾
真子は、千鳥山の妖精ってやつか？
真子
うん。多分そんな異名ついてたと思う
真子
でも。。。私はバレーを奪われた。
そうだ。私は バレーをやめた。じゃなくてやめさせられた。 奪われた。
黒尾
。。。
真子
私の兄は優秀だった。
真子
頭もよくて、運動もできた。
真子
だから、母さんは、兄さんには自由な道をあげて。
真子
私を後継ぎにしようとしてる
真子
ふざけんなよね。
一回捨てたくせに。
一回捨てたくせに。
黒尾
捨てた。。。？
父親は？
父親は？
真子
父さんはね。私が小さい時に死んだ。
真子
父さんは大好きだった。
私をたくさん愛してくれた。
私をたくさん愛してくれた。
真子
それで。話し戻すね。
真子
こないだ、母さんが家に来たの。
真子
バレーやってるの知って、早くもともといた
宮城に帰ってきなさいって。
宮城に帰ってきなさいって。
真子
私は、当然拒否した。
真子
でも、帰ってこなかったら
バレー部に何かあっても知らないからって。。。ｸﾞｽｯ
バレー部に何かあっても知らないからって。。。ｸﾞｽｯ
黒尾
え。。。！？
黒尾side
真子
でも、帰ってこなかったら
バレー部に何かあっても知らないからって。。。ｸﾞｽｯ
バレー部に何かあっても知らないからって。。。ｸﾞｽｯ
黒尾
え。。。！？
！？
ま、真子が泣いてる？ 試合に負けてもどんだけ悔しくても泣かなかった。 真子が。 。。それだけ苦しかったってことか
黒尾
真子、大丈夫だ。ﾖｼﾖｼ
黒尾
バレー部は、大丈夫だ。
監督にも直井コーチにも言っとくから。な？
監督にも直井コーチにも言っとくから。な？
真子
うん。。
黒尾
みんなにも言わない方がいいな？
真子
うん。。
黒尾
それと、真子、思ってること
言えるときに全部話そう！
言えるときに全部話そう！
真子
！
真子
うん。。。！
少し、驚いた顔をしてから真子は うん！と力強く頷いた。 少し微笑んだ真子がかわいくて 照れたのは 墓まで持っていこう。←
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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