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しおん
しおん
しおん
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俺には好きな人がいる。
その人は頭がよくて、優しくて、時折眼鏡をくいっと直す仕草がかっこいい。
誰にでも分け隔てなく接して、みんなを笑顔にさせてくれる。
俺の視線はいつも角の席にいる彼だけに向けられていた。
でも、そんな彼にも唯一の欠点がある。
キーンコーンカーンコーン、
チャイムが鳴り、挨拶をし終えて、俺はすぐに彼の元へ向かう。
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俺が話しかけようとしたその時、彼は後ろの席の女子に、分からないところを教えているようだった。
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そう、俺が好きになった彼はーー
ーー男の子なんだ。
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俺はこれ以上彼を見ていられなくて、トイレに逃げ込んでしまった。
俺が好きなのは男の子の彼で、女の子じゃない。
これは彼の欠点なんかじゃないんだ。
俺の欠点なんだ。
なのに、なんで…
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なんで、泣くんだよ。
こんなことで泣くなんて大袈裟かもしれない。
でも、彼が俺のことなんかを見てるはずがなくて、胸が苦しくて。
もしかしたら好きな人がいるかもしれないなんて思うと、なおさら涙は止まらなくて。
こんなこと誰にも言えなくて。
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本当に、なんで
彼を好きになってしまったんだろう。
数時間後
ようやく学校が終わり、校庭からは運動部の掛け声が響く。
結局、午後は全く集中できないまま、時間だけがゆっくりと過ぎていってしまった。
こんなに悩んでいたって、何にもならないのに。
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その途端、教室の扉が静かに開いた。
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入ってきたのは俺の片想い相手。
きりやんだった。
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心臓は痛いほどに跳ねて収まらない。
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そして彼は、自分の席にある物をリュックに詰め込む。
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これ以上ここにいると、何かが壊れてしまいそうで、また苦しくなった。
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でも彼は、いきなり俺の腕を掴んできた。
それだけで俺の脈はどんどん速くなって、体は熱くなっていく。
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俺は必死に目をそらしながら、小さく頷いた。
やっぱり、心のどこかでは彼と一緒に居たいと思ってしまう。
2人で歩くにしては広すぎる道を、重い足取りで進んでいく。
隣にいる彼が気になって仕方がない。
どう思われてるかなとか、なんで誘ってくれたんだろうとか考えてしまう自分が嫌いだ。
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話題が思い浮かばない。
ずっと黙り込んでいるだけ。
きっと、俺以外の人ならこんなことにはならないんだろうな。
そんなことを考えているうちに、気づけば別れ道に到着していた。
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俺は彼の顔を見ないようにして、その場を立ち去った。
あぁ、この世はなんて
理不尽なんだろう。
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家に着いた途端、俺は着替えもせずソファに寝転んで、顔を両手で覆った。
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自分の手に伝わる温度は異常に高くて、また彼の顔を思い出す。
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隣にいた彼の顔。
心臓の音がうるさくて、ちゃんと見れなかった。
でも、それだけで嬉しくて、もっとそばにいたいと思ってしまった。
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俺はやっぱり、お前のことがーー
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学校へ行くのが憂鬱でならない。
昨日のきりやんの顔。
何度見ても冴えなくて、俺のことなんて見向きもしなかった。
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俺は耐えきれず、地面に向かって決意を吐き出した。
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あぁ、また来てしまったんだ。
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神様ってほんと、理不尽だなぁ…w
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俺は急に肩を掴まれ、動揺で固まった。
そして彼は俺の耳元で囁いた。
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その後、彼はすぐに走って逃げていった。
俺はしばらく理解に乏しんだ。
変な期待はしないように、今までずっと耐えてきたのに。
それがいきなり、彼の手によって覆された。
ハッとして時計を確認すると、もう遅刻ギリギリの時間帯になっていた。
とりあえず、俺は学校まで走り抜けた。
ホームルームには間に合った。
でも、今はそれどころじゃない。
なぜ彼は俺を呼び出したのか。
いや、余計なことは考えるな。
また、後で苦しくなるから…
先生
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先生
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あぁ、ほんっと…
苦しいなぁ…
放課後
ついに来てしまった。
彼からは図書室へ来るように言われた。
でも…
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俺はそのまま下駄箱の方へ向かった。
こんなの、エゴだ。
分かっている。
期待なんかしてしまう俺が悪いんだ。
でも、もしそういう意味じゃなかったとしたら、俺はきっと耐えられない。
彼に情けない姿を見せることになる。
ごめん、本当にごめん。
自分勝手で、勘違いしてばっかで、約束だって守らない。
こんなんじゃ、友達にすら値しない。
きりやん、俺はーー
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俺は滲む涙を拭いながら靴を履いた。
俺はそのまま門まで一直線に向かった。
歩みを進めるたび、罪悪感という重みが全身にのしかかる。
俺はそのまま門の前で立ち止まり、後ろを振り向こうとした。
でもーー
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後ろから誰かに抱きしめられ、俺は振り返るのをやめた。
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聞き覚えのある声。
なぜか胸がじんわりと温かくなって、目からは涙が溢れていた。
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何度拭っても止まらなくて、喉がキュッと締め付けられる。
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俺が声を荒げると、彼はその腕にさらに力を込めた。
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次第に彼は腕の力を弱め、俺と向き直った。
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俺はただ視線を逸らすことしかできなかった。
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でも彼は、まっすぐな瞳で俺を見つめる。
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俺はさっきの仕返しだと言わんばかりに彼の胸に深く顔を埋めた。
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しゃくり上げてしまって、うまく話せない。
まだまだ言いたいこと、たくさんあるのに。
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恥ずかしすぎて耐えられない。
顔は熱いし、涙は止まらないまま。
きっと、今顔を上げたら情けないところを見られる。
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そんな抵抗も虚しく、彼の手に強引に顔を上げられた。
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彼の指が俺の涙を拭う。
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俺は最大限の返事として、彼の服をしわくちゃになるほど掴む。
そして、小さく頷いた。
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もし、神様がこの世界にいるとするのならば、気まぐれすぎる。
でも、今この瞬間だけは、
お礼を言ってあげてもいいかも。
しおん
しおん
しおん
しおん
しおん
しおん
しおん
しおん