僕は神代 唯月(かみしろ いつき)
生まれつきオッドアイだ
綺麗だと言う人もいれば気味が悪いと言う人もいる
だから、お母さんに
「眼帯で隠しなさい」
と言われていた
お母さん
神代 唯月
お母さん
神代 唯月
今日は久しぶりに外に出る
お母さん
お母さん
お母さん
神代 唯月
お母さんに渡された服は
今着ている服ボロボロの服より
とっても綺麗だった
神代 唯月
そう思いながらも僕は着替えた…
遅れたらお母さんに怒られちゃうからね
(ガチャ)
お母さん
神代 唯月
お母さん
お母さんと手を繋ぎ僕は外に出た
神代 唯月
神代 唯月
お母さん
神代 唯月
お母さんに連れられてある山に入った
神代 唯月
お母さん
神代 唯月
お母さん
お母さん
神代 唯月
お母さん
神代 唯月
お母さんが黙った時はこれ以上聞いてはいけない
だって…怒られちゃう…
お母さん
神代 唯月
目の前には村の人達が沢山いる
神代 唯月
お母さん
神代 唯月
村長
神代 唯月
村長
神代 唯月
村長
村長
村長
神代 唯月
村長
神代 唯月
神代 唯月
村長
村長に言われた通り僕は扉に向かって歩き出した
後ろの方には村の人達がいる
神代 唯月
真剣な顔をしている人や
笑顔の人がいる
僕はそれが
恐ろしくてたまらなかった…
神代 唯月
目の前には大きな扉があった
村長
神代 唯月
(ギィ゛…)
神代 唯月
神代 唯月
村長
村長
男の人たち
(ギィィィ)
神代 唯月
開いた瞬間…
(ドンッ)
神代 唯月
男の人たちに押され、僕はこけた
村長
神代 唯月
(バタンッ)
扉が閉まった
神代 唯月
村長
神代 唯月
神代 唯月
村長
神代 唯月
村長
神代 唯月
お母さん
神代 唯月
神代 唯月
お母さん
村長
神代 唯月
村長
足音が離れていく…
神代 唯月
神代 唯月
足音が…聞こえなくなった…
神代 唯月
神代 唯月
神代 唯月
神代 唯月
神代 唯月
゛愛されたかった゛
神代 唯月
神代 唯月
神代 唯月
神代 唯月
神代 唯月
僕はそこで意識を失った…
?