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生贄の僕と不器用な鬼さん

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生贄の僕と不器用な鬼さん

1 - 生贄の僕と不器用な鬼さん

♥

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2019年04月09日

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僕は神代 唯月(かみしろ いつき)

生まれつきオッドアイだ

綺麗だと言う人もいれば気味が悪いと言う人もいる

だから、お母さんに

「眼帯で隠しなさい」

と言われていた

お母さん

唯月

神代 唯月

なんですか?お母さん

お母さん

今日は出かけるわよ

神代 唯月

はい

今日は久しぶりに外に出る

お母さん

その汚い格好だったら外に出れないから

お母さん

これに着替えなさい

お母さん

早く終わらしてね

神代 唯月

わかりました

お母さんに渡された服は

今着ている服ボロボロの服より

とっても綺麗だった

神代 唯月

(こんな綺麗な服…僕が着ていいのかな…)

そう思いながらも僕は着替えた…

遅れたらお母さんに怒られちゃうからね

(ガチャ)

お母さん

終わった?

神代 唯月

はい

お母さん

じゃあ、行くわよ

お母さんと手を繋ぎ僕は外に出た

神代 唯月

(何年ぶりだろう…)

神代 唯月

(手を繋ぐのも…外に出るのも…)

お母さん

皆を待たせてるからね

神代 唯月

?はい

お母さんに連れられてある山に入った

神代 唯月

お母さん…

お母さん

なに?

神代 唯月

ここは確か鬼のいる…

お母さん

そうよ

お母さん

鬼のいる山

神代 唯月

何故ここに?

お母さん

神代 唯月

(あ、これ以上はダメか…)

お母さんが黙った時はこれ以上聞いてはいけない

だって…怒られちゃう…

お母さん

ここよ

神代 唯月

!?

目の前には村の人達が沢山いる

神代 唯月

え?どうゆうことですか?

お母さん

とりあえず村長の言うことを聞きなさい

神代 唯月

…はい

村長

おぉ、唯月か…

神代 唯月

お久しぶりです…

村長

これからわしの言うことをしっかり聞くんじゃぞ

神代 唯月

はい

村長

この少し先に大きな扉がある

村長

その扉を開けたら真っ直ぐ行くんじゃ

村長

決して戻ってきては行かんぞ

神代 唯月

何故ですか?

村長

神代 唯月

神代 唯月

わかりました…

村長

その扉まではみんなで行く

村長に言われた通り僕は扉に向かって歩き出した

後ろの方には村の人達がいる

神代 唯月

(僕と同い年くらいの子もいる…)

真剣な顔をしている人や

笑顔の人がいる

僕はそれが

恐ろしくてたまらなかった…

神代 唯月

(ここかな?)

目の前には大きな扉があった

村長

その扉を開けるんじゃ

神代 唯月

はい…

(ギィ゛…)

神代 唯月

(お、重い…)

神代 唯月

(僕一人じゃ開けれないよ!)

村長

村長

手伝ってやれ

男の人たち

はい

(ギィィィ)

神代 唯月

(開いた!)

開いた瞬間…

(ドンッ)

神代 唯月

!?

男の人たちに押され、僕はこけた

村長

早く閉めろ!

神代 唯月

え?

(バタンッ)

扉が閉まった

神代 唯月

どうゆうことですか!?

村長

言っただろうお前は前に進むだけでいい…

神代 唯月

意味わかんないです!

神代 唯月

開けてください!

村長

前に進めと言っておるだろう!

神代 唯月

ッ……

村長

お前はいらないんだよ…

神代 唯月

え…?

お母さん

あんたなんか…産まなきゃよかった…

神代 唯月

お、お母さん?

神代 唯月

ねぇ…嘘だよね…?

お母さん

村長

神代 唯月

ねぇ!

村長

行くぞ

足音が離れていく…

神代 唯月

やだやだ!置いてかないで!

神代 唯月

一人にしないで!

足音が…聞こえなくなった…

神代 唯月

神代 唯月

(わかってた…自分がいらない子だって…)

神代 唯月

神代 唯月

それでも…僕は…

神代 唯月

少しでもいいから…

゛愛されたかった゛

神代 唯月

神代 唯月

ウ…グスッ

神代 唯月

あーあ…もういいや…

神代 唯月

だんだん寒くなってきたし…

神代 唯月

もう…

僕はそこで意識を失った…

誰だ…こいつ…

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