TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

        しゆん視点

7年前、俺はすとぷりに入っていた。

活動はとても楽しく、酷いコメントが書かれていても、メンバーが支えてくれた。

中でも、莉犬は俺をよく、気にかけてくれた。

莉犬は俺だけじゃなく、みんなに優しかった。

そんな莉犬に俺はどんどん、惹かれていった。

でも、そんなある時、俺は気づいてしまった。

莉犬の笑顔が偽物であることを。

俺は、子供の頃から、周りのことによく気がつく子だった。

だから、最初に莉犬に会った時も、他の人よりも笑顔がぎこちないように感じた。

しかし、みんなはそのことに、違和感を持っていなかったから、その時は俺の考えすぎだと思っていた。

だが、莉犬と一緒の時間を過ごしていくにつれ、俺の中の違和感は大きくなっていた。

ゲームで負けた時の悔しそうな顔、武道館ライブが決まった時の嬉しそうな顔、みんなでいる時の楽しそうな顔、

全てが、ぎこちなかった。

でも、ただ一つ、誰かを心配する時の顔だけは本物に見えた。

だから、俺は莉犬に聞こうと思ったんだ。

本当のことを、莉犬の口から聞きたいと思ったから。

その日は、雨が降っていた。

生放送を終え、その帰りに、俺は莉犬に聞いてみることにした。

しゆん

なぁ、莉犬.... 。

莉犬

どうしたの?

しゆん

莉犬は今、本当に笑えてるのか?

莉犬

っ!

莉犬

ど、どうだの?

莉犬

そんなこと聞くなんて.... 。

しゆん

ちゃんと、俺の質問に答えて!

莉犬

....

莉犬

場所、

莉犬

少し移動しない?

人気のない方に歩きながら莉犬は言う

莉犬

俺ね、感情が欠けてるみたいなの。

しゆん

え?

莉犬

なー君と病院に行った時にね、先生に言われたの.... 。

しゆん

どうして⁉︎

莉犬

俺、小さい頃から両親に虐待をされてきたんだよね.... 。

しゆん

っ!

莉犬

何で、俺を叩いたり、蹴ったりするのか、ずっと考えてたけど、今でもわからない.... 。

莉犬

ただ、そんなことをされているうちに、何をされても、なんにも感じなくなっちゃったんだよね。

しゆん

....

莉犬

ただ、そんな時、インターネットで、知り合ったなー君が、

莉犬

俺をあの家から救い出してくれたんだ。

しゆん

(知らなかった。莉犬にそんな過去があったなんて.... 。でも....それってつまり )

しゆん

それってつまり、俺たちといた時間、何も感じず、ただ単に嘘の笑顔を貼り付けてたってこと‼︎?

しゆん

なんで、何で俺たちにもっと早く話してくれなかったの!!??

しゆん

(やばい、こんなことが言いたいんじゃないのに.... 。止まんないよ‼︎)

しゆん

今だって、俺が問い詰めたから、言っただけであって、莉犬から話したわけじゃない!!

しゆん

俺は、この1年間ですとぷりのみんなと.... 莉犬と仲良くなれたと思ったのに、

しゆん

そう思ってたのは俺だけなの.... 。

莉犬

違うよ!

莉犬

決してそんなんことは....

しゆん

あるだろう!!!

莉犬

っ!

莉犬

しゆんくん.... 。

しゆん

名前を呼ぶな!!!!

しゆん

もう.... もう、お前なんか、仲間でも何でもない!!!!!!!

莉犬

っ!

莉犬

.... ごめんね。

しゆん

っ!

俺は気づいたら、莉犬に背中を向けて、走っていた。

その後、俺は莉犬と顔を合わせることができなかった。

そのまま、莉犬と一言も話さずに俺はすとぷりを脱退してしまった。

あの日のことを、今でも後悔している。

しゆん

(だから、)

しゆん

(仲直りするんだ.... !)

しゆん

(せっかく、同じ部屋になれたんだから、この船旅で仲直りをするんだ!!)

この作品はいかがでしたか?

139

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚