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しゆん視点
7年前、俺はすとぷりに入っていた。
活動はとても楽しく、酷いコメントが書かれていても、メンバーが支えてくれた。
中でも、莉犬は俺をよく、気にかけてくれた。
莉犬は俺だけじゃなく、みんなに優しかった。
そんな莉犬に俺はどんどん、惹かれていった。
でも、そんなある時、俺は気づいてしまった。
莉犬の笑顔が偽物であることを。
俺は、子供の頃から、周りのことによく気がつく子だった。
だから、最初に莉犬に会った時も、他の人よりも笑顔がぎこちないように感じた。
しかし、みんなはそのことに、違和感を持っていなかったから、その時は俺の考えすぎだと思っていた。
だが、莉犬と一緒の時間を過ごしていくにつれ、俺の中の違和感は大きくなっていた。
ゲームで負けた時の悔しそうな顔、武道館ライブが決まった時の嬉しそうな顔、みんなでいる時の楽しそうな顔、
全てが、ぎこちなかった。
でも、ただ一つ、誰かを心配する時の顔だけは本物に見えた。
だから、俺は莉犬に聞こうと思ったんだ。
本当のことを、莉犬の口から聞きたいと思ったから。
その日は、雨が降っていた。
生放送を終え、その帰りに、俺は莉犬に聞いてみることにした。
しゆん
莉犬
しゆん
莉犬
莉犬
莉犬
しゆん
莉犬
莉犬
莉犬
人気のない方に歩きながら莉犬は言う
莉犬
しゆん
莉犬
しゆん
莉犬
しゆん
莉犬
莉犬
しゆん
莉犬
莉犬
しゆん
しゆん
しゆん
しゆん
しゆん
しゆん
しゆん
莉犬
莉犬
しゆん
莉犬
莉犬
しゆん
しゆん
莉犬
莉犬
しゆん
俺は気づいたら、莉犬に背中を向けて、走っていた。
その後、俺は莉犬と顔を合わせることができなかった。
そのまま、莉犬と一言も話さずに俺はすとぷりを脱退してしまった。
あの日のことを、今でも後悔している。
しゆん
しゆん
しゆん