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和やかな雰囲気だったはずの昼休みの屋上。バシンッ!!という中々豪快な音と共に、俺の頬に鋭い痛みが走る。
涼真
拓海
涼真
涼真
拓海
拓海
拓海
バタンッと俺の鼻先で屋上のドアが閉まる
涼真
涼真
俺、柴崎涼真(しばさきりょうま)と、先ほど俺の鼻先でドアを閉めやがった男、小坂拓海(こさかたくみ)は幼稚園からの幼なじみである。
昔は俺を兄のように慕ってくれて、とても可愛いヤツだった
だが、今はどうだ?あの生意気っぷりは。
涼真
涼真
涼真
涼真
さっき拓海に平手打ちされて痛む頬を押さえながら、俺はコンクリの床に寝転ぶ。
三好
三好
涼真
涼真
このニコニコといかにも軽薄そうな笑みを浮かべたチャラ男風の男、(いや実際チャラ男だが)はクラスメイトの三好樹(みよしいつき)。
彼女をとっかえひっかえしているとか、社会人の彼女がいるとか、とにかく色恋の噂が絶えない男。しかもヨーロッパ系のクォーターで顔も良いときている。
涼真
三好
涼真
三好
涼真
三好
涼真
三好
三好
涼真
三好
涼真
三好
涼真
三好
涼真
俺はきっと赤く腫れているであろう左の頬を三好に見せつける
三好
三好
涼真
同情するように俺を見つめる三好に、俺は首がもげるんじゃないかレベルの勢いで首を縦に振る。
涼真
三好
三好は何やら意味ありげに微笑んむ
涼真
俺が若干不安になっていると、三好は何やらスラックスのポケットをもぞもぞと探り始めた。
涼真
涼真
三好
三好
そう言って三好がポケットから取り出したのは、何やら禍々しい色の小瓶だった。