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俺は中原中也。
俺は恵まれていない。
周りに合わせて反応してるし、笑って、悔しんで、泣いて。
色々、嫌われないようにしていた。
でも疲れたんだ。
だから、好きに生きたくて、やってみたんだ。
中也
女子A
女子A
中也
中也
俺は空気を読むことしか出来ないのか?
周りに合わせて縛られて…誰も俺に期待していない。
中也
いつしかは、虐められるようになった。
中也
画鋲は見飽きた、落書きも…全部全部全部…
ー家ー
中也
ドサッと荷物を置く
中也
ガチャッ
太宰
俺の兄、太宰治は俺の真逆で、人気者。
中也
太宰
(荷物もそのまま、床に座り込んだままの中也に、そっとしゃがむ)
中也
太宰
中也
縛っていた感情がいっきにほどけて、太宰の胸にしがみつく。
太宰
中也
太宰
中也
太宰
(珍しく太宰の声が低くなる。守る相手が目の前にいるから。)
太宰
中也
太宰
太宰
中也
太宰
(中也の頬を親指でそっと拭って、目を合わせる)
太宰
中也
太宰
太宰
中也
太宰
中也
太宰
中也
太宰
(涙で赤くなった鼻をそっとティッシュで拭きながら)
太宰
(ふざけたように言いながら、でも手つきは優しい)
中也
(恥ずかしさで泣き声がさらに弱くなる)
太宰
(指でそっとほっぺをつつく)
中也
かすかに、ほんの少しだけ口元が緩む。
太宰
(満面の笑みになって、ぎゅっと抱き寄せる)
中也
太宰
中也
太宰
ー中也の部屋ー
薄暗い天井。灯りもつけず、真っ直ぐ見上げるだけの時間。
中也
静かすぎる部屋。耳鳴りみたいに、今日の出来事だけが繰り返し頭に流れていく。
涙はもう止まったのに、胸の重さは全然消えない。
中也
長いため息。それしか出てこない。布団に沈むみたいに、心も沈んでいく。
中也
中也
中也
目を閉じると、女子Aの冷たい目も、机に仕込まれた画鋲も、落書きされたノートも全部浮かんでくる。
中也
ただ、もう…泣く力すら残っていなかった。
そのとき。
ガチャッ——
遠慮のないノックと共に、太宰が再びひょこっと顔を出す。
太宰
返事がなくても、太宰は入ってくる。
太宰
(天井を見つめたままの中也を見て、一瞬だけ表情が曇る)
太宰
太宰、そっと中也の隣に座る。言葉を急かさず、ただ気配だけを置く。
太宰
中也
太宰
(わざと軽い返事。でも視線は優しい)
太宰
そう言って中也の隣に寝っ転がる。
太宰
小さく肩が触れ合う位置で。
太宰
中也
太宰
中也
でもさっきより、少しだけ声に力が戻ってる。
太宰
中也
太宰
太宰は口を閉じたまま、でも横で存在を消さずにいてくれる。
中也
小さく呼ぶ声。太宰はすぐに横を向いて、中也の顔を覗き込む。
太宰
中也
言いかけて、言葉が喉でつっかえる。言った瞬間に、全部崩れそうで。でも言わないと、この重さがどこにも行かない。
太宰は急かさない。ただ、静かに待つ。
中也
ぽつりと。
中也
薄暗い部屋で、震える声だけが浮かぶ。
中也
その瞬間。
太宰の手が、そっと中也の頭に触れる。
太宰
声はいつもの軽さじゃない。ひどく静かで、真っ直ぐだった。
太宰
中也
太宰
中也
太宰
中也
太宰
中也の瞳が揺れる。その揺れを見逃さず、太宰は優しく続ける。
太宰
中也
太宰
中也
耐えていた涙が、もう一度あふれそうになる。
太宰はそっと中也を引き寄せ、頭を自分の胸に預けさせる。
太宰
中也
(小さくしゃくりあげながらしがみつく)
太宰
中也
太宰の返事は簡単で、優しかった。
太宰
中也
泣き声で途切れそうなその問いに、太宰は一瞬も迷わなかった。
太宰
中也
決壊した涙。隠していた本音が、ようやく形になった。
太宰は中也の背をゆっくり撫でながら、その言葉の重さをちゃんと受け止める。
太宰
中也
太宰
中也
太宰
太宰
中也
太宰
中也は太宰の胸元をぎゅっと掴む。言葉よりその指先の震えが、全部を語っていた。
太宰
中也
太宰
中也
太宰
中也
太宰
中也は少しだけためらってから、太宰の胸にぎゅっと顔を埋めた。
中也
太宰は微笑んで、そっと抱きしめ返す。
太宰
太宰
中也
太宰は笑いながら、でもその笑顔には優しさがぎゅっと詰まっている。
中也の肩を抱き寄せ、頭を自分の胸に押し付ける。
太宰
中也
太宰
中也は小さく頷き、涙をぽろぽろ零しながらも、少しずつ落ち着きを取り戻していく。
太宰
中也
太宰
中也