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子供が生まれる少し前の物語。 平成2年8月25日より、前の物語。 嫁のあき、旦那のひで 2人は、結婚前にとあるパワースポットの滝に行きました。 そんな処から始まる短い物語。 お付き合いをお願い致します。
2人は、某パワースポットの滝に行きました。
ひで
あき
あき
観光客
カシャッ!
ひで
そんな何気ない景色と時間を楽しみながらふたりは、家路についた。
ひで
、、、四日後
あき
不在着信
あき
ーーーー
通話
05:23
あき
病院
あき
病院
あき
病院
病院からの電話を最後まで聞く前に、 あきは、一緒に住んでいた母に話にならないまま泣きながら
あき
あきの母
あき
あきの母
事情を聞かれてもそんな事わからない。 ただ、ただ、漠然とした『恐怖』と『死』が頭をよぎり、言葉に出来ずに病院に向かった。
車の扉を開けバタンッ!と閉め バタバタバタバタ 走る足音。。。 フロントで、
あき
病院
あき
不安と焦りから口調が強くなってしまったが、そんなのお構いなし。 漠然とした、不安が徐々に広がる。
あきの母
車を止めて、遅れてきた母が聞く。
病院
スタスタスタ スリッパ の音がやたら響く。 緊急治療室? 近づくに連れて、現実が押し付けられる。
病院
あきの母
あき
恐怖から言葉が出てこない。
病院
あき
、、、四日後。
ひでの意識は、戻ったがその後 四日間に渡り、40度以上の高熱が続き 体重は落ち、体力も無くなりつつ 原因もわからないままであった。
病院
あき
病院
医者なんだから治してよ。 原因不明ってなに? あと2日ってなに? 子供が生まれるのに?なんで? と色々がいっぺんにきたが、何も言えずにその場を去った。
あきの母
あき
あきの母
あき
あきの母
あき
あきの母
あき
夕飯を少しだけ食べて、自分の部屋に向かった。
あき
あきの母
あきは、旅行の日を思い出しながら なんで、あんなに幸せだったのに。 こんな一瞬で? なんで? これからどうしたらいい? 子供が生まれるのに、どうすればいい? と恐怖が詰め寄り泣き出し 泣き泣き泣き。 疲れて眠っていった。
あき
ふっと何か触れられた気がして、寝ぼけながら目が覚める。 ヒヤっとした空気が部屋を包む。
あき
あき
ハッ!と気づく。 ひでは、いない。 誰?
誰かが足首をヒヤっとした手で掴んでる。
あき
シーーーーーーンッ!
自分の声など、届いていないかの様に 他に誰もいないかの様に静かだ。 恐怖だけが詰め寄る。
あき
あきは、叫ぶが誰もこない。 そして、、、
急に力強く足を引っ張られ布団の中に 引き込まれていく。 必死に周りにしがみつこうとするが ヌルっとした感覚で、全てが滑る。
あき
あきは、布団に引きずり込まれ 恐怖の中目を閉じていたが 引く勢いが止んだ為 そっと、目を開けた。
あき
あきは、恐怖のあまり声を出せずにいた。 目を開けた目の前に 日本人離れをした 真っ白な顔をした 男性の顔があった。。。
ちゅちゅちゅ ススメの鳴き声と母の作るコーヒーの香りで目が覚める
あきの母
あき
スタスタスタ
あき
あきの母
あき
あきの母
あきは、ゾッとした。 足首と腕に、大きな手方の痣がくっきりと残っている。
あき
あきの母
あき
あきの母
あき
あきは、恐怖のあまり昨晩の事を忘れていた。
あきの母
あき
あきの母
母のいつもと違う様子に背筋がひんやりしてきた。
あき
あきは、渡された写真に目を通した。 出発前の何気なくふざけた写真。 高速道路で、流したカセットテープのタイトルを写真に収めてたり、ランチをしたお店の前で、車をバックにポーズを決めた写真をみて
あき
あきの母
あきの幸せな笑顔と裏腹に母は、何かを焦っている。 なんだろう?っと思いながら数枚流し見をした。
あき
あき
あきの母
あきは、少し怖くなった。 その写真には、今まで見た事のない オーブの量。。。
あきの母
母の一言が、 次の一枚をめくるの 5秒程の時間をあきにかけさせた。
その写真は、パワースポットの滝の前で 観光客に撮ってもらった ひでとあき2人の記念写真。。。
あき
あき
あき
背筋が凍った。。。 腰の方からゾクゾクッ!と 首筋にかけて。 段々、、、 段々、、 冷たく ひんやりした空気が 腰から首にかけ 恐怖が伝う。
ひでとあきの顔の横に 日本人離れした 真っ白な顔と ひでの胸を握る真っ白な手が伸びている。
あきの母
あき
自分の痣の位置に気づき 真っ青になるあき。
あきの母
ピンポーンピンポーン ドンドンドン!
あきの母
住職
あきの母
住職
あき
訳もわからず、お経が始まる。
住職
〜〜2時間半後
住職
あき
住職
あき
あきの母
住職
病院
通話
00:00
病院からの着信が鳴り響く。
あき
病院
あき
頭が真っ白になった。
病院
安堵が押し寄せてきて あきは、その場で泣き崩れた。 あきの母は、ひでが亡くなったと勘違いし共に泣き、慌てて病院に行き 改めて、元気な姿に え。と驚いたそうw笑"
ひで
あき
あきの母
ひで
あき
この話は、昔母と父があったという出来事です。 母のハッタリか、本当の話なのかは、分からずじまいですが それから29年、いまだに布団から足を出して寝れません。笑" 明日も、1日楽しんで頑張りましょうー! よい1日をー!