君に伝えたいこと

コツコツと黒板に字を書く音がする｡

｢え〜､ここの式は代入して…｣

先生はよくわからん呪文を唱えている｡

数学…そう､それは睡魔を誘う悪魔なのだ…！

後ろに居る胸毛マンにちょっかいでも出しとこ｡

ニッコニコ笑顔で声をかける｡

…あれ､なんか怒っとる？

そんなこと言ってたらセンラの顔がみるみるうちに般若に変わっていった｡

鬼の形相で席を立つ｡

クラスの視線は全て俺たちに向けられた｡

先生まであたふたする程の怒りを見せるセンラ｡

…ていうか､先生ここであたふたすんやなくて注意するんやないの？

突然ニコッと笑うセンラ｡

怖すぎ…！

超笑いながらつらつらと正論を述べるセンラ｡

これが悪魔の微笑みってやつか…(?)

そこまで言ったセンラは周りの視線に気がついた｡

俺の方をギロっと睨んでくる。

センラの顔は漫画のように青くなっていく｡

｢千原君どしたんだろね？｣

｢さかたんにめっちゃ怒ってんじゃんw｣

｢みんな〜センラ君オコだよ〜w｣

教室に飛び交うみんなの声にセンラは顔を赤くした｡

みんな知りたい？今のセンラの顔の状況w

顔の上半分は真っ青 顔の下半分は真っ赤

まだ熟してないトマトみたいになっとる(?)

2人して席に座る｡

やっぱ､先生って凄いね｡

俺らが座った瞬間､今まで何事も無かったかのように授業始めちゃうから｡

周りが落ち着いたのはいいものの､数学は変わらずだるい｡

あれ､これさっきも言ったな…｢振り出しに戻る｣だ！(?)

教科書と問題集で周りを囲んでうつ伏せになる｡ これで準備OKだ

小さい声でそう呟き､｢坂田､数学のお勉強終了｣の合図を打った｡

どうも､きゃらめるらて｡です｡

ネタが思いつかず番外編を書いてみました｡

思ってた倍おかしくなりましたね…w

ネタが尽きたら色んな連載で番外編を書くかもしれません｡

いつか､私の作品が楽しみ！って人が出てくるようにしたいです｡

あ､そんなの無理か｡