肌寒さを感じ、目が覚めた。
枕元に置かれてあるデジタル時計には
6:27 と表示されている。
重い体を庇うように上体を起こせば
昨日の余韻で頭がズキズキと痛む。
二日酔いだ。
ふと視線を下ろすと、
硬い床の上で体を丸めて眠るえいじの姿があった。
つりめ
つりめは自分を包んでた毛布をえいじにかける。
物音を立てないように台所へ向かう。
すると水を飲んでいたそらがつりめに気づく。
そら
つりめ
つりめ
ガラスでできたコップを両手に持ち、
ちまちまと水を飲むつりめとは違い、
そらは一気に水を飲み干した。
そら
つりめ
そら
そら
そら
つりめ
そらが突然つりめの髪の毛をボサボサにする。
つりめ
そら
そら
と、手をひらひらさせながら
そらは台所を出て行った。
全く、マイペースなんだから。
コメント
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楽しみに待ってます!
♡200で5話だします