小学五年生の時、私は学校行事で自然に囲まれた場所で五日間過ごしました
同級生1
同級生2
同級生3
バスの車内では同級生の楽しげな声が聞こえてくる
私は乗り物酔いが酷く、酔い止めを飲んでいたこともあり、薬の副作用で目的地に着くまでずっと眠っていた
同級生3
ゆさゆさと肩を揺すられ目が覚めた
同級生3
私
私
バスを降りると点呼を取っているところだった
同級生2
同級生1
私
無事、点呼も取り終え建物内に入る
建物内は広く、一階の壁沿いに螺旋を描くように伸びたスロープで二階へと移動した
同級生1
同級生3
私
同級生2
食堂では大学生の男女数人の自己紹介が行われた
ここにいる間私たちに同行するらしい、自己紹介が終わると次に、部屋へと案内された
同級生2
二段ベットが奥から五つ、もう片方の壁側に二つ並んでいた
私は扉に一番近い二段ベットの下だった
初日は、特にすることはなく建物内で過ごし、夜は天体観測とキャンプファイヤーをした
同級生3
時間はあっという間に過ぎ、気づけば就寝時間
いつもと違う場所
同級生とのお泊りに楽しくて眠れないらしい同室者たちは一つのベットに集まり誰からともなく「恋バナ」を始めた
同級生1
同級生3
同級生2
消灯時間を過ぎても「恋バナ」で盛り上がる同室者
部屋のドアは見回りの教師陣や大学生が生徒の様子を確認するため開けていた
真っ暗な廊下から一筋の光が見える
その光の先を見るとクラス担任だった
部屋の中を照らし、「早く寝なさい」と言って廊下を進んで行った
私はバスの車内でずっと眠っていたため、睡魔に襲われず、ただじっと目を閉じ横になっていた。
ふと、目を覚ますと部屋は静かだった
同室者はみんな話疲れて眠ったらしい
私
時計を持っていないので時間の確認は出来なかったが多分、夜中の一時ぐらいだろうか
寝息だけが聞こえる室内は静かで、廊下からヒールのような靴音が響いた
コツンッ
コツンッ
私
私
そう思っている間にも靴音はどんどん近づいてくる
怖くて視線を逸らしたいのに何故か廊下から視線をそらせず
首だけ固定されたかのように動けなかった
懐中電灯の光が部屋の前を横切る
そして、乾いた靴音を響かせていた人物が姿を現した
赤いワンピースに黒髪ロングな女の人だった
部屋の中を覗きながら通り過ぎていった
私
怖かった
まだこの場所に来て初日だが、見たことない人だった
同然、山を少し降りれば民家はあるが夜中に山を登りこの建物に訪れる人などいないだろう
私が恐怖したのは知らない人だったから、だけではない
目だ
女の人の目は猫のように黒目が縦に伸び、その目の大きさも普通の人間とは思えなかった
私
女の人が通り過ぎてから靴音は聞こえなくなった
食堂とは反対方向にあるのはお風呂場だけだ
私は声が出せず、そのまま意識を失った
眼が覚めると朝
夜中のことを同室者に話したが
同級生3
同級生1
私
同級生1
同級生2
と、言われた
初日にこんな体験をしたせいで、私の自然学校の思い出は最悪なものになりました
コメント
5件
((´д`)) ブルブル…
😝みひろ😜さん このような体験をしたのは初めてだったので本当に凄く怖かったです。
めちゃくちゃ 怖い😭