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【スプラ】連載小説「漆黒の帝王」

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【スプラ】連載小説「漆黒の帝王」

18 - EPILOGUE4「死か栄光か」

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2025年04月26日

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BLACKBIRDは、ホタルから言われたことがずっと頭から離れずにいたが、返答をする暇もなく戦場に赴くこととなったのだ。

BLACKBIRD

何?本当か?!

諜報班

はい!テロ組織を突き止めました!

BLACKBIRD

場所は?

諜報班

もちろん把握済みです!

BLACKBIRD

すぐに向かうぞ!ヘリをよこせ!

諜報班

了解しました!ボス!

テロは3つの組織が合同で動いていた。

一つは、表向きは政党と語っているが、実際はブキ密売人らと密接な繋がりのある、イスラム・ジャマーヒリーヤ党。この総書記たるムハンマド・アリー=ジャマーラーヒディーこそが、すべてを裏で動かしていた黒幕であった。テロ組織アリカイェーダを操り、BLACKBIRD暗殺事件を起こしたのだ。

だが、皮肉にも彼らが殺した”はず”のBLACKBIRDは、偽名を使い生き永らえていた。

BLACKBIRD

愚か者どもめ、あの程度で死ぬほど、この俺はやわではあるまい。

もう一つは、世界統治機構の政治体制に不満を持つ原始共産主義過激派武装勢力、クルマエ・ルージュである。

彼等は、世界統治機構本部執行委員会軍需管理職兼財政管理職であるBLACKBIRDを殺すことで、世界統治機構の影響力を削ごうと考えていた。

BLACKBIRD

原始共産主義など、立ちいかなくなる。なぜ、人民社会主義が最高の考え方だとわからん........

そして、最後の一つ、クー・シュリンプス・クランである。

彼等は、イカ至上主義勢力の秘密結社であり、タコや他の海洋類との共存を深めようとしているBLACKBIRDの海洋類友好親善機構が邪魔だった。そこで、BLACKBIRDを殺し、海洋類友好親善機構を潰してしまおう、と考えたのだ。

BLACKBIRD

タコも、イカも、同じ旗の下に共存しよう、と常日頃から言っているであろうに......

どの組織も、最終的な目標が一致した事により共同でテロを行う事となった。ただ、実際はムハンマドが殆どの権力を握っていた。

BLACKBIRDは、世界統一防衛軍大元帥直衛部隊と、メタル・プレデター戦闘班を引き連れて、敵テロ組織の合同司令部に遠征した。

現地では、既に世界統一防衛軍陸上軍第658歩兵小隊と世界統一防衛軍陸上軍第66狙撃旅団が待機しており、敵の偵察を行っていた。

BLACKBIRD

どうだ、状況は?何か敵に動きでもあったか?

第658歩兵小隊隊長

今のところ動きはありません。

第658歩兵小隊隊長

礼拝して、会議して、いつも通りに監視して、特に警戒を強めている様子はありません。

第658歩兵小隊隊長

ただ、数が多いので、閣下がいない中で、正面切っての戦闘はできませんでした。

BLACKBIRD

おまけに敵は実弾装備、こりゃあたちが悪い。側面から一気に叩くか......

BLACKBIRD

まぁ、いい。どっちにせよ長期戦は望ましくないな。

BLACKBIRD

お前達も俺も、家族を待たせているんだし、ここは一つ、俺が先陣を切る。お前達は後ろから突っ込んで来い。

そうして、夜を待つ........

夜、突撃開始。

BLACKBIRD

よし、突撃だ!

アリカイェーダ戦闘員

م، ماذا؟(何だ?)

クルマエ・ルージュの武装民兵

នរណា?!(誰だ?!)

クー・シュリンプス・クランの構成員

Damn it, it's an enemy attack! Someone???????(畜生、敵襲だ!誰か........)

戦場では一瞬の隙が死に直結する。

いつ、何時も........

アリカイェーダ戦闘員

ぐわぁ!

クルマエ・ルージュの武装民兵

バカなぁぁぁぁぁ

クー・シュリンプス・クランの構成員

Gu........ It's all about squid........

動けなかった敵は次々と神経ガスを混ぜた特殊インクを大量に浴び、もがきながら息絶えた。

BLACKBIRD

Вы, террористы!(くたばれ、テロリストども!)

BLACKBIRDは、MPR-22B(AKS-74Uが元ネタ)を連射してインクの弾幕を張る。

第658歩兵小隊隊長

Ураааааааааааааааа!(突撃!)

しかし、敵も黙ってはいなかった。

アリカイェーダ戦闘員

総員、撃て!

クルマエ・ルージュの武装民兵

ぶっ殺せ!

クー・シュリンプス・クランの構成員

犬めが!

隊員

ぐわぁ!ボ.....ボス....

隊員A

はぁはぁ.......畜生......俺は生きて、帰るん....だ....

BLACKBIRD

ちぃっ、まずい。固まられると厄介だ。

BLACKBIRD

グレネードをなげて散開!

第658歩兵小隊隊長

閣下!危ない!

BLACKBIRD

う.....うぉっ!

BLACKBIRD

あぶねえ......危うくトヴァーリンの二の舞になるところだったな。

BLACKBIRD

にしても、ズカフェノフスキー大元帥閣下も、いい戦士たちをよこしてくれたもんだ。

第658歩兵小隊隊長

いえ、他の組織とはいえ、メタル・プレデターの統括本部長ですからね。死なせたら大変です。

BLACKBIRD

ハハハハハ!そうだな!

第658歩兵小隊隊長

でも、時々、”あの人”がいてくれたらなあ......って思います。

BLACKBIRD

そうだな、トヴァーリンが生きてりゃあな.......

第658歩兵小隊隊長

........ああ!戦場で雑談は禁物ですよね!さぁ、ここは私たちに任せて、先にお進みください、”ユーリ・ペトロスカ”閣下!

BLACKBIRD

じゃあ、お言葉に甘えて。

第658歩兵小隊隊長

お気を付けて!

BLACKBIRD

ああ!必ず生きて帰る!

第66狙撃旅団の狙撃兵

狙撃しろ!

BLACKBIRDと、メタル・プレデター戦闘班、ズカフェノフスキーから遣わされた大元帥直衛部隊は内部へ突入。

BLACKBIRD

撃て!

ダダダダダダダダダダダダダダ(銃声)

アリカイェーダ戦闘員

ぐはぁ.....

クルマエ・ルージュの武装民兵

畜生!

クー・シュリンプス・クランの構成員

この愚か者どもに.......死を.......(ガクッ)

BLACKBIRD

フン......愚か者はどこのどいつだ。

戦闘班隊員

ボス!こちらは制圧しました!

直衛部隊の隊員

ユーリ殿、もう、このフロアに敵はいません。

直衛部隊の隊員

しかし.......警備が薄すぎる.......

BLACKBIRD

何があるかわからん......気を付けろ!

会議室に突入........

BLACKBIRD

バン!(ドアを蹴破る音)

BLACKBIRD

動くな。貴様らが俺を殺そうとした愚かなテロリスト共か?

BLACKBIRD

俺を覚えているか?覚えていよう。そうだ、貴様らが殺した”はず”のトヴァーリンだ!(挑発的な口調で)

ムハンマド

いかにも、そうだ。私が君を殺した張本人さ。 もっとも、間接的にだが。

ムハンマドは澄ました表情で、BLACKBIRDが生きていた事などとうに知っていたかのように喋りだした。

隊員達は自分たちのボスは、大元帥は死んだものだと思っていたので衝撃を受けていた。他の敵でさえも.......

BLACKBIRD

フン。やけに潔いな。お前を生かしておく気などないぞ。直ぐに海の底へ沈めてやる。もっとも、その前にコイツらから”酷い仕打ち”を受ける事になるかもしれんがな。

ムハンマド

嘘をついたところで、拷問されるだけだろう?卑しく言い訳をする気もないのでな。

ムハンマド

これでも一応私は、宗教家であり、政治家なのだ。政治家はもっと透明な人間でなくてはならない。宗教家は一心に神を信仰しなければならない。

ムハンマド

だから、こうして潔く、神を拝んだまま死ねるのだ。本望ではないか?

ムハンマドは嫌悪感を感じる程、非の打ち所の無い発言をする。

BLACKBIRD

潔し。 ならお望み通り、海に沈めてやろう。最後に何か言いたいことはあるか?

ムハンマド

.........الله أكبر!(神は偉大なり!)

ムハンマドがそう叫ぶと、次の瞬間施設が自爆した。

BLACKBIRD

う......うわぁぁぁ!

ほぼ全員は一瞬のうちに体を吹き飛ばされ、死んだ。

BLACKBIRDは生きてこそいたが、下半身を吹き飛ばされる致命傷を負っていた。

アリカイェーダ戦闘員

奴を見つけ出して、必ず殺せ!必ずだ!兄弟たちはやり遂げた!俺たちもやるんだ!

BLACKBIRD

く......テロリストどもめが......くたばりやがれ!

アリカイェーダ戦闘員

ぐわぁ!

アリカイェーダ戦闘員

ば.....ばかな.......

アリカイェーダ戦闘員

まだ、これほどまでの力が.......どこに....?

BLACKBIRDは致命傷を負いながらも、なおも、敵を撃った。すべて命中し、AKを構えた恐ろしい殺人鬼の群れは一瞬にして、瓦礫の山を飾る死体の塊とかした。

しかし、BLACKBIRDも、もう限界であった。

BLACKBIRD

うう........もう......だめ....か。

そこで彼は最期に、こんな言葉を言い残した。それが、彼の人生のうちで二回目の謝罪であり、最期の謝罪。そして、それが彼の愛する妹たちに向けられたものであるという事は、彼以外、誰も知らなかった。

BLACKBIRD

ホタル、ごめん。 お前の願い......叶えられないや.....

BLACKBIRD

アオリ.....どうか......俺が居なくても......元気なままで......居てくれ.....

BLACKBIRD

みんな....ご........め......ん......な...

その瞬間、BLACKBIRDの時間は停止した。それが、彼にとって、死か、栄光であったかは誰も知り得ない。

テーマ曲:Death or Glory(The Clash) https://www.youtube.com/watch?v=g7ilK8Gr9uY&list=RDg7ilK8Gr9uY&start_radio=1

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