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澪
悠真
カボチャのスープのような 優しいオレンジ色が 教室に差し込んでいた。
もうすぐ、夜が来る。
だから秋は嫌いなんだ。 夜が長いせいで彼といられる時間が どんどん減っていく。
離れるのが名残惜しくて、 私たちは適当に話し続ける。
そして 夜が来て 私たちは話を切り上げて 帰ろうとした。
悠真
その言葉の後になにが 来るかは知っていた。 悠真のくちびるが、 私のくちびるに重なり、 世界に 私たち2人しかいない 気持ちになった。
そんなことを思ったからか、 私は少し 秋が好きになっていた。