コメント
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続きあるのマジで神です……! 羊右さんのそう言うところ大好きです!!!これからどうなるんだ……
ァァア!!続き?!神すぎる!!!
続ききたぁ!!、神ってますね、!? 感謝感謝ァ!! 続き頑張ってください!!
泉鏡花
鏡花は鏡に向かってそう問う。
ふと目の下を見やると、
クマに囲まれており、
まるでパンダみたいだ。
泉鏡花
ふっと笑ってみせるが、心は笑えなかった。
あの日から、
敦が消えたあの日から
鏡花の心には光が消え、
ぽっかりと大きな穴が空いてしまった。
それは敦しか埋めることのできない穴だった。
泉鏡花
泉鏡花
拳を握る力が強くなった。
アツシ・ドストエフスキー
アツシは勢いよく部屋の扉を開け、
嬉しそうに腕をぶんぶん振り回す。
その様子をドストエフスキーは微笑む。
フョードル・ドストエフスキー
アツシ・ドストエフスキー
アツシ・ドストエフスキー
フョードル・ドストエフスキー
アツシ・ドストエフスキー
アツシ・ドストエフスキー
そんなアツシの甘い言葉に心が揺れ動かされる。
高く鼓動が鳴って仕方がない。
ああ、やっぱり好きだ。“ずっと”。
フョードル・ドストエフスキー
アツシ・ドストエフスキー
フョードル・ドストエフスキー
フョードル・ドストエフスキー
アツシ・ドストエフスキー
あれからいくつものの時が経っただろうか。
早、半年弱?
こうしてみると、あの探偵社も大したことはない。
今、“ドストエフスキー”がいるところですらも特定できないなんて。
シグマ
シグマ
と、シグマがアツシの頭を軽くこつく。
アツシ・ドストエフスキー
フョードル・ドストエフスキー
フョードル・ドストエフスキー
シグマ
シグマ
シグマ
アツシ・ドストエフスキー
フョードル・ドストエフスキー
シグマ
シグマ
シグマの後ろからニコライが顔を覗かせる。
ニコライ・ゴーゴリ
シグマ
アツシ・ドストエフスキー
フョードル・ドストエフスキー
シグマ
バタン、と扉が閉まる音がする。
泉鏡花
国木田独歩
泉鏡花
国木田独歩
国木田独歩
泉鏡花
国木田が目にクマをたくさん浮かべ、
覚束ない足取りで席に座る。
それは他の社員をそうだった。
今、敦が魔人のそばにいる。
何をされているのかなんて見当もつかない。
もしかしたら、探偵社にとって不利益なことはされていないのかもしれない。
けれど、大切な探偵社員だ。
鏡花にとっては光だ。
必ずや、取り返して、みせる。
国木田独歩
シーンと静まり返った社内に国木田の声がやけに響く。
太宰治