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あの日--
忘れもしない 世界が大きく変わってしまった、あの日。
光が失われ そして光が降り注いだ、あの日
青年
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その日 世界から月の光が消えた。
夜空に浮かぶ月にヒビが入り、 光が砕け散った。 砕けた光は流星群となり、 世界に降り注いだ。
月の光が降り注ぐ光景は美しくて、 幻想的で-- だけど、その代償は大きかった。
この世界は月が守ってくれていた。 月の光が世界を覆う邪気を浄化し、 魔物の活性化も食い止めていた。
だが月の光が失われ、 邪気を浄化する術はもうなかった。
魔物は凶暴化して人の集落を襲った。邪気に耐えきれず病にかかる者も増え 多くの人が命を落としていった。
生き残った者達にも影響は及んだ。 命を生み、育む力を多くの者が失った。
生き残った者達にも 邪気の影響は及んだ。 命を生み、育む力を 多くの者が失った。
それでも人々は 生き残る為に知恵を働かせた。
月の光の欠片は宝石となり、 世界に降り注いだ。 その宝石には膨大なエネルギーが 秘められていた。
月の光の欠片はジュエルと 呼ばれるようになり、 人々の生活を守る エネルギー源として、 様々な道具に使われるようになった。
ジュエルによって、 人々の文明は大きく発展していった。
そして月の光が消えた30年後--
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