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俺だけ。

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俺だけ。

3 - 俺だけ。

♥

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2022年07月17日

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桃赤 黄赤

俺だけ。

あれから、桃くんが冷たい気がする

俺、なんかしちゃったかなぁ....

血は飲ませてくれるけど....

赤?どうかしましたか?

黄くんの仕事を手伝っていると、思わず呟いてしまう

いや、何でもない!それより、この資料こんな感じで大丈夫?

はい、完璧です。ほんとに赤がいて助かります

いえいえ....俺が迷惑かけちゃっているだけだし....

俺は苦笑いする

じゃ、そろそろ終わりにしましょうか

黄くんはそう言うと、生徒会室にある唯一のソファに座った

そして鎖骨あたりを露わにした

どうぞ

失礼しまーす....

黄くんの白い肌に傷を付けるのはほんと悪いような気がする

俺はなるべく痛くないように、カプりと牙を立てて血を少しずつ吸った

ちゅぅ....

んん、

黄くんの手は俺の腰辺りでさまよっていて

抱き寄せるのを迷っているなんて気づかなかった

今日は高校行事の体育祭

朝から凄く大賑わいだ

これワンチャン僕らの組勝てるんじゃね!?

青ちゃんが興奮気味に言う

あー、勝ったら学食1ヶ月タダだっけ?

そうなんよっ!

確かにそれは燃えるわなw

橙くんも白いハチマキを直しながら気合いを入れている

次の種目なんやったっけ?

確か借り物競走?

うん、うちのクラス誰が出るっけ....

確か桃は出るって言ってたな

え、そうなの?

赤、桃と仲良いやん。知らんかったん?

うん....

そういえば最近一緒にいないね....喧嘩でもしたの?

いや....

多分....嫌われちゃったんだよ

声に出したら悲しくなった

何言っとんねん

桃くん赤くんにはめっちゃ過保護だし、それはないって

そうかなぁ?

あ、後生徒会長さんも出るよな

黄くん?

おん。最近赤、仲良いよな

確かに最近は教室でもよく話すようになったし

この間は、昼休みに勉強を教えてもらった

すると、急に青くんが声を上げた

ねぇ、もしかして桃くんが赤くんに冷たくなったのって生徒会長と仲良くなってからじゃない?

あ....そういえばそうかも....

あー、やっぱり

でも、どうしてだろう....

赤は鈍感やなぁw

ん?どゆこと?

まぁ、モテる男は辛いってことでw

え?

まぁまぁ....ほらっ、はじまるよ

お題、やばいやつじゃないといいけど

この青ちゃんの言葉がフラグになるとは、思いもしなかった

ピストルが鳴って、始まりの音が鳴り響く

1番手は黄くん

女の子

キャー黄くんヤバい、かっこいいっ!

俺の周りはモテるやつしかおらんのか?

黄くんは可憐な走りでお題が書かれた紙を取った

すると、何故かこっちに走ってくる

女の子

え、黄くんこっち来るんだけど!!

ん?待て待て、俺の目の前で止まったんだが?

赤、一緒に来てください

へ?

黄くんはそう言うと、俺の手を握って走りはじめる

え、ちょっ、

そのまま俺達は、1番にゴール

クラスメイト達

よっしゃあぁぁぁ!

クラスメイトが歓声をあげる中で

1人混乱。

え。あの、黄くんお題ってなんだったの?

....どうぞ

黄くんが持っていた紙を恐る恐る開ける

''好きな人"

はぇぇぇぇ//!?

自分の顔がみるみる赤くなっていく

え?//冗談だよね?

....ここで僕が冗談言うと思いますか?

え、だって生徒会長さんが俺の事好きだなん....

あたふたしている俺を黄くんは強く抱きしめた

黄くん....でしょ?

はぇ....//ご、ごめん

耳元で話されビクッとなってしまう

ふふ、可愛い....

僕、本気だから考えといてね?

う、うん....//

俺が必死でブンブン頷くと、黄くんは俺を離して行ってしまった

幸い、クラスメイトは気づいてない....と思ったら

青ちゃんと橙くんが、後ろでニヤニヤしてた

あらま、あっつい告白されちゃってぇ

やだわァ〜奥さん恥ずかし〜

やーねぇ〜

ふっ、2人とも見てたの//!?

うん。ばっちり

俺ら以外は見てないと思うから安心しいや

良かったような、悪かったような//....

俺は安心したように息をついた

この時、桃くんが見てた事とも知らずに

この作品はいかがでしたか?

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コメント

9

ユーザー
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めっちゃ大好きです、、、 連載ブクマ失礼します!! あと、続き待ってます!!!!!

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