るん
これはるんの心の中だよ!
「冥闇の迷宮」の最深部にたどり着いたるんと姫は、ついに目的の「月の聖杯」を発見しました。しかし、聖杯は単なる財宝ではなく、この迷宮を支配する強力な魔物「闇の魂魄」を封じるための鍵だったのです。
まろん
まろん
姫が聖杯に手を伸ばそうとすると、るんはすぐに彼女を制しました。
るん
るん
その瞬間、聖杯が不気味な音を立てて砕け散り、中から巨大な影の塊が姿を現しました。それは、無数の触手を蠢かせ、周囲の魔力を吸収しながら、るんと姫に襲いかかりました。
るん
るん
るんは、剣を構え、姫を背に庇いました。魔物の触手がるんに襲いかかりますが、るんはその全てを剣で払い、魔物の本体に斬りかかりました。
まさか…『月の聖杯』が、この迷宮の最深部に封じられた魔物を制御するための鍵だったとは。陛下も、歴史書に記された断片的な情報だけで判断されたのだな。
しかし…今は、姫様をお守りするしかない。王国最強の騎士の名にかけて…!
るんは魔物の触手に斬りかかり、その一撃は闇の塊を切り裂いた。しかし、魔物はすぐに再生し、さらに強力な闇のオーラを放った。
モンスター
モンスター
魔物の声が、るんの頭の中に直接響いてくる。
この魔力…!体が蝕まれていく…!だが、負けるわけにはいかない…!私は…姫様をお守りするのだ…!
るん
るん
るん
るん
モンスター
るん
るん
るんは、残った力を振り絞り、魔物の本体と思われる中心部に向けて突進した。その剣先は、闇の塊を貫き、魔物は断末魔の叫びを上げた。
モンスター
しかし、魔物は最後の抵抗として、自身の本体である「闇の結晶」をるんの体に埋め込んだ。
るん
モンスター
モンスター
モンスター
モンスター
るんの瞳から、光が失われていく。体中を闇の魔力が駆け巡り、彼女の意識を乗っ取ろうとする。
嫌だ…!姫様…!私の意識が…!私が…私でなくなる…!いや…まだだ…!まだ、闘える…!
この体は…姫様をお守りするためのものだ…!私は…まだ…!
るんは、闇の力に必死に抵抗する。しかし、その抵抗も虚しく、彼女の体は闇に染まっていく。
その様子を、隠し扉の隙間から見ていたまろ姫は、絶望に打ちひしがれた。
まろん
まろん
まろん
姫は、自身の無力さに涙を流した。しかし、その時、闇に染まりきったはずのるんの瞳が、一瞬だけ、姫をまっすぐ見つめた。
るん?
その一言は、闇の魔力を振り払うかのように、姫の心に深く突き刺さった。
まろん
姫は、涙を拭い、るんの最後の意志を胸に、隠し扉の奥へと身を隠した。外の様子は分からず、ただひたすら、るんが「逃げろ」と伝えてくれたその一瞬を信じ、救いを待ち続けた。
るん
ちーべ
るん
ちーべ
ちーべ
るん
現実のちーべはいわな… いや言うわ、ドストレートに
コメント
5件
るん〜ッ! えっと…💦姫は何をしたらよいのですか…?💦
隊長〜ッ!? 大丈夫かいなッ!?
るん隊長ぉぉぉ…… 姫様あぁぁぁぃぁあぁあ(?) 魔物っぴーやぶっ飛ばす(?)